政党紹介:日本維新の会
日本維新の会(にっぽんいしんのかい、英: Japan Innovation Party )
2015年11月におおさか維新の会(おおさかいしんのかい、英: Initiatives from Osaka)として結成された。
2016年8月23日に現在の党名に改名。略称は維新。
党本部は大阪市にある(2018年現在の日本の国政政党では唯一)。
大阪府の地域政党「大阪維新の会」(2010年結党)が母体となって結成された政党であるため、
党規約上、大阪維新の会が他の地方組織よりもはるかに強い権限をもっているという特色がある。
政策
財政政策・制度
1
行政の縦割りを排除し歳入庁を設置。徴税と社会保険料の徴収を一元化し、行政の効率化を図りつつ納税者の公平・公正感を醸成する。
2
官民ファンド、基金、特別会計等を整理し硬直化した予算配分を見直す等、歳入と歳出の抜本的な見直しにより財政の健全化を図る。
3
国民への負担を求める消費税の10%への増税は、身を切る改革と充分な歳出削減を前提とすべきであり、それまでは凍結する。
日本維新の会HPより
「維新の党」の分裂と「おおさか維新の会」の結成
2012年の結党以降、2枚看板の橋下徹と石原慎太郎の系列の議員が党内対立を繰り広げてきたが、
2014年夏にみんなの党との合併を巡って両派が決裂、橋下派38人と石原派22人(次世代の党)に分党した。
みんなの党も合併への賛否を巡って分裂し、合併派の結いの党と日本維新の会が9月に合併、
衆参あわせて52人の国会議員からなる維新の党が結党された。
しかし結党後、とりわけ橋下のライフワークであった大阪都構想の住民投票(2015年5月17日投開票)が
反対多数で否決され執行部が交代した後の維新の党では、
「政権には是々非々で対応するべき。民主党まるごとと合併する形での野党再編はありえない」と主張する党最高顧問の橋下や
日本維新の会系(以下「大阪系」)議員と、民主党や日本共産党との野党共闘を重視し民主党と
事実上まるごと合併をする形での野党再編を画策する党代表の松野頼久ら執行部側との間で路線の違いが生じていた。
党幹事長の柿沢未途が山形市長選挙で民主党や共産党が相乗りする候補を応援したことを切っ掛けに、
党内対立が表面化する。8月28日に橋下と党顧問の松井一郎が維新の党を離党、
翌29日には橋下が維新の党から分党し新党を立ち上げることを宣言し、
片山虎之助参院議員や大阪系議員らがこれに同調した。
「おおさか維新の会」という新党の設立を目指し、執行部側との分党交渉を始める。
橋下や大阪系議員らが大阪市内で「おおさか維新の会」の結党大会を開催した。
代表に橋下、幹事長に松井が暫定的に就任し、維新の党から除籍処分をされた大阪系議員を中心に19人の国会議員が参加した。
11月2日、「おおさか維新の会」の設立が届け出られた。
両者の間での内紛は、12月8日に「維新の党を将来的に解党すること」との円満合意で終結した。
この合意には「維新の党は将来的に解散すること」
「野党再編が実現した段階で、維新の党側が『維新』の名称使用をやめること」
「人件費など党運営に必要な経費を除いた政党交付金の国庫返納」
「双方が刑事訴訟や民事訴訟を取り下げること」などが盛り込まれた[30]。2016年3月、
維新の党は民主党に合流し、民進党となった。
橋下は大阪市長任期満了(2015年12月18日)での政界引退を表明しており、
一民間人として党の法律政策顧問に就任した。
なお、大阪維新の会による大阪都構想については、二度の住民投票で反対多数で否決されている。
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