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日本共産党の党員辞めました。元党員が党について思うことを話します

こんにちは。筆者は去年の秋ごろ、成り行きでネトウヨに絡まれるようになり、政治に興味を持ちました。そしてSNS上で知り合った自称保守右派の人達の話に、あまりにも日本共産党についての正確な情報がないと感じ、ネットで噂話をする人たちの情報の整合性を確認したかったこともあり、共産党の中で、この一年ほど少し積極的に勉強や会議に参加していました。

まず始めに言っておきたいのですが、筆者は日本の共産党の議員さん達のことは支持していますし、党員さん、専従さん達もいい人ばかりで、その活動の熱心さを心より尊敬します。

特に、今年行われた大阪都構想の住民投票は、否決にすることが出来ました。これには、都構想をやろうとしていた大阪維新の会以外の、全政党が同じ気持ちで反対に協力したことが大きいと思いますが、中でも長年活動している党員さんの地道な活躍のおかげというのがあったと思います。住民投票の後に行われた会議の中で「党の支持を超えて、色んな人に都構想の話をした」という数々の経験談を聞きました。投票日も、寒い中、投票会場近くに立って反対の表明をされている方々がいました。日本共産党員さん達の、国民、住民、みんなの為を想う気持ち、行動は本当に素晴らしいと思います。

しかし、だからこそ、党の抱える問題点が気になりました。筆者が一番気になった点は、これからの時代に合ったことをしようとしていない所です。

田舎の辺境の地ならまだしも、大阪市内でありながらWi-Fi環境すらない事務所、会議用に集まる部屋には、いつも誰かが使った後のゴミしんぶん赤旗散乱している。本当に党員(国民、住民)の生活を良くしたいと考え、党に来てくれる人々をもてなす気持ちがあったら、そのような部屋に招き入れるでしょうか?しんぶん赤旗を大事に思うのであれば、部屋の地べたに散乱させてほったらかしにするでしょうか?

財政が苦しいという話もチラホラ伺いましたが、何かの知らせは常に新しい封筒に入っている(少し工夫すれば使いまわせる)、紙のチラシを刷りすぎる、DVDの焼き増しを配る(YouTube等にupしてURLを教えればいいし、ディスクが無駄)等の、少し古いやり方に拘って経費の無駄になっていることを、誰も指摘しない(言うと、それを必要としている人の為にやっている、と言われる)。特に紙媒体は、メールやLINEを経由して伝えられる相手にはデータでいいはずです。紙は用意しても必要な人だけ取れるようにすればいいし、捨てる手間をかけさせるのも相手に負担になります。それに気づこうとしないのは、被災地に千羽鶴を送るのと似ているように思います。

彼らの業務のやり方は、党の中央委員会や上層部からの指示だと思います。最近「とにかく従来のやり方で、頑張って近くにいる知り合いを党員にしていこう」という動きがあります。党員を増やしたいのはわかりますが、「従来のやり方で」と感じた理由は、ネットがなかった昭和のやり方のままのように見えるからです。

仕事や生活に忙しく、休みの日は趣味を楽しみたいのが現代の普通の日本人だと思います。社会を良くしたいとか、政治のことを考えるために、決まった時間にそのような場所に足を運んで、話をしたい人がどれくらいいるでしょうか?

今は家で家事や何か別の作業をしながら、ネット上で友人達との会話に参加したり、誰かの動画や、リアルタイムの発信を聞いたり、そうやって人の話を聞く、学ぶ、参加する、というスタイルの人も沢山います。そのような現代人の新しい生活ぶりを、眼中に入れられていないように思います。

つまり、一見全国民を対象にしていながら、実はその対象者は限られています。果たしてそのやり方で民主的な改革という彼らの目的は達成されるのでしょうか?

また、綱領や理念を見るとわかりますが(ヤンキー、ギャル、ネトウヨでも分かる日本共産党の綱領)、共産主義は資本主義の次の時代です。では、気持ちの面では新しい時代に向かっていたとしても、古いやり方を大事にし、新しいやり方をあまり取り入れない人たちが、今より次の時代を担っていけるでしょうか?

党員さんも議員さんも、一人一人は素晴らしい方々ですが、組織の体質は古いままのように見えます。ここに私は大きな疑問を感じましたが、話してみると、同じようにずっと前から疑問に思っていた、という党員さんは結構いました。

他にも色々思うことはありますが今回は、共産主義=資本主義の次の時代、なのに、それを名乗る人たちのやっていることが、時代遅れの古いままでいいのか?というテーマのみとさせていただきます。

もうすぐ100年を迎え、広く浸透していなくても、28万人という大勢の人を党員に抱えています。例えば、国籍や国内外を問わず入会が可能な、個人が立ち上げた某オンラインサロンでも、日本国内一位は7万人台です。その4倍の人数がいます。そのように一部の人には長年支持され、人々のオフラインコミュニティとして必要とされてきた政党団体です。信用して支持してきた人々を裏切らないためと、党員という肩書がマイナスイメージにならないために、頑張ってほしいと思います。

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