共産党も嘘を言っている!日本共産党員を辞めたワケ
こんにちは、元日本共産党員です。
日本共産党員を辞めた理由は、これまでも何度か記事にしましたが、組織の運営方法や体質に対する懸念点といった内容ばかりでしたので、今回は今まで明かしていなかった、もう一つの理由をお話しします。
まずはこちらのしんぶん赤旗の記事をご覧ください↓
主張 菅政権の対中姿勢 無法に物言わぬ卑屈さ改めよ
続いて、こちらの記事↓から一部抜粋させてもらいます。
共産党・志位氏「経済制裁は当然」 中国のウイグル人権弾圧念頭
共産党の志位和夫委員長は12日の記者会見で、中国当局による新疆(しんきょう)ウイグル自治区での弾圧を念頭に、深刻な人権侵害に関与した個人・団体に対して資産凍結などの制裁を科すための法律の制定を目指す超党派の動きがあることに関し、「極めて深刻な人権侵害があった場合に、経済制裁(を科すの)は当然だというのが私たちの考えだ」と述べた。
筆者は党に居た頃、今後の自分のビジネスの海外への展開を視野に入れて、外国語を学んだり、海外の人との交流もするようになりました。英語や中国語を話せる人は世界的にも多く、海外で何かをする上で、英語くらいはわかるようにしておくのが基本です。
そこで気になるのは、やはり中国の経済成長や、米中関係についてでした。多くの海外の人と話しているうちに、次第にいろんな情報が聞けるようになり、日本では中国政府について「帝国主義、独裁的な政治で、ウイグルやチベット、モンゴルは弾圧や迫害を受けている」との認識が一般的ですが、中国国民はどう思っているのか?この疑問を、日本にいる中国出身の友人や、中国本土にいる友人に聞いてみたことがありました。
すると、「真実の報道」をウリにしている日本共産党の「しんぶん赤旗」も「ウイグルは弾圧されている」としていますが、中国人達はみんな「そんな事実はない。日本にいるとよくそのデマを見かけるけど、新彊の友人も普通に学校にいる」と言います。(因みに、ネトウヨがよく言う「中国では宗教が認められていない」もデタラメ。)
確かに、SNSに投稿されている中国の人たちの様子を見ていると、連休中には新彊に観光に行く人も多く、WeiboやDouyinで少し調べれば、その地区の方々が今も普通に平和に暮らしているのも分かります。芸能界で活躍する新彊出身の俳優やアイドルも普通にいます。もし本当に彼らがひどい人権侵害を受けていたら、日本や海外に行って生活する中国国民の方から、もっと証言が上がるはずですよね。
日本には「迫害されている彼らを助けたい」と言って、活動している団体もあります。日本で何かすれば彼らは助かるんでしょうか?そもそも迫害は本当に存在するのでしょうか?ネット上には、この件はC〇Aによる捏造という情報もありました。
真偽は一旦置いておくとして、筆者が疑問に感じたのは、海外の人や、中国人と交流もしていない日本共産党員に質問すると、「ウイグルは迫害されている」と信じきっている点です。彼らは現地の事情や事実を何も知らなくても、日本共産党を心から信用し、真実を報道するとうたっている日本共産党のしんぶん赤旗がそう報じているから間違いない、と信じて疑わないのです。
確かに、しんぶん赤旗の報じる内容は、他の新聞社のようにスポンサーへの忖度がなく、他社が報じることが出来ないような真実や、スクープが早く上がってくるのも事実です。「桜を見る会問題」なんかも、しんぶん赤旗の調査から発覚した事件でした。
しかし、中国人の友人が「新彊は弾圧されてない」と話す、一方で中国についてよく知らない日本共産党員が「中国共産党はウイグルを弾圧している」と言い、情報を知っている気になって信じ込んでいる。現地を見て生活している現地の人が知らないことでも、現地に行ったことがない「他国民の我々の方が事実をよく知っている」と、言い切れるでしょうか?
筆者は日本共産党の議員さんや党員さんを、決して悪い人達だとは思いませんし、離党した今でも、日本の議員や政党の中では一番信用できると思い、支持もしています。が、もしこの件が本当にC〇Aか何かの捏造なのであれば、なぜ日本共産党も、アメリカ追従の右翼系の団体と一緒に嘘をつく必要があるのだろう?と疑問に思います。
日本共産党に所属していると、他国に対する悪い情報も、デマも全て「日本共産党の言うことは信じ込んで、同じ考えを持ち、一緒に批判しないといけない」かのような風潮があります。(この風潮は、日本の中での日本人の集まりであれば、どんな団体でも似たようなものだと思いますが)
そのような団体に所属することによって、海外の人に対して偏見を持ったまま話してしまっては、どの国の人に対してもフラットな目で見れず、ちゃんと相手の話を聞いて事実を知ることも出来なくなります。これでは、自分の仕事や社会生活を、円滑に出来にくくしているのと同じです。
以上の点から、筆者が党に所属しているのは、今後の自分にとってマイナスだと思いました。これも離党に至る大きな理由の一つです。政党団体に所属して、その中でどれだけ政治のことを学んでも、結局やれるのは「日本に住んでいる間に選挙で投票すること」だけです。支持する政党だからと言って、考えや行動まで制限されては、損になっていまいます。
あなたはどう思いますか?(^^)