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離党理由は?元党員が民青同盟と日本共産党について解説します

こんばんは。
先日、ちょうど筆者と同じタイミングで、日本共産党からの離党を決意した元党員の友人がいたので、お会いして辞めた理由を確認してまいりました。

※いつも以上に少々荒っぽい文章になっています

・民青同盟の専従が痛い

民青同盟とは、ざっくり説明すると、日本共産党とは別で、政治に関心を持ち、学びたい、社会を変える活動をしたい若者のための組織みたいなもので、おそらくですが、大多数が日本共産党の党員・支持者の専従で運営しています。(青年のための組織なので、同盟員は大体30歳前に卒業、遅くとも40歳くらいまでだと思います。)

筆者の体感ですが、民青や共産党の専従には、社会人経験がない、党が好きでそのままスタッフとして働くようになった人も多く、正直普通の社会人よりも、視野が狭く、豊かでない価値観を持つ人が多いです。

そして民青同盟は、日本共産党に入る前段階の、日本の政治と日本共産党の理念を知るための教育機関のようなポジションでもあるため、入ってから、ある程度すると、日本共産党への入党が勧められます。入党するまでしつこく定期的に入党を勧められます。つまり最終的には日本共産党に入党させることが目的のようにもなっています。

党にも入ると、同盟員でもあり党員でもあるということになり、党と同盟どちらもの活動をすることになります。普通の社会人が、フルタイムで仕事をしながら、仕事の後や休日に、党の活動と同盟の活動どちらもに時間を割いて、党費も同盟費も払うことになります。活動への参加は任意ですが、正直、よっぽど政治のことを考えるのが趣味でもなければ、普通、そんな生活はしたくない人が、今の日本国民の殆どだと思います。(筆者は、党に入った時点で同盟は卒業したらいいと思うのですが、あくまで別組織で別の動きをしており、古いままのやり方が変えられない両組織には、そのような発想はなさそうです。)

しかし、一般企業で仕事をする同盟員や党員と違って、専従にとってはそれが仕事なので、その中だけの価値観で凝り固まっていたり、同盟員や党員に対して、押し付けがましくなる人もいます。組織を仕切っているのがそのような専従だと、同盟員や党員は当然不満を持ちますし、そこにお金を払ったり、時間を割く価値も感じなくなります。

筆者の友人は、党と同盟どちらにも入っていましたが、同盟の専従と話すだけの集まりに価値を感じず、辞めたいと申し出たところ、同盟の専従から「党や同盟から抜けたら、あなたは社会との関わりが減り、視野が狭くなるのではないか」と指摘されたそうです。あまりにも失礼な話で、聞いていて筆者も正直腹が立ちました。

「視野が狭い」とは、まさしく共産党の中しか社会を知らない専従に言うべきセリフだと思います。皆から集めた党費や同盟費で自分たちの給料が出ている専従は、党や同盟がなくなったら、一般企業に就職できるのか?そもそも専従って必要か?無駄な仕事しかしてないのでは?という疑問も出てきました。

日本共産党の議員さんのことは支持していても、尊敬できない人が従業員として働いている党や同盟の組織の、楽しくない集まりに、お金と時間を取られて、組織の希望する活動をさせられるという状態では、組織側のやっていることが、全く価値提供になっていません。それどころか、本来、趣味や、仕事のための学び、好きな人や家族と過ごせる、大切な時間を奪い、自分たちの為に会議をさせる、かえって害のようにすら感じます。※勿論、その集まりの居心地が良く、楽しいと感じられる人の為のコミュニティなのですが

・専従は党員(同盟員)用のインストラクターではない

例えばテニスなどのスポーツのインストラクターは、そのスポーツが出来ない人に教えるのが仕事だと思います。では、政党の専従は、党員に対して、党について教えるインストラクターでしょうか?

当たり前ですが、専従は普通の党員よりも党に接している時間が長いので、現在の党の動きや、党員に党側のやってほしい活動内容を伝えることをするようになります。

しかし、党員は党の理念や、党の良さを充分理解したうえで党に入っている為、テニスのインストラクターのように、まだテニスが上手でない人にテニスを教えるのとは少し違うと思います。なのに党員に対して、共産党が素晴らしい、支持すべきだと、重ね重ね教えたがる専従もいます。

党員の中には、若い党員でも、親世代、おじいちゃん世代も党員だったと言う人もいますし、自分で情報収集をしていて、日本の政治に対して知識がある人もいます。Twitterで政治アカウントをしている人たちも、日ごろから沢山の政治の話題に触れていて、かなり政治に詳しいと思います。そんな人に対して、共産党とは、日本の政治とは、を専従が語ろうとするのは、自分より出来る人にむかって、自分の方がインストラクターになった気分で教えているのと近い状態ではないでしょうか。

共産党について教える立場をとりたいのであれば、まだ共産党を知らない、党員でない外部の人に対して、その良さを語るべきですし、それには専従でも党員でも、知識がある人であれば可能です。つまり政治を知らない人を相手に、知られていないことを伝えられるという意味では、日本共産党について知らない一般人に対してなら、党員は皆インストラクターになれると言えると思います。ですが、専従と党員の間で、インストラクターと生徒という関係は必ずしも成り立ちません。なのに何故かインストラクター気分で、どの党員にも党について教えようとする人が、特に中間管理職のような、リーダーポジションの専従によく見かけました。

インストラクター気分になるというのは、「生徒」のような「自分より下」と認識した相手の話を聞こうとしないことにも繋がります。専従の様子を見ていると、無駄と感じると話を聞こうとしない(聞き入れる話を選ぶ)とか、聞いた話の流れを、党の政策の方針と合致する話にうまくもっていこうとする人も見かけることがありました。

勿論、ちゃんと党員の色々な話を聞ける、優しい専従の方も沢山いらっしゃいます。しかし、共産党に詳しいだけの人が、居心地良く働いていることも事実です。

離党する人が多い原因は、そこにもあると思います。賢い人は、自分より馬鹿に感じる人の指導を受け入れませんし、価値を感じないことにお金と時間を割きません。離党する人の理由をちゃんと知らないと、この先も同じことの繰り返しでしょう。

専従のすべき仕事、とるべき態度、あるべき姿とは?党員や党内外の人から、きちんと色々な意見を聞き、情報をくみ取り、それを党組織の上層部、中央委員会や議員に報告し、党の中で民意を反映させる努力をするように、働きかけることではないでしょうか?そして、党内外に関わらず、人々がわからないことや知りたいことについては、聞かれたらちゃんと説明でき、答えられればいいだけですよね。国民には色んな人がいるし、党員、党支持者にどんな人がいてもいいと思いますが、党の運営スタッフとしては、色々な人に共感し、傾聴できる人材に育成することが必要だと思います。

・コミュニティのメンバーは顧客でも商品でもある

日本共産党に限らず、サロン、コミュニティ等、会員登録が必要な「有料で入れる人の集まり」のすべてに共通することですが、そこに集まるメンバー全員が、お金を払ってそのサービスを受けている顧客です。

そして、メンバー同士で互いに楽しんだり盛り上げたりすることで、居心地のいいコミュニティにしていくことが、価値提供に繋がっています。

例えば揉め事などのトラブルや、嫌な人がいたり、マイナス要素があると、そこでのコミュニケーションに時間を割いたり、サービスにお金を払うのは嫌になりますよね。

つまり、メンバーの一人一人が、一緒に価値を提供したり、その価値を損なったりする、商品としての要素も兼ね備えます。

コミュニティを運営するスタッフの印象が悪いと、当然そのコミュニティの評判は落ちます。いくら安くても、自分にとって必要ない、質の悪い商品やサービスを買う人は、あまりいませんよね。

日本共産党の議員には良い人が多いのは事実です。と言うかむしろ、人々に対して献身的で、善良でパワフルな人しか、日本の共産党の議員にはならないと思います(;^ω^)筆者の知り合いの元議員さんにも、いつも明るくて元気をもらえます。

筆者は議員さんのことを支持はしますが、一般企業で仕事をし、社会生活をする党員に対してインストラクター気分でいる専従が活躍する党組織については、NOの態度を取らせていただきたいと思います。

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