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止まってるわたしの運命と動くわたしの細胞

わたしだけが止まってる

わたしだけ人の暮らしの中に
いないように感じる

じぶんの運命の車輪だけ
まわってないように思う

それでも動いてるわたしの一部
生活しているわたしの一部

わたしの中にもまだ元気な細胞が残ってる

まだ生きたい、生きようとする
細胞たちが残ってる

不思議な感覚で今も電車に乗っている

さっきまで絶望の淵で静止してたわたしと
ハミガキをして着替えて出かける
動くわたし

どちらもわたし、
でもどちらもわたしではない
多分、細胞たち

私はたくさんの細胞たちに生かされている


もう死にたいと思うわたしは
多分反対側からみたら
もっとわたしで生きたいと
叫んでいるんだろう

歩いてるわたし
真っ暗な世界も連れて歩く


愛が溢れだして止まらない
玉手箱
なくしました。探してます

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