「僕たちは世界を変えることができない」から考える戦後75年(Honoka)
こんばんは!Honokaです。
◯◯から考える戦後75年シリーズ。私の「平和について考える作品」は、「僕たちは世界を変えることができない。but we wanna build a school in Cambodia.」です。
映画のあらすじ
この映画は、毎日大学の授業を受けて、友達とお酒を飲むという毎日を過ごしていた医学生コータとその仲間達の話で、向井理さんをはじめとした、豪華俳優陣が出演しています。
コータの人生が変わったのは、「カンボジアの子供たちに屋根のある小学校を」というパンフレットを見た時でした。コータはすぐさま行動に移すことを決心し、一緒に活動する仲間やお金を集め始めます。
ある時、支援しようとしているカンボジアはどんな国なのかを知るために、仲間4人でカンボジアへ飛び立ちました。そこには大量虐殺の歴史、HIVなど厳しい現実がありました。
帰国した後も、仲間割れや、協力の打ち切り、大学の単位取得など、数々の困難が待ち受けていました。その中でも、なぜコータはカンボジアでの学校建設を諦めなかったのか。それは、「カンボジアの子供達の笑顔が見たい。」からでした。最終的に、カンボジアの学校建設は成功することができました。
平和活動へのモチベーション
さて、ここで戦後75年についての話をしたいと思います。被爆者の高齢化が進む中、若い世代が平和活動を続けていくことが重要になってきました。その中で、平和活動で何をしたらいいかわからない、どのようにモチベーションを保てばいいかわからないという声を聞くこともあります。
私も時々平和活動へのモチベーションが保てない時がありました。また、なぜ自分は平和活動をしているのだろう?という疑問が湧いてきた時、いつも頭をぐるぐるさせて、何か理由を探しては納得できない自分がいました。
でも、この映画を見てハッとさせられることがありました。それは、「理由は単純でいい」ということです。重要なのはつべこべ考えずにまずやりたい事をやってみることの方が大事だと気づかされました。
さらにこの映画の中では、国際協力の綺麗な部分だけでなく、失敗や苦労も描かれています。活動をしている中で、心が折れる瞬間や諦めたくなる時もあるかもしれませんが、そこで踏ん張ることで見えてくる景色もあるということがわかりました。これは一個人の考えなので、これに当てはまらない場合もあるかと思いますが、意見の一つとして捉えて頂けたら嬉しいです。
原作者と出会って
実際に原作の書籍を書いた葉田甲太さんの講演会にもお邪魔させて頂いたことがあります。その時印象に残ったのが、葉田さんが参加者一人一人とお話していたことです。どんな人とも同じ目線で接する謙虚で優しい姿にとても感動しました。私も、様々な人に寄り添うことを大切にしていきたいです。
「けんきょに、人のために、自分らしく」これは葉田さんにサインをして頂いた時に書いてもらった言葉です。今でもこの言葉を大切にしています。国際協力と平和活動で、やっていることは違えど、取り組む姿勢や心構えについて学ぶことができました。
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