【FaB】Dashアップデートのススメ【Dash】
はじめに
このnoteは、DashからはじめるFaBの続編です。
Dashの構築済みデッキを購入後、どのようにデッキを強化していけば良いかわからない方や、構築済みデッキと一緒に他のカードを買って、デッキがある程度強い状態ではじめたい方向けです。
最もカジュアルに楽しむなら、自分のヒーロークラス(DashはMechanologist)のカードが出るパックを開封して強化するのがおすすめです。
最速でデッキを強化するには、最初から高額のカードをシングルで購入する方法もありますが、FaBは高いカードを購入しても、その性能を発揮するには、一定上の経験が必要になってくるためあまりオススメできません。
今回は特に、コスパの良いシングルで的確にパワーアップを目指していくためのヒントになればと思って書いています。
History Pack1 Blitz Deck -Dash-の中身と課題
大前提として、公式から発売されているBlitzデッキの中では最も使いやすい部類に入る良デッキです。(Dash以外では、Fai、Bravoがオススメ)
中身を見ると、優良カードが多く変更点は最小限に抑えられそうです。
上のグラフは、デッキの中身をFabraryで表示したものになります。
強化コンセプト1:ピッチカラーの比率は、なるべく変えない。
ピッチカラーの比率は、アグレッシブなデッキらしく少しだけ赤が多めで、Boostを活用した連撃を実現するために、黄色より青色のカードが多く採用されています。ピッチ不足などの事故が少なく、初心者にも回しやすい比率になっているので、なるべくピッチカラーの比率を崩さないように強化したいと思います。
強化コンセプト2:コスト2ピッチに偏ったコストバランスを調整する。
コストを見てみると、青ピッチのカードに対して、明らかに2ピッチのカードが多すぎます。複数回攻撃しやすくするためにも、0や1ピッチのカードの比率を増やしたいです。コストを下げながらも、Bright Lightsで数種類追加された、1ピッチで4点出せるカードを入れることによって、デッキ全体で打点は下げないように考えていきます。
強化コンセプト3:デッキと合わせて10,000円以内で強化したい。
コスパの良いを謳っているので、構築済みデッキ(1,500から2,000円くらい)を除いて、強さは妥協せず8,000円以内で強化したいと思っています。
強化したデッキの内容について
上記のコンセプトを踏まえて、デッキの内容を考えてみました。(デッキリストはこちら)
グラフはコスト面で大きく改善されています。詳しい内容についての紹介をしていきたいと思います。
追加カードと値段について
追加カードの値段は以下の通りです。値段は2023/10/16時点のものなので、増減する可能性があります。
メインウエポンの変更
Talishar, the Lost Prince
2ピッチで4点アタックが可能!ただしターン1回!そして、3回振ると割れます。
メインウエポンは、よりアグレッシブに打点を出すことができるTalisharに変更。デッキ全体のコストバランスを改善しているので、ピッチが重くなっていることも問題にならないでしょう。
また、Pistolはoutするわけではなく、サイドプラン用(後ほど記述)にサイドボードに入れておきます。
防具の変更
Teklo Base Head
防御値1のMechanologist頭装備
一度防御するだけで壊れてしまうが、最低限の性能。
Vest of the First Fist
防御値0のGeneric胴装備
Attack action cardがヒットした時に、これを破壊すると2ピッチ得ることができる。Deep Blueと違って、手札を減らす事なくピッチを得ることができるので、採用。
Nullrune Hoodは、ピストル同様サイドボードに移動して、Deep Blueは新しい胴装備と役割が被るためoutです。
アイテムの変更
Teklo Pounder
コスト2のMechanologist Action Item
スチームカウンターが3個乗った状態で場に出て、スチームカウンターがなくなると破壊されます。
ターン最初のBoostに誘発して、スチームカウンターが取り除かれ、そのAttack action cardの打点に2点追加します。
Dashの能力で最初から盤面に出した状態でプレイします。3ターン連続で2点追加されるので、かなり強力です。
Teklo Core
コスト0のMechanologist Action Item
スチームカウンターが2個乗った状態で場に出て、スチームカウンターがなくなると破壊されます。
ターン開始時に、スチームカウンターを1個取り除いて、2ピッチ追加されます。
Hyper Driverと違って、ピッチを出すのにBoostする必要が無いため、アクションのしやすさが全く違います。
Boom Grenade
コスト0のMechanologist Action Item
スチームカウンターが1個乗った状態で場に出ます。ターン開始時にスチームカウンターを1個取り除きます。それができない場合、このアイテムは破壊されます。
Crankという能力で、場に出す際にスチームカウンターを取り除くことで、アクションポイントを1得ます。これにより手札から場に出しても、次のアクションを行うことができます。
Mechanologist attack action cardがヒットすると、このアイテムを破壊してそのプレイヤーに4点ダメージを与えます。
ターンの最後にCrankせずに場に出して、次のターンに全力で打点を出しに行くなどの選択肢も持てるので、攻撃が必ず通るように相手の手札の枚数を気にしながらプレイしましょう。
スペックの高いアイテムが入るので、元あったアイテムたちはoutです。
Dash専用カードでアップデート
Spark of Genius
コストXXのMechanologist Action
Dash専用カード。
デッキから、コストX以下のMechanologist Itemを場に出します。
このターンBoostしていた場合、カードを1枚引きます。
最初に場に出すTeklo Pounderを除く、デッキに入るアイテムは全てコストが0なため、0ピッチで唱えることになります。
Boostしていれば、ドローができるのでTeklo Coreを出したあと、ドローした1枚をアーセナルにセットして、次のターンをビックターンにすることができます。Go againが付いていない点は注意が必要です。
Boostした後に、Spark of GeniusでBoom Grenadeを持ってきて、Crankを行うと、アクションポイントを得ることができるので、1枚引いた上でまだアクションを行うことができます。
最初のBoostで相手が手札を多めに使ってくれた場合は、このコンボを使ってみると大ダメージを生み出せます!
枠の関係で、Rotary RamはOutです。
コストバランスの変更
Dive Through Data
コスト1ピッチのMechanologist Action Attack
4点の打点にBoostが付いていて、ヒットするとOpt1が行なえます。
Fender Bender
コスト1ピッチのMechanologist Action Attack
4点の打点にBoostが付いていて、防御されている装備の枚数分+1打点上がります。
Under Loop
コスト1ピッチのMechanologist Action Attack
4点の打点にBoostが付いていて、ヒットするとデッキの1番下に戻ります。
コスト2ピッチの重いカードを1ピッチに変更しながら、スペックはなるべく落とさないようにカードをチョイスしました。殆のActionカードの防御値は最大3なので、ヒットさせないためには2枚で防御しなくてはならない4点の打点を意識した構成になっています。
High Speed Impact
コスト1ピッチのMechanologist Action Attack
ヒットすると、このコンバットチェーン上の次のアタックでBoostした場合、dominateを付与する。このカード自体にもBoostが付いています。
赤に続いて青のHigh Speed Impactも採用、2点という低打点ながらも、次のBoostにdominateを付けられることを嫌って防御されることもしばしば。青のカードで着実に相手の手札を削げるのは偉いです。
T-Bone
コスト0ピッチのMechanologist Action Attack
Boostがついていて、同コンバットチェーン上でBoostが行われている場合、相手は防具1枚以上を必ず使ってこのカードを防御する必要があります。
このカードにもBoostがついているので、1枚で使っても相手の防具1枚を必ず使わせることができます。
最終奥義の追加
Maximum Velocity
コスト2ピッチのMechanologist Action Attack
10点という驚きの高打点ですが、打つターンに3回以上Boostしていないと打てないという縛りがあります。
Blitzはだいたいライフが20点のゲームなので、その半分にあたる10点とう高打点は魅力的ですが、打つためにはひと手間が必要です。
Boostを3回行った上で、Maimum Velocityのコスト2ピッチを払うのは、手札だけでは成立しません。
Teklo CoreやVest of the First Fistを使ってピッチを工面したり、アーセナルにコストが軽いBoost持ちのカードをセットして、手数を確保することでMaximum Velocityを打つことが可能になります。
注意ポイント:Maximum Velocity自身をアーセナルにセットすると、打てずにずっとアーセナルに蓋をしてしまうことになるので、なるべくMaximum Velocity自身はアーセナルにセットしないように心がけましょう。
また、Maximum Velocityが手札に来ると、最優先して打とうとして逆に弱いムーブになる時があるので、タイミングによってはキッパリ諦めて他の方法で打点を出す方向に切り替えることが大事です。
サイドボードについて
Induction Chamber
コスト2のMechanologist Action Item
1ピッチを支払うと、(スチームカウンターが乗っていない場合)このアイテムの上にスチームカウンターを1個乗せます。
1ターンに1度アタックリアクションで、このアイテムからスチームカウンターを取り除く事で、アタックしているPistolにGo againをつけることができます。
Blitzはヒーロー1枚と最大52枚のデッキから、ゲーム開始時に装備品と、丁度40枚のカードを選んで戦います。
相手がBravo、Kassai、Dorinthea、Iraの場合は、TalisherをPistolに、Grenade1枚をChamberに変えて粘りがちも出来るようにします。
相手がKanoの場合は、頭と腕装備をNullruneに変えて、脚と合わせて合計3のアーケンバリアーを用意しましょう。
上記で紹介したデッキは49枚になっているので、残りの3枚は試したいカードを色々試してみてみる枠として使ってもらえると良いかと思います。
最後に
FaBは同じヒーローであっても、人によって全く違うアプローチでデッキを作ったり、大きく戦略を変えることができるゲームです。
紹介したのはあくまで1例なので、色々なパターンでDashを試してもらえればと思います。
また、大型大会では必須級になるTeklo Foundry Heartは6,500円、Crown of Providenceは15,000円(自分が買ったときの1/2くらいの値段)と買いやすくなっていたり、Bright Lightsの発売により、他のMechanologistヒーローへの派生もしやすくなっているので、Dashではじめるタイミングとしては最高の環境です。