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Dusk till Dawnの注目カード3選!


By @dokuiro_mtg

再び寄稿させて頂くこととなりました、どくいろと申します。
2023年1月から大阪でFabを楽しんでおり、BlitzフォーマットではFabUnofficial Championships 2023 Spring優勝、CCフォーマットではRoad to Nationalsに2回参加して8位、4位の戦績を残せました。

今回はFabの拡張第10弾、Dusk till Dawnが7/14(土)に発売ということで、個人的に強そう、構築環境に影響を与えそうと思っているカード達をピックアップして紹介していきます。
Dusk till Dawnのプレビューをチェックしてなくて、どんなカードが注目されているのか分かってない方もこの記事をチェックすればOK!というものを目指しています!


カード一覧はFabrary様のこちらからどうぞ

Dusk till Dawnの注目カード3選

【Scowling Flesh Bag】

これで防御した時、Intimidateをする。(対戦相手は手札を1枚、ランダムに選び、裏側で追放する。エンドフェイズ開始時に追放したカードを手札に戻す)
Blade Break(コンバットチェインが閉じる時にこのカードが防御に使われていた場合、これを破壊する)

Bruteクラスのめちゃ強頭装備です。防御に使用することで相手の手札をランダム追放することで相手のターン動きを大きく弱体化させれます。

具体的な例を挙げてみましょう。
相手のDashが青をピッチして《Throttle》(赤)をBoostしてプレイして来ました。頭装備でブロックします。

相手のハンド残り2枚の内の《Zero to Sixty》(赤)か《Zipper Hit》(赤)がIntimidateで追放されました。つまり頭装備一つを防具に回すだけで、2点の防御とIntimidateで追放する4〜5点で実質6〜7点もの防御を頭装備1枚で出来ているわけです。
このターン15点出るはずだったところを、装備1枚で2点防御と4-5点のIntmidateで6-7点の防御ができるわけです。強力!

マッチアップや状況によっては更に強くなります。
Faiはトドメに使う予定の《Lava Burst》などを追放され、KatsuはComboを妨害されます。Iraも手札2枚を防御に使った後、青をピッチして武器攻撃→《Command and Concer》7点!といういつもの動きをしようとすると武器攻撃を頭防具で防御されて7点もの価値を失う可能性があり、非常に動きづらくなります。
Ninjaに限らず「チェインクローザー」と呼ばれるような、コンバットチェインの最後に使用することで価値が上がるカード(Dashの《Overblast》やNinjaの《FlyingKick》)等にとても良い妨害になります。

勿論弱点もあり、go again手段に乏しい、一撃に全てを賭けるGuardianやAzaleaのような相手にはイマイチ効きません。

また、Intimidateはそのターン限りでは絶大な影響力を持ちますが、ターン終了時には手札に戻り、アーセナルにセットされるので、その次のターンは強い攻撃をされる可能性が高くなります。
ライフが多いCCフォーマットでは強いけど適切な妨害性能、くらいな気がしますが、Blitzではメチャクチャ強いはず!
この装備によりBlitz Rhinarのtierが1〜2くらい上がると予想しています!


【Warmonger's Diplomacy】

あなたの左隣のヒーローから始めて「war」か「peace」を選ぶ。
warを選んだヒーローは次のターンの間武器の起動かattack actionのプレイしかできない。
peaceを選んだプレイヤーは次のターンの間武器以外の起動とnon-attack acitonしかプレイできない。

Genericの青で防御値3と、どのデッキにも入るスペックを持ちながら、特定のヒーローにはかなりの妨害性能を持つカードです。
特に有効なのは、武器によるアタックはしたいけれど、それにnon-attackによるバフをかけたいDorintheaやKassai、弓を一発打つ前にnon-attackのバフカードを連打するAzalea、non-attackとattackを織り交ぜてプレイするRuneblade一同にはどのターンに打ってもほぼ効きます。これら相手には追加ターン獲得カードのように機能するでしょう。
go again持ちの攻撃の最後に使って蓋をしてエンド、という使い方や、相手に攻められている時に、手札3枚を防御に回してこれのみを残して、自ターンにこれを撃ってエンド。次の相手のターンは動きを制限されて、自分は手札を残して動けるというマウントを取り返すような使い方ができます。
自分も制限はしっかりかかるので、自分は被害がないヒーローで使用したいカードになります。自ターンにやることはAttack一辺倒であるNinjaやGuardian、Assasin、prism辺りのヒーロー、Peaceを選んでバカスカAracne Damageを飛ばせるWizard辺りは強く使える側に回れます。
個人的にDusk till Dawnで一番多くのデッキに入りうるカードと思っており、そういった意味では一番環境に影響を与えるカードかもしれません。


【Lost in Thought】

対象のヒーローの手蓋を見て、その中からattack actionカードを1枚選ぶ。そうした場合、それを持ち主のデッキの一番下に送り、持ち主はPonderトークンを一つ生成する。

Illusionistクラスの手札破壊カードです。主な用途は3つ。

1.攻撃前に使用。相手の手札のパワー6以上のカードを捨てて、Phantasm(パワー6以上のカードでブロックされると攻撃に失敗するデメリットを持つ)カードによる攻撃を通す。

2.攻撃前に使用。相手の強いカードや青のカードを捨てて次のターンの動きを弱体化させながら、残ったリソースで攻撃を仕掛ける。 

3.攻撃の最後に使用。相手のハンドが強く、攻撃を一通りライフで受けてくるターンに、最後に相手の手札を破壊してプランを崩すことでライフレースがかなり有利に進行する。

俗に言う金太郎飴的なデッキ(Aggro DashやGuardian等)や、そもそもアタックアクションがほぼないデッキ(Wizard、Warrior)にはあまり効きません。KatsuやAzaleaのようなキーカードとなるAttack Actionがあるヒーローや、赤3枚、青1枚のバランスの手札が来るようにデッキを組んでおり、青にアタックアクションを採用しているヒーロー(CCフォーマットにおけるLexiやNinja達など、殆どのアグロデッキ)の青を捨てさせることでかなり相手の動きを制限できます。

一番強力な使い方は3.の使い方なので、Dromaiで使用して、パワー6以上カード(phantasmがあまりできない相手)が少ない相手に《Invoke》系のカードでドラゴンを召喚してgo againによる連打攻撃をした最後に使い、青カードを落としたり、強力なカードを落として、相手にドラゴンの処理を困難にする動きができたらメチャクチャ強いだろうな〜と思ってます。

殴るドラゴンたち

デメリットとして相手に与えられるPonderトークンも、相手が1ドローで青などのプレイしたくないカードを引いたり、アーセナルが埋まっていたりすれば無視できるので、相手にもよりますが、1/3くらいで無視できるデメリットかつ、相手のプランを崩せるメリットの方が基本的に大きいので、軽微なデメリットです。

エンドフェイズ開始時、これを破壊して、あなたはカードを1枚引く。
(その後、引いたカードを空いているアーセナルに置くことができる)

Blitz、CCどちらでも強力であろうカードですが、Dromaiというヒーローの性質等から、短期決戦のBlitszよりもCCフォーマットの方に影響を与えそうなカードだと思っています。


他、新PrismやVynsetの2種の新ヒーローと、大幅にカードが増えたLevia、Boltyn。禁止改定により腕装備が弱体化したRanger等気になるヒーロー・カードを列挙するとキリがないので、上記3枚で終了とさせていただきます。
DtD発売が楽しみです!


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