他人と自分

なんとなく最近思ってること。

自分は昔から周りの反応をすごく気にする節がある。
具体的に言えば、映画やライブを観に行くと「周りのお客さんは今どういう表情をしているんだろう」とか、内容を知っているようなケースだと「面白い所が来るぞ」と周りのリアクションを確かめてしまう。
なぜ自分がそのような行動を取るのかは正直わからない。ただ、周りが驚いたり、感動したり、楽しんだりしているような光景を見ると謎の満足感に浸れるのだ。(かと言って人と話したりすることが好きかというとそうでもないのがまたややこしいし、これに関しては更生できる気が全くしない)

誰かと話している時に「今この人はどういう感情を抱きながら自分と話しているんだろう。変なヤツって思われてないかな」というのをすごく気にしてしまうのも、これと似ているかもしれない。

周りの反応は自分が見たくて見ているわけだし、自分は人間観察が好きな性格なんだなと納得していたのだが、周りに気を取られすぎて肝心な自分の楽しみを見失っているということに最近気づいた。

ライブなどは1回限りの体験なわけで、あとから振り返ったときに「あの瞬間はもっと目に焼き付けておくべきだった」という後悔を今更しても遅いわけだ。
大切な1秒1秒を自分とは関係のない周りを気にしすぎるのは意味がない。
自分自身の気持ちを重要視した方が楽しいという事にようやく気付いた。

ただ、周りと適度な交流を持って関わるのも時には大事だ。
適度に周りを気にして歩幅を合わせるというのも時には必要なのだろう。

更に言えば、自分の殻に閉じこもりすぎて、周りの状況が掴めなくなることは自分が想像しているより恐ろしいことなのかもしれない。

自分が思っているほど他人は見ていないし気にしていない、というのはよく耳にする言葉だ。ただ、自分はそれに共感することはあまりできない。なぜなら、自分自身が人の行動をよく見てしまっているし、色々なことを考えてしまうからだ。

例えば、駆け込み乗車をしようとして間に合わなかった人がいたとする。普通は「あー、あの人間に合わなかったな」くらいの感情で終わるのだろう。自分の場合、「あの人恥ずかしいって思ってるんだろうな、どこに行こうとしているんだろう、自分だったら恥ずかしくて耐えられないな」と少し異常なくらい考えてしまう。

これに関しては割とマジで改善しなければいけないと思う。これが行き過ぎてしまうと、ただ他人を下に見る人間になってしまいそうな気がする。

今のところ「周りのことを気にしているのは自分に余裕があるということであって、結局は自分の事でいっぱいいっぱいになって他人を考える余裕なんてなくなるんだよ」というような、ベストアンサーになっていそうな台詞を自分が言える未来は全く想像できない。

考えすぎるとまた自分が何を言いたいのかが分からなくなりそうなのでこの辺で。

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