タイとわたし
はじめまして、サワッディーカ!ふぁーです。
ふぁーは、タイ語の先生につけてもらったチューレン(あだ名)です。
ฟ้า(faa)は、タイ語で「空」という意味
どうぞよろしくお願いします!
先週、5年ぶりのタイ旅行から帰国しました。
ふと振り返って私の初タイ訪問はいつだったのだろうとパスポートを開いてみたら、2004年2月、気づいたら20年も前のことでした。
タイとの出会いとタイ旅行がライフワークになるまでを振り返って書いてみようと思います。
タイとわたしの出会い
2004年、私は大学3年生。専門は栄養学科だったのですが、健康スポーツ科学研究室の先生との出会いから「地域での健康運動」に興味を持っていました。自身も幼い頃からモダンダンスをやっていたこともあり体を動かすことが好きだったから、サークルでも体操(一般体操というジャンル)と触れていました。
その縁で2004年、サークルでタイのチェンマイに遠征に行くことになったのが私とタイの初めての出会い。
チェンマイで開催されるアジア体操祭への出演が目的で、私たちの他にも某体育大学体操部も一緒でした。
当時、印象的だったのは私たち女子大グループはバンコクで飛行機を乗り継いでチェンマイに向かった一方で、某体育大のグループは「バンコクからバスで6時間かけて来ました!」なんて言っていてさすが体育会系だな、と思ったものです。
チェンマイのどのホテルに泊まって、どこで演技を披露したのか、、、思い出すことができないのが残念で悔やまれるます。まさか、その後、タイ旅行が私のライフワークになるとはこの頃は思ってもいなかったから。(そりゃそうだ)
笑ってしまうのがこの頃の私は、世界の共通語は英語であると決め込んでいて海外ならばどこでも英語が通用すると思っていたのです。レストランで「water please」と何回言っても伝わらず、苦戦して友達に笑われていたことを思い出しました。
当時はタイ料理もまだ身近ではなかった気がします。興味がなかったこともありますが、滞在中、何を食べたかもあまり記憶になく、、、遠征だっから辛い料理は提供されなかったのかも。
全くヒドい話だなぁ!笑
「タイにただ居るだけ」それがタイとわたしの初めての出会いの真実です。
タイに呼ばれた!?
「どうしてタイが好きなの?」「タイのどういうところが好きなの?」よく聞かれるのですが、一言でおさめるならば「雰囲気」でしょうか。感覚的なものでその魅力は、一文では伝え切れません。
初めてのタイ訪から4年後、またタイに行く機会を得たわけですが、この時、私は母校の大学で助手として勤務していました。教授のフィールドワークに同行する形で、早朝からルンピニ公園に行って、現地の人々と体操をしました。体操のあと、仲間でお茶をして各々仕事場に向かう、そんな日常のひとこまを一緒に過ごさせてもらいました。
旅行とは一味違う再訪を振り返ると、やっぱりタイに縁があったのかな、きっと「タイに呼ばれた!?」のかもしれません。
その時一緒に過ごしたタイ人女性たちは、60-70歳代、食堂を営んでいたり、道端でミシンを踏み洋服のお直しをする方もいました。当然、英語なんて全く通じません。
日本から持っていった体操用音楽テープを貸してほしいと言われて、「いつ帰国するんだ」(言ってることはなんとなくわかるから不思議)という会話に「Thursday」と言っても通じず、カレンダーを指さして意思疎通を図ったっけ。
その日、ホテルに帰ってから、「明日は少しでもタイ語を話して、現地の人と言葉を交わしたい」と持参していたタイ語会話帳で数字と曜日を暗記しました。この時、現地の方と触れる喜びと楽しさ、その国をもっと知りたい!と思った初めての体験だったのだと思います。
明朝、タイ人女性たちと体操してるとき「ヌン、ソン、サーム、シー、ハー・・・」と大きな声で一緒に数を数えてみたら、女性たちは、こちらを見て笑顔で拍手をしてくれたことを今でも忘れません。
現地の人と言葉が交わせるとこんなにもお近づきになれるのか!と世界が変わった気持ちになった瞬間でした。
それからは、タイに行って現地の人々と共に過ごす楽しさにはまり、またタイに行きたい!と、ダーさん(旦那)を惹き込んで、年1回のタイ旅行が我が家のライフワークになりました。
ますますタイが好き
当時、スマホの翻訳アプリなんてまだまだ使い物にならず、タイに行く際にはNintendo DSの「指さし会話帳」を持参していました。
これがまた優れもので、音声がでるもんだから、夜バーで飲む時にも大いに盛り上がったものです。
とはいえども、もっと話せるようになりたいよね、と、ダーさんと二人でタイ語教室に通うようにもなりました。教室後、タイ料理屋で夕食を食べて帰る火曜日は一種のストレス発散でとても楽しかった。お陰様でタイ料理もずいぶん覚えました。
タイ語教室もタイの魅力にどんどんハマるきっかけになったのでしょう。クラスメイトの動機も様々で、その話を聞くのが面白かった。
タイに赴任が決まった自衛官、タイ音楽に精通するマニアックおじさん、タニヤのお姉ちゃんに会うことを楽しみにしている悠々自適なおじさん、タイ料理好きな女子大生など
タイ語を習う目的も実に様々で、それぞれの興味で話題が広がるので自分の知らないタイをどんどん知ることができました。
外国語を独学で学ぶ選択もあるけれど、私の例を振り返ると学校や教室に通うことは語学習得と併せて文化や慣習を生の声で知れるし、人脈も広がって、その国の魅力にどんどんハマるきっかけをつくってくれたのだろうと思います。
その面白さは、経験するまで想像もできなかったです。
タイとわたしの「これから」
2004年から今回で16回目のタイ旅行。
こんなタイとの縁を記録しつつ「新たな縁」を繋いでいけたらうれしいです。
お読みいただきありがとうございます!
コップンカー!