「アートポスター」「オルタナティブポスター」とは?
こんにちは、FAVART(ファボアート)のGUCCHIです。
今回は「アートポスター」や「オルタナティブポスター」と呼ばれるポスターについてご紹介していきます。
「アートポスター」や「オルタナティブポスター」は誕生して数十年と歴史の浅いジャンルです。
そのためまだまだ呼び方が定着しておらず、「アートポスター」・「オルタナティブポスター」・「ポスターアート」・「アートプリント」など様々な名前で呼ばれています。
広いジャンルを含むアートポスターの中でも、映画をモチーフにしたアートポスターを「オルタナティブ・ポスター」(Alternative Movie Poster)と呼ぶことが多いようです。
「ポスター」と言うと「告知・宣伝要素の強いもの」や「安価で大量に刷られたもの」などのイメージが強いのではないでしょうか?
また、「アート」と言うと「ギャラリーに展示された敷居の高いもの」や「アーティストの個性が強く表現された高価なもの」などのイメージが強いかと思います。
オルタナティブポスターは、「ポスター」と「アート」のいわば良いとこどりと言えます。
オルタナティブポスターは、alternative(=代替物・代わりとなるもの)の意味の通り、映画会社によって制作された「宣伝用ポスター」とは異なり、アーティストが独自の視点や感性で自由に制作した質の高い印刷物のことをいいます。
つまり、デザインを構成する上でプロモーション的な制約が少なく、アーティストの斬新で個性的なアプローチを楽しめるのが最大の特徴なのです。
オルタナティブポスターの起源は、MONDO(モンド)がアメリカの映画館「アラモ・ドラフトハウス」で開催する映画祭用に、上映映画のオリジナルポスターをシルクスクリーンで用意したのが始まりとされています。
以降、ファンアートと言われる自主制作イラストを描くアーティストを積極的に起用し、数多くのオルタナティブアートを世に出しています。
特に海外では「映画・アニメ・音楽」などを題材としたオルタナティブポスターは非常に人気が高く、また生産数が限られているため、販売開始から数分で完売する作品も多く存在します。
そうした人気作品は、すでに販売価格の何十倍の値段で取引されているものもある程です。。。
現代アートのように数年後にはとんでもない金額がつくなんてこともあるかもしれないかもしれないですね。。。