【~4章】LimbusCompanyの考察という名のこじつけ&たわごと
タイトル通りの書き殴りです。
まだ4章クリア時点の考察(という名のこじつけ・たわごと)なので、5~6章クリア済の人からすると的外れだったりするかも。
既出で広く浸透してる考察だったりするかもしれないし、まだルイナ未クリアなのでただの図書館絡みのネタだったりするかも……その時はプレイ中発見し次第訂正する。
とりあえず4章までのネタバレ注意。4.5章は含まれていません。
そもそもこの記事、アクセスされることあるのか……?
考察
考察(と辛うじて言えるかもしれない妄言)だよ。
『LimbusCompany』と『烏瞰図』の関連性
ここでいう『LimbusCompany』というのは、L社ではなく作品そのものを指す。
現状リンバスの本筋は、ダンテの『神曲』がモチーフになっているのは確実として、もしかしたら『烏瞰図』もモチーフになっているのではないかという考察……というよりは、烏瞰図にリンバスっぽい詩があったのでこじつけてみようという試み。
『烏瞰図』はイサンのE.G.Oでもある詩。こんな辺鄙なnoteを覗いてくれてる方には説明不要だと思う。
自分が気になったのは以下の第1号目の詩。
ありがたいことに、烏瞰図が全文翻訳されているサイトがあったので、こちらから引用させていただく。
「13人」といえばダンテを含めた囚人の数。
船長イシュメールで初めて人格ストーリーを読んだんだけど、船長にも関わらずイシュメールが「子供」と表現されていて引っかかった。で、他の人格ストーリーでも囚人が「子供」と呼ばれていたので、もしかしたらここから来てるのかなぁというのがもう一つの判断材料。
というかあのモノローグ誰なんだろう……明らかに特定の誰かだよな……
また「道」は他の訳文では「道路」となっている。
子供が走っているという表現は、メフィストに乗って道路を走っていると捉えられる。まぁちょくちょく囚人自身が道を全力疾走させられる羽目になってるけども
仮に公式が烏瞰図からも着想を得ているとして、13人は「怖い子供と怖がる子供」に分かれていて、「道が袋小路」というのがとてつもなく不穏なんですが……道に関しては「通り抜けられても良い」と締められているので、まだ救いはあるかもしれない。ただ「怖い子供」というのが、こわい。
これは度々リンバスの考察で聞く「囚人内の裏切者」を指しているのかもしれない。
いやその前になんで裏切者がいる前提の考察ばっかりなんですか???
まぁ実際どいつもこいつも怪しいけどさ………
かろうじて信用できるのはシンクレアくらいか……と思ったんだけど、後述の考察を踏まえるとシンクレアでさえ若干不穏な要素がある。
というかこんな世界観じゃ、どのキャラも突き詰めたら寝返る要素なんていくらでもあるんだよな。
あと『烏瞰図』は好きな人は確実にドハマりするので、ぜひぜひ読んでいただきたい。たったの半分で連載が終わったのが悔やまれる……
お恥ずかしながら『翼』は未読。せっかく4章クリアしたので読んでおきたいところ。
ここからは、では何故イサンのE.G.O原典だけ特別待遇なのかという考察。
作者本人がモチーフの囚人は特別?
イサンは彼の原典でもある『翼』および前述の『烏瞰図』を執筆した作家・李箱本人がモチーフ。
そもそもゲームのシステム(人格抽出)の基盤となった鏡技術を発明したりと、現段階でもかなり特別なキャラ。
メインの章である4章のエンディングも特別仕様で、イラストは差分アリ、そしてサラジネにはラップパートが。これでラップを披露した囚人は二人になりました。現状LCBの戦闘要員は1/6がラッパーです。
ただ私はまだ5・6章をクリアしていないので、もしかすると今後の章はエンディングのイラストがどんどん増えていくのかもしれないし、今後はラップが恒例化するのかもしれない。分からない……
話を戻すと、囚人は多くが小説の登場人物であって、作者本人ではない。『白鯨』は作者の実体験を基にしてはいるけど、作者=イシュメールではなかった…はず。
ただ、3名だけ例外の囚人がいる。
それが前述のイサン、そして主人公のダンテとシンクレア。
ただ、シンクレアは作者本人というと語弊がある。
シンクレアの原典『デミアン』は当初、エーミール・シンクレール名義、つまり主人公であるシンクレア本人の名義で発表されていた(ただし、後に撤回し作家の本名を公表している)とのこと。
シンクレアは印なるものを持っているし、他の囚人よりも深くメインストーリーに関わるのは確実だと思う。
そしてダンテ。彼の原典でもあり作品全体でモチーフとなっているであろう『神曲』は作者のダンテ本人が主人公で、詩人・ヴェルギリウスに案内され、地獄・煉獄・天国の三つの世界を巡る話。
リンバスのダンテも、説明するまでもなく重要人物。
実在の人物がキーパーソン?
ヴェルギリウスも『神曲』の登場人物だけど実在したとされる詩人がモチーフ。
そして九人会のキャラクターも詩人(ただ名前自体は作品からとられており、作家本人の名前ではない様子)。
現状ラスボスっぽい立ち位置にいるヘルマンさんも実在の人物がモチーフらしい。
グレゴール原典の『変身』の作者フランツ・カフカの実父であるヘルマン・カフカがモチーフではないかとのこと。そして、当初シンクレア名義で出されていたシンクレア原典の作者もヘルマンだったりする。多分この関連でヘルマンという名前を付けたんだろうな。
あとついでに、K社のアルフォンスさんも小説の登場人物だと思っていたら作家だった。作家モチーフをあんなキャラにして良いのか……!?
というわけで、実在する人物、特に作家がモチーフとなっているキャラはメインストーリーに深く関わるという考察から、印持ちのシンクレアは確実として、イサンも今後がっつり関わるんじゃないかなと。
なお、ここでデミアンのことは忘れるものとする。
イサンの特殊エンディングに関しては、韓国の詩人なので単なるリスペクトだと言われればそれまでだけど、せっかくなのでここらへんに絡めた設定があると嬉しいよね。
追記 2024.06.03
後から改めて確認して分かったけど、ファウストも実在の人物モチーフらしい。不勉強でした……ごめんねファウ……
実在した(とされる)占星術師、錬金術師。一時期天体観測が趣味だったみたいなことを言っていたのもこれが理由か……
ファウストは現状でもガッツリ本編に関わってるキャラなので説明不要でしょう。
願望
ここからはもう考察ですらないただの妄言です。上記文章より乱文になっていますので注意。
原典から予測する良秀のあれこれ
というわけで以下から良秀の原典『地獄変』のネタバレがあので注意。
『地獄変』は青空文庫にあるし短編なのでさらっと読める。が、さらっと読む内容じゃない。
「左耳ピアス=守るべき存在がいる」「時計にギリシャ語で“私には家族がいる”と書かれている」など、メインの章でファンが脳の部位破壊をされる可能性が濃厚と言われているウーティスさんだけど、良秀もファンに混乱++してくる可能性がある。
『地獄変』で、実子(娘)が登場し、かつがっつり話の本筋に関わってくるから。
この良秀の娘さん、この本筋への絡み具合で良秀メインの8章で出てこないはずがない。
「プロムンキャラの実年齢は外見年齢+10歳くらい」なんて言われているのを見かけたことがあるので、良秀も結構でかめの子供がいてもおかしくない年齢…なのかも……しれない……………(脳破壊)
養子ということにする可能性もありそうだな〜まぁどのみちろくな最期を迎えないだろうけど。
原典で死なないキャラですらむごたらしく殺されるゲームなので、恐らく娘さんは原典を超えるエグい殺され方をされるのだろうと身構えている。良秀のE.G.O森羅炎象だし、アイコン?は燃えて血が流れてる蝶だしもう確定だよね。どっちにしろ脳破壊は避けられない。
小猿も出てくるのかな……リンバス、警告で「動物殺害」ってあったし……不安………
それはそれとして娘溺愛良秀、見たいよね…みんな見たくない…? あの良秀が……人を愛するんですよ……
いやまぁ、原典だと最終的にその愛娘が燃え殺されてるとこ嬉しそうにガン見するんですけど……
そもそもの良秀=原典良秀なのか
ほとんど素性が明かされていない良秀。(まぁメインの章来てないキャラは全員そうなんだけど……)
そんな彼女はそもそも良秀本人なのかという疑問が。
という発想に至ったのは、次章のドンキの考察で、彼女は自分が「ドン・キホーテ」だと思い込んでいる他人……従者のサンチョ、はたまた馬のロシナンテ(!?)などの可能性があるのではというツイートを2回ほど目にしたため。
元のツイートが探し当てられなかったのでかなりうろ覚えの要約だけど、原典の『ドン・キホーテ』下巻はなんと偽物が先に出版されており、リンバスで最初に登場したドンキホーテも偽物なのでは、という考察だった(他にもいくつか根拠はあった筈)。
良考察すぎる……考察厨にぶっ刺さる。当たってようが当たってまいがどっちでも良い。
というわけで良秀も、(芸術家的側面で)父そっくりに育った父の名を騙る娘本人というのでも良いんじゃないかなと思います。単なる願望です。
ただこれも適当ふかしているわけではなく……
牛車には見えないにしても、これ今から燃やされる何かしらの中に見えなくないですか。見えませんか…そうですか……そうだね……
解決した疑惑など
常設自販機のアナウンサーたち
1章終了時点でうっすら感じてたんだけど、この枠ってさ……
解決しました
(エピ・ソードが居たら3章時点で確信してたと思う)