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花嫁はどこへ

背格好が似ていたから、似たようなベールを被っていたから、ベールで相手が見えなかったから、
取り違えた?結婚した相手を?
マジか!
まぁ、結婚式まで相手を見たこともないのだから、仕方ないのか、、

私は聡明よ、母にちゃんと躾けられた!
結婚した相手の住む村の名前も、最寄りの駅も知らないのにかい?

他所の台所で作れるのかい?
他所の台所でちゃんと作れるように、母に躾けられたわ

好きな料理だったけど、夫が食べないから作らなくなった。自分の好きな料理なんか思い出せなくなっている
自分の為に作ればいいのよ
自分の為に?
そう、自分の為に

女はね、畑仕事も家事もできる。こどもを産めるし、育てる事もできる。女には男なんて、それほど必要ないのよ。男はね、女がその事に気づくのを恐れているのよ、、

何故、絵を描かないの?
そんな時間の無駄。一枚で充分よ
もったいわ、描くべきよ。神様が与えた才能だわ

結婚したくない!学びたい!
私には学がある。男子800人、女子86人の首位になった。大学に行きたい!

字を読めるのかい?
高校に行ったのかい?

私は映画の、登場人物の表情が、仕草が、景色が、衣装が、そして台詞が好きなのだけど、今回もいい台詞が沢山でした。
それに民族衣装!
サリーを着てみたい。
ヘナタトゥーもしてみたい。自由な恋愛や結婚が許されて、職業も自分で決められる。学校へも当たり前に行ける。いい時代と、いい場所に産まれてこれて良かったなって、感謝したくなりました。

そして、主役の二ターン・シー・ゴーエルがかわいすぎた。

後味がよい、素敵な映画でした。

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