落とす日
朝、起きて身支度を整えていたとき、整髪料が台から「カッラーン」と音を立てて落ちました。高さが低いことと、整髪料自体が軽いものだったので、落ちただけで何も起こりませんでした。そして再び台に置いたのに、またバランスを崩して「カッラーン」と音を立てて落ちました。
二度も同じことが起こったことから
“あ、今日はそういう日になるんだ”
と思いながら、整髪料を台の上に戻しました。
そのとき、はっと思ったのが、これのこと。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n1513fb7778ca
腐食によって解体したカラーボックス。今日、大型ごみとして出すことになっていました。
解体直後にひとまとめにして、ひもで縛って運びやすくしておいたものの、重さは10kgくらいで意外とあります。
“この流れだと、カラーボックスを運び出すときに途中で落とすことになる”
という考えが脳裏をよぎりました。
昨日までは、出勤時、つまり、いつもの時刻に家を出るときに、マンション前のごみステーションに出せばいいと考えていたのですが、そのとおりに実行するとカラーボックスを落としてしまいそうだと思えたので、着替える前にカラーボックスだけごみステーションに運び出しました。
普段はカメラを持ち歩けないので、だから逆に写真が撮れたわけですが。
でも、こうしてごみステーションに立てかける前、下が雪で安定しない場所があり、立てかけてもずり落ちそうになったりしました。だから、カラーボックスを運ぶ途中で落とす・落ちることはなかったけれど、そうなりかけました。
“やっぱり、続くときは続くものだな”
そう思わずにはいられませんでした。
そのため、着替えていつもの時刻に家を出たあと、定期券をしっかりと持つ、会社の入退出のためのセキュリティカードをなくさずぶら下げる、お昼のパンとコーヒーを食べ飲みしている途中でも落とさない、業務資料などを落とさない、などなど、とにかく不意の落下をしないように意識して一日を過ごしました。
ですが・・・
退勤時にロッカーから肩掛けカバンを出したとき、持ち替えた瞬間にスルリ。
最後の最後でカバンを床に落下させてしまいました。
何食わぬ顔で床からカバンを拾ってそそくさと出たけれど、内心は“やっちまった”とやり切れない気持ちになったのでした。
あー、こんちくしょっ。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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