知らない北海道弁
自分は朝にラジオを聞いています。以前は『ズームイン朝』を見ていた流れで『ZIP』を見ていましたが、身支度を整えている時間にテレビは見ていられなくなって、朝7時になるとテレビを消してラジオに切り替えています。
その番組中、リスナーからのアンケートでこんなのを募集していました。
あなたは「あずる」を使いますか?
(以下、北海道弁)
いやー、なんなのさ、この言葉。道産子だけど、そんな言葉初めて聞いたっしょや。だからアンケートになったんだべ。でもさ、番組中では「使う」という人のメールを紹介していて、びっくりしたさ。
「クルマがスタックしたときや、父親は仕事がはかどらなかったときに『なまらあずったー』と言っていた」
「40年前のクルマは後輪駆動だからあずっていたよ。今は四輪駆動だからあずらなくなった」
「親が使っていたから、私も自然と使うようになった」
その一方で、自分と同じように
「それって何ですか?初めて聞きました」
というのも紹介していたさ。
番組の途中で家を出る時刻になったからラジオもスイッチを切って仕事に出かけたんだけど、結果が気になって帰宅してからradikoタイムフリーで最後まで聞いたさ。したら、こんなことを言ってたさ。
「北海道方言辞典に「あずる」は出ています。“難儀をする”という意味」
「広辞苑に「あずる」は載っています。島根・鳥取で“動く”、広島・山口では“てこずる”で使う」
ふーん、紹介していたメールで何となくわかったけど、自分だったら「ムズい」とか言うかもな。
そのほか、番組に届いたメールも聞いたら、知らない人も多いこともわかったっしょや。
「主人(57歳)は道産子ですが使っていなかったので、私は初めて聞きました。義祖父母も言っていなかった」
「バズると間違えました。初めて聞きました」
「意味はわかるけど使っていません」
ほら、知らない人もいるんでないかい。
「馬そりのころから使っていました」
「除雪車曲がれなくてあずってた、とか使っていました」
馬そり! なまらビックリ!
そして最後に、パーソナリティが
「知っているは41%、知っているが使わないが14%、知らないが45%でした」
「知っている人と知らない人は半々ぐらい」
で番組を〆ていたさ。
方言も周囲の環境で使う・使わないとか、知る・知らないがあるんだべかねぇ。あるいは死語だとか。
世の中、知らないことも多くて、ゆるくないねー。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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