注文を早く取りに来いと
今日はシフト上の休み。休みだからこそやらなければいけないことがあったので、朝からスーパーやショッピングモールに、ドラッグストアと百円ショップなど、あちこち出向いて生活雑貨や消耗品の買い出しをしました。
そうこうするうちに11時を過ぎたので、ショッピングモール内のファミレスで昼食を摂ることにしました。
自分がファミレスに入ったのは11時15分ころ。空席も多くて店員さんから「お好きな席にどうぞ」と言われて2人掛け用席に一人で座り、メニューを見て注文する番号を紙に書き、テーブルの呼び出しボタンを押すと店員さんはすぐに注文を取りに来ました。
店員さんが奥に引っ込んでしばらくすると来店客が増え、空席が少なくなりました。テーブルの呼び出しボタンが押されて、店内に「ピンポ~ン」という呼び出し音が鳴る回数も増えて、店員さんも「少々お待ちください」と言いながら順番に呼ばれた席へ向かっていました。
そして、自分が座った席の通路を挟んだ向かい側の席に60代後半~70代と思われる男性が座りました。この男性、防寒着を脱がずに立ったままメニューを見て、用紙に番号を書いて、
用紙を手にもって上に掲げて振ってアピール
するのでした。でも、呼び出しボタンを押していないので、店員さんは気づきません。
今度は、テーブルの呼び出しボタンを押して、用紙を上に掲げて振ってアピールしました。しかしこれも、店員さんは「順番に伺いますのでお待ちください」と言って、すぐには行けません。すると次は、
呼び出しボタンを何度も押して用紙を振る
のでした。だからといって順番が早まることはなかったですが、店員さんがやってきて注文の番号を書いた紙を受け取って奥へ引っ込んでいきました。その後、男性は防寒着を脱ぎ、座席に座って腕組みして微動だにせず、注文品が届くの待っていました。
自分は最初、トイレでも行きたかったから注文をさっさと済まそうとしたのかな?と思ったのですが、注文を終えたら座って動こうともしなかったので、違っていたようです。そうなると、注文を早く終わらせようとした理由は、
単にせっかちなだけだろう
と思いました。
加齢といいますか、老いると何事も短時間で終わらせようとしたくなるのかもしれないし、並ぶのもイヤになるのかもしれません。一方で、店員さんは混みだした店内で・呼ばれた順番に対応していたのだから、意地悪して後回ししたわけでもないことをちゃんと見ていました。
まあ、この際、店員さんへ必死のアピールをした理由はどうでもいいです。それよりも、自分の目の前で一部始終を見てしまっただけに、
“自分はこうならないようにしよう”
意を決したのでした。
だって、自分もいつかはそんな年齢になるのだから。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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