真っ白

朝、北海道ローカルのテレビ番組では「お昼過ぎから雪が降るでしょう。傘を忘れずにお持ちください」と気象予報士が言っていました。なので、自分は傘を持って出かけました。そのときは青空が出ている状態で、行きかう人で傘を持っている人はおらず、傘を持っている自分がいささか場違いのように思えました。また、道路はところどころ凍っていた状態で、アスファルトは出ていました。

でも、昼過ぎから雪は降りかたが急速に強くなっているのをビルの窓から見ていました。自分は「やっぱり天気予報どおりだった」とは思ったけれど、道路を濡らす・あるいは凍らせる程度で積もることはないだろうとも考えていました。
そして夕方6時過ぎ。仕事を終えてエレベーターで地下に下りて、そのまま地下歩道を歩いて地下鉄駅へ向かいました。なので、札幌中心部で外の様子を見ることはないまま地下鉄に乗ったのでした。地下鉄といいながら地上を走る路線もありますが、自分が使っている路線は全区間地下を走っています。だから、帰宅時の天気を確認するのは自宅最寄駅で地上に上がった瞬間なのです。その地上の様子を見て驚きました。

真っ白・・・。

降り始めてから数時間で積雪状態になること、
11月下旬で積雪状態になること、
そういったことは毎年のことで珍しくないとはいっても、いざそうなってしまうとやっぱり戸惑うもの。慣れていない雪道で転びやしないか、内心ヒヤヒヤしながら傘をさして帰宅しました。
そのマンションの共用部分にもうっすらと雪が積もっていました。

また、雪によって夜空も少し白く明るくなっていました。

冬だから“雪が降って当たり前”と思う一方で“まだ来てほしくなかった”とも思ったりして、複雑な気持ちです。
たぶんこの気持ち、積雪地に住む人なら同じじゃないかな・・・。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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