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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)2024年3回目

その2はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n7ba5f4eef6a8
今回は平日ナイトゲームです。試合開始時間が異なる以外は、やるべきことはデーゲームのときと何も変わりません。変わらないけれど、コロナ前にコンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)でナイトゲームを担務したときの経験だと、デーゲームと人の流れは異なる部分があるので、その部分を留意していこうと考えていました。

試合開始4時間前に集合するので、今回は午後3時30分です。自分はシフト勤務なのを逆に利用して、日曜日に出勤する代わりに水曜日を休みにして、さらに翌日の木曜日に有給休暇を充てたうえでCVSに参加することにしました。シフトを組む担当者からは小言を言われましたが、一週間トータルで5勤2休+有給にしたのだから、文句を言われる筋合いはありません。
ただ、自分のように融通が利くのは恵まれています。控室に入ると、今回はCVSに参加する予定だったのが「都合がつかなくなった」と連絡してきた人もいれば、遅刻してきた人もいました。それはそれぞれの事情があるので仕方ありません。

全員が揃わなくても時間が来たので3時30分に全体朝礼となり、まちのミライのCVS担当者から前売り状況と予想入場者数や、イベント情報の一覧を写真に撮ってプリントしたレジュメの説明をして、無線のチェックをしてから担当場所へ移動しました。今回の担当場所はカテゴリー1のホーム側でした。値段が一番高くて、一番見やすくて、熱い人が集まる場所です。
4時20分ころに担当場所に着くと、ちょうどコンサドールズとチアグランパスのダンスパフォーマンスのリハーサルをしていました。彼女たちがダンスを披露しているときは担務で見ることができないので、担当場所の通路からしばしの間見ることにしました。そのあとはチアグランパスの6人だけで練習を念入りに繰り返している様子も見えて、短い時間でも手抜きしない彼女たちのひたむきさには敬服の念を抱きました。

4時25分、スタジアムDJが「開場5分前になりました」とアナウンスが流れて場内が“凛”とした空気になり、4時30分に入場開始。
平日夕方に都合をつけてドームに来る人はそれなりにいます。場所柄、ユニフォーム姿も多いし、配布物を受け取ろうとブースに並ぶ様子も見えました。とはいえ、やはり平日ということで、列は短いし、行き交う人も心持ち少ない感じでした。しかしそれは、ナイトゲーム特有の人の流れです。試合開始時刻が近づくと混雑が増すことは過去の経験からわかっており、留意している部分でした。
そういったことから、混雑する前に休憩時間(詳細な時間は記載しません)となり、控室に戻って用意されたお弁当とペットボトルの水での食事です。そのとき、控室の窓から夕陽が見えたので写真に撮ってみました。ついでに、心の中で「バカヤロー」と叫びつつ。

えっ、なぜ「バカヤロー」と言ったのかって?それはチームがずっと勝てていないので。

休憩時間を終えて担当場所に戻ると、カッターシャツにユニフォームを着ている人を見かけるようになったし、座席がわからなくて「お座席、わかりますか?」と声掛けすることも増えました。殊に、今回は『仕事人ナイト』と称して1500円で入場できるためか、値段の安さで観に来た人も少なくなかったようで、当該のカテゴリー1アッパーへ案内することが多くなりました。
それと、飲み物はビールを手にしている人が多かったのもナイトゲームならではだと思ったし、それに伴って「ビールをこぼした」という申し出が多数来るんじゃないかと、気が気ではありませんでした。あ、もしそうなったら、遠慮せず申告してください。バケツと吸水用の新聞紙と雑巾を用意しているので、すぐさま持ち込んで処理します。

そんな中、年配の女性から「ここ、どこだかわかりますか?」という問い合わせがありました。
スマホのLINE画面で、知り合いから
『37、127にいます』
と届いたというのです。けれど、これだけではやっぱりわかりません。127は背もたれの『座席番号』で間違いないとしても、37が『通路番号』にも『列番号』にも存在するので、判断がつかないのです。仮に『37列127番』だとしたら、通路番号が異なる複数の座席が存在します。
自分は「これだと、なんとも・・・」と返答に窮しながら、逆に
「ここの場所を伝えてはどうでしょうか。つまり『57通路にいます』と」
相手に来てもらうようにアドバイスしてみました。その後、知り合いと会えたかどうかは分かりません。無事に会えたことを願うだけです。

試合が始まれば全員が休憩に入ります。自分は1階売店で唐揚げを買ってから控室に戻りました。というのも、クラブで用意するお弁当は昼食向けというかシニア向けというか、量がやや少ないものです。今回もそれが用意されたので、夕食となると個人的には物足りなかったのです。そこへ持参のコーヒーを組み合わせての休憩です。
我ながら“ちょっとおかしくね?”と思うのですが、担務中の休憩でコーヒーを飲むという所作をずっと続けていたから、ナイトゲームでもやらないと落ち着かないのです。もはや“パブロフの犬”状態です。

で、自分はこうして控室に戻ってコーヒーを飲んで休憩しますが、他のCVS参加者はスタンド内で観戦しています。このことはまちのミライのCVS募集要項にも記載しているので、休憩中なのに試合が観られない、ではない、ということで誤解なきようお願いします。自分が権利を行使していないだけです。

https://machinomirai.co.jp/news/72/
それゆえ、控室には自分を含む数人がそれぞれにDAZNで試合観戦。基本は静かでしたが、天井のスピーカーから「ゴール!」と流れてきたときは色めき立ち、馬場選手がゴールを決めたときに「おおー」と声が出たのでした。

前半40分を目途に担当場所に戻り、ハーフタイム前にごみ袋を交換しました。また、清掃業者のベルックスの担当者が折り畳み式のごみ箱を組み立ててくれました。それもこれも、ハーフタイムにごみの量が増えるための準備です。
案の定、前半が終了してハーフタイムになると、弁当のカラやビールが入っていたプラカップを持って来る人がやってきて、ごみ箱は一時的な混雑に。CVS3人で一箇所のごみ箱前で案内やごみ袋の交換をしても、後半が始まるまでに一般ごみは2回以上のごみ箱交換をしました。後刻、観客数が約9500人と発表になりましたが、観客数の割にごみの量は多かったような気がします。
夜8時30分過ぎに後半が始まると再び休憩です。終バスの関係で帰宅するCVS参加者がいたので挨拶して見送りしつつ、再び控室でDAZNでの試合観戦です。基本は静かなので、PKを決められたときは控室の外から悲鳴に似た声が聞こえ、天井のスピーカーからは「ただ今の得点は名古屋グランパス・・・」と流れてきました。
「一度は止めたのに・・・」
「足元にボールがいってしまったから、しょうがない」
得点の動きがあると、控室内でもいろいろと声が出ます。

後半40分に担当場所に戻り、ごみ箱前での担当の割り振りで他のCVS参加者と打ち合わせをして、試合終了後の対応に備えました。ごみ箱のある通路付近はスタンドやピッチを見渡せないので、2失点目は直接見ておらず、ロスタイム中のコーナーキックでの揉めごとも知らずに、1-2で試合終了。
わかっていることは逆転負けだということ。試合結果に関わらず、CVSとしてやることは決まっています。退場時にごみを捨てに来る人へ分別の案内をして、必要に応じて袋を交換すること。ハーフタイム時と同じく、分別の案内をしながら袋の交換を繰り返しました。それでどういうわけか、自分が担当した場所だけ妙に混雑し、ごみの量が多くて袋の交換回数も増え、気がつけば袋の口を開けるための指サックを無くしてしまいました。クラブからの支給品で大事に使っていたのに、勝ち点と一緒に失うものがあったことが、妙に残念なのです。次回参加時に、新しい指サックをクラブからいただくことにします。

無線で「10時を目途に控室に戻りましょう」と担当者から指示が出たけれど、自分は「まだ処理が追い付いていないです」と逆に応援を要請し、何人かのCVS参加者に集まってもらいました。ごみ袋の交換や、交換した袋の口を閉じてから、バケツを持って控室での終礼となりました。
終礼では試合結果に少し触れ、・・・いや、あまり触れたくないけど、結果の話をしてから、今後のCVSについて「ゴールデンウィーク中の試合で参加者がもう少し必要」という話が担当者からあって解散となりました。

次の試合はすぐに来ます。次の試合も自分はCVSで参加する予定です。
それでは、次回もドーム内のどこかにいます。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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