迷惑メールは心理を突いて騙す

自分は朝にパソコンのメールアドレス宛に届いたメールをチェックしています。ほとんどがメールマガジンなのですが、重要なメールも混じっているので、手を抜かずにチェックしています。で、フィルタをかけても迷惑メールは届くので、見たあとで削除しています。そのときに「ネタが来た」と思いつつ(笑)。
そんなわけで、昨日届いた迷惑メールがこれでした。

『カード利用のお知らせ(家族会員ご利用分)』
自分は家族カードを作っていないので、その時点で迷惑メールとなります。なので、ここから迷惑メールという前提で内容を読んでみると、人の心理をうまく突いているところは逆に感心しました。・・・いや、感心しちゃいけませんが。
でもやっぱり感心したので、その部分を出してみます。

『ご利用金額』が2000円以下になっています。
何か高価な大きな買い物をしたわけではなく、普段使うような日用品の補充だったり、シャツ1枚程度の金額を提示しています。つまり、自分にとっても、家族にとっても、心当たりがありそうな金額になっています。心当たりがありそうだから心理的抵抗が低くなり、迷惑メールと気づかずにクリックすることになるわけです。これがもし、何万とか何十万という金額だったら、普段あり得ないから「ん?」とむしろ感づくでしょう。
ただ、ここにも迷惑メールと気づく点があります。何かというと、提示された金額に「税抜」「税込」の記載がないのです。本当の請求書なら、必ず「税抜」「税込」の記載をしたうえで最終的な消費税込み金額を提示します。そうではないので、どこか違和感すら覚えます。

そして、メールはHTML形式でした。下線部をクリックするとリンク先へ飛べるようになっていましたが、ポインタを合わせてリンク先を確認したら、国名が日本ではありませんでした。
日本のカード会社からの案内なのに、日本ではないというのもおかしな話ですから、やっぱり迷惑メールとわかります。

というわけで、最初から迷惑メールと判定されて届きました。検証してみたら、迷惑メールの迷惑メールたる証拠があちこちにありました。
でも、それでも騙される人は騙されます。騙されないようにするには知識をつけてほしいし、怪しいと思ったらググるのも一法です。自分もこれに満足することなく、新しい迷惑メールが届いたら解析して晒上げします。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?