千歳基地へ行ってきた(その2)

厳密には昨日の出来事になります。ご了承ください。

航空自衛隊千歳基地の千歳航空祭に行ってきました。
政府専用機に絞って書いたその1
https://note.mu/f_yoshihiro/n/n9590f148a57f

とはうって変わり、ヲタク度と画素数を上げています。
ここでは今年展示していた飛行機を紹介していきます。枚数が多いのであらかじめご了承ください。

●F-15J
日本を守る戦闘機。千歳基地隷下第203飛行隊所属の機体が展示されていました。最初の導入から30年が経過しましたが、機数も多いし性能も高いので、まだまだ主力です。なお、千歳には飛行隊が二つあり、交代でスクランブル発進などの任務に就いているとされています。

●F-4EJ改
支援戦闘機。百里基地隷下第302飛行隊所属の機体が展示されていました。あまり話題になっていませんが、F-4も40年余の活躍を終えて今年度中に引退が予定されています。後継はF-35Aに決まっており、第302飛行隊もF-35の部隊に替わることになっています。

●F-2A
支援戦闘機。三沢基地隷下第3飛行隊所属の機体が展示されていました。アメリカで開発されたF-16戦闘機をベースに、対艦ミサイルを装備できるように機体を大型化したもの。青色の迷彩色になっているのも海上で目立たなくするため。

●T-4
練習機。千歳基地隷下第203飛行隊所属の機体が展示されていました。練習機ゆえに武装はないものの、標的等は引っ張れるようになっており、北朝鮮が核実験をしたあとで集塵ポッドを装着して飛行したこともあるのです。

●U-125A
救難捜索機。新潟救難隊所属の機体が展示されていました。レイセオン社製ホーカー800ビジネスジェットが原形で、自衛隊向けに各種改造をしたもの。下記の救難ヘリコプターとペアを組んで運用し、こちらは先着して捜索と救難物資を投下するのが役目。

●UH-60J
救難ヘリコプター。松島救難隊所属の機体が展示されていました。アメリカ軍向けSH-60ブラックホークが原形で、日本で独自改良してライセンス生産したもの。U-125Aとペアを組んで運用し、こちらは要救助者を収容するのが役目。

●SH-60J
哨戒ヘリコプター。海上自衛隊大村航空基地所属の機体が展示されていました。上記のUH-60Jと原形は同じSH-60ですが、潜水艦探知や洋上監視のための機器が積まれているのが特徴。捜索救難用の機材も積まれています。

●P3-C
対潜哨戒機。海上自衛隊八戸航空基地所属の機体が展示されていました。SH-60Jと同じく潜水艦探知や洋上監視が主任務になっていますが、飛行機ゆえの性能を生かしてソマリア沖での海賊対処任務にも交替で派遣されています。

●C-130H
輸送機。小牧基地所属の機体が展示されていました。PKO等で使用する重機や派遣される隊員を輸送することも多く、イラクではバグダットで輸送任務に就いたこともありました。大型の新型輸送機の配備が始まったので、今後の動きが気になるところ。

●CH-47J(LR)
輸送ヘリコプター。那覇ヘリコプター空輸隊所属の機体が展示されていました。原形は50年以上も前にアメリカで誕生しましたが、後継機がないことから2012年まで導入されていました。LRとは大型燃料タンクや気象レーター等を装備したタイプ。

●UH-1J
多用途ヘリコプター。陸上自衛隊丘珠駐屯地所属の機体が展示されていました。原形は50年以上も前にアメリカで誕生しましたが、自衛隊では2007年まで導入されたため、当初から暗視ゴーグル対応コックピットとなっていたり、映像伝送装置か赤外線監視装置が取り付けできるようになっています。

●AH-1S
対戦車ヘリコプター。陸上自衛隊帯広駐屯地所属の機体が展示されていました。被弾しにくくするため胴体は1mほどと細くなっており、操縦席も前後2列の後ろになっています。

その3ではその他の展示物とブルーインパルスの曲技飛行のことを書きました。ヲタク度とデジカメの画素数は上げたままですので、良ければ併せてお読みください。
https://note.mu/f_yoshihiro/n/n3d1039af7cfc(その3)

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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