中吊り広告

今日から6月。緊急事態宣言は全部解除となり、表向きはいつもどおり。といったって、今日からコロナウィルスが活動自粛するはずもないから、昨日と同じく感染しないように気をつけることは変わりません。それでも、近くの小学校へ通うランドセル姿の小学生を見かけたので、少しだけ心が和みましたけどね。
そしていつもどおりに自宅最寄り駅から地下鉄に乗ると、

中吊り広告が少しだけ増えていることに気づきました。

というか、5月がひどかったんです。
地下鉄車内の中吊り広告は1枚を除いて掲げられておらず、その唯一の1枚の中吊り広告も乗車マナーの内容でした。つまり、商業目的の中吊り広告は一切なかったのです。窓やドアのステッカー広告は貼り替えが難しいから残っていたけれど、窓の上の広告もローンや栄養ドリンクなどが少しあるだけ。そりゃあ、デパートなどが臨時休業していたから、売りたくても売ることができなければ広告を出しても無意味なばかりか、その広告費を休業補償などの別目的に回さなければいけなくなったでしょうから、広告が出せなくなったという事情は、業界関係者ではない自分も察しはつきました。
それが6月になって緊急事態宣言が全部解除となれば、感染しないように慎重な行動は必要なものの、広告を出して集客や売り上げを上げようとする企業が出てもいいはず。そういう企業がさっそく現れたと思って、顔を上げて中吊り広告を見てみると・・・

『ソーシャルディスタンス』のお願いをする札幌市の案内

が車両の両端と真ん中に1枚ずつ、合計3枚でした。そう、中吊り広告が増えたといったって商業目的ではなかったのです。もちろんそれはそれで重要なことですが、実態は枠が開いているのを逆手にとって“これからも気をつけろ”と注意喚起をしている状態が6月も続いているわけで、
「元の状態にはすぐに戻れないみたいだ・・・」
と、臨時休業をしていた業種・業界・店舗がかなり多かったことを、枠だけ並ぶ天井を見て気づかされたのでした。

ほんと、コロナウィルスの早い終息を願うばかりです。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?