札幌の地下鉄の話

ネットの配信記事に札幌の地下鉄に関することが続けてあったので、どちらも気になって読んでしまいました。

『札幌に来て驚いたこと ここは「夢の国」なのか?違うのか?』
https://sodane.hokkaido.jp/column/202206110651002227.html

地下鉄の「専用席」のことを書いています。地下鉄に毎日乗っていると、確かにまあ、車端部の「専用席」だけ空いていることはよく見かけています。でもそれは、そこを必要とする人のために空けておくものだと思っているし、父親も生前は杖をつきながらも「専用席」を目指していたことを思い返しました。
一方で、札幌以外は「優先席」となっています。自分も東京に住んでいたときは「優先席」に座りました。乗車時間が長い反面、座席数が少なめだと、そこを必要とする人がいなければ「優先席」に座ったって罰は当たるまい、という気持ちになります。
この気持ちは、実際に毎日利用しないと感じないことかもしれません。

『地下鉄”に乗っているとき何をしていますか?札幌市営地下鉄の利用者に聞いてみました!』
https://sodane.hokkaido.jp/tv/202206130600002203.html

ま、札幌に限らず、どの都市の地下鉄車内でも同じだと思いますけどね。
この記事は朝に配信されていたので、一読してから、いつものように地下鉄に乗ったときに周囲を見渡してみました。すると、やっぱり記事の内容どおりに、耳にイヤホンをしながら、スマホの画面に目を落とし、指で上や下に右や左と操作している人の多いことか。自分からはスマホの画面は見えないけれど、一定方向に指を動かしている人はネットの記事などを読んでいるのがわかるし、グルグルと渦を描くような指の操作をしている人はゲームだろうと、だいたいの想像はつきます。
他方、紙媒体を持ち込む人はあまり見かけません。ゼロではないけれど、文庫本を開く人がチラホラいる反面、新聞を四つ折りにして読む人は皆無です。理由を考えたところではっきりしないものの、乗車時間が10分程度と短いし、新聞自体がかさばるし、込んだ車内で新聞を広げることがはばかられるというのは、あると思います。

あ、自分ですか? 自分は、何もしません。家を出るまではパソコンでメールやネットを見たりするし、会社でも仕事で目と耳をずっと使い続けるので、地下鉄乗車中ぐらいは目と耳を休ませようということで、吊革につかまって虚空を見ています。
虚空を見つめて今日も行き来しました。明日もそうするつもりです。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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