コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)2024年2回目
1回目はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/nbd05d702e40a
どんな物事であれ、1回目よりは2回目のほうが要領よく立ち回れるようになるし、そのようにしたいもの。ぶっつけ本番で出たとこ勝負の部分はあるけれど、訊かれること・やることは毎回ほぼ同じなので、ある程度のシミュレーションはできます。だから“○○を訊かれたらこう答えよう”と、脳内想定問答集も作っておいて家を出ました。
集合はキックオフの4時間前なので、今回は午前10時です。9時半過ぎに到着するように地下鉄に乗ると、車内で顔見知りの先輩サポーターと偶然に会いました。
「今日、ボランティアなのかい?」
「はい、そうです」
「この時間かい?」
「ええ、10時集合ですから」
コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)の存在を知っていて、先輩は自分が参加していることを知っているので、こんな会話になります。また、車内には自分たちと同じように応援に向かう“赤黒い人”がチラホラ乗っていました。自分もそうですが、サポーターの朝は早いです。
先輩はイトーヨーカドーに立ち寄ると言うので福住駅で別れ、自分は先に札幌ドームへ向かって、そのまま控室に入りました。
10時少し前に今日の参加者が揃ったので全体朝礼となり、まちのミライのCVS担当者から前売り状況から予想入場者数や、イベント情報の一覧が記載されたレジュメの説明をして、無線のチェックをしてから担当場所へ移動しました。
自分の担当場所は、メインスタンドのホームゴール裏側に近い場所で、前回と同じです。前回と同じ場所なら脳内想定問答集がうまくいきそうだと思ったのですが、そうはいきませんでした。
11時に開場。最初の30分間は毎試合やって来る熱心なサポーターが中心です。なので、ユニフォームを着ている人がほとんどです。さらに驚いたことに、今年のユニフォームを着ている人が非常に多いことに気づきました。ざっと見た感じで、7~8割が今年のユニフォーム姿です。通販で注文して、あるいは店頭で買ったばかりで、今回の試合で初めて着用している感じはしたものの、徐々に、ではなく、いきなり今年のユニフォームというところに、下世話だとわかっていても
“相当売れているんだろうな・・・”
と思いました。普段はユニフォームを買わない自分が「買いたい」と思うぐらいに、今年のデザインはむちゃくちゃ格好いいですから。
開場から30分を過ぎると、チケットを持って立ち止まる人が出てきます。そういう人に「お座席、わかりますか?」と声をかけて「わからない」と言われたら案内していきます。案内のためにチケットを見せてもらうと、前回と同じようにバックスタンドだったり、アウェイ側だったり、すぐそばなのに気づかなかったりと、いろいろありました。
で、それらは脳内問答集で想定の範囲内です。でも、そればかりではなかったのです。
「三脚を使っている人がいて出入りできない」
という申告がありました。見ると、座席の前に三脚を立て、カメラを取り付けて試合の様子を撮影しようと準備している人がいました。自分は無線を取ってクラブ担当者に該当場所と内容を伝え、申告してきた観戦客に
「今、クラブスタッフに伝えたので、少々お待ちください」
と案内して、スタッフの到着を待ちました。数分後にスタッフが到着したので改めて内容を伝えて対処をお願いし、自分は担当場所に戻りました。その後の対処した結果の詳細は割愛しますが、席移動を伴うような事態は避けられたと聞いています。また、担務が終わってから控室でCVS担当者に『三脚使用はNG』と再確認したので、皆さんもご注意いただきたいと思います。
もし、そういうトラブルが遭った場合は、近くにいるスタッフを呼んでください。当事者同士で直接話し合うよりは、クラブ担当者が間に入るほうが解決しやすくなります。
あともう一つ、こんなこともありました。
通路に立ったままあまり動かない男性がいました。自分が「お座席、わかりますか?」と尋ねたら「わかります」という返事だったので、通路から動くのかと思ったらさにあらず、10分以上も無言で通路にとどまったままだったのです。何か良からぬことを考えているかもしれないので、自分は動向を気にしつつ、無線で他のCVS参加者にも知らせておきました。試合が始まるとポケットからデジカメを取り出して何枚か撮影して立ち去ったので、目的はそれだったと判断できますが、通路にずっととどまるようなら“何をされるかわからない”と覚悟のうえでもう一回聞いてみようと思ったぐらいでした。
他はだいたい前回と同じで、試合開始までに休憩があったのも同じでした。ちなみに、休憩後に控室から戻るときにスタジアムDJの山形翼さんがコンサドールズと一緒に写真を撮っている様子に出くわしました。そのときに撮った写真は、コンサドールズのインスタグラムのタイムラインにアップされていました。
また、試合中に休憩の指示が出るのも同じで、自分は控室に戻ってDAZNで試合観戦をするのも今までと同じです。
ハーフタイム前に担当場所に戻ってごみの様子を確認し、一般ごみだけの袋だけ先に交換しておいてハーフタイムに備えました。すると今回は飲料を入れたプラコップのごみが多く、ドールズの演舞が終わったあたりで交換しました。試合前から「攻めろ」コールをしていたから、試合進行と飲料の量は関係あるのかしらん・・・???
後半も試合が始まったら休憩の指示が出たので、自分は控室でまたDAZNで試合観戦です。失点の場面はしっかりと見てしまったのに、原選手がゴールを決めた瞬間は担当場所に戻ってごみ箱の様子を確認していたため見れず、タイミングの悪さに苦笑い。
試合は1-2で終了。ロスタイムに入った段階で退場する人が多いことから、こういう行動で現在のファン心理が読めます。
自分はごみを片手にスタンドから出てきた人に「飲み残しを捨ててからコップを逆さまに入れてください」と声を出し、戸惑う人には「汚れていれば一般ごみへ入れていいですよ」と声をかけました。ごみの分別はしてほしいけれど、それに時間がかかって流れが悪くなっても良くないから、最低限、飲み残しの処理とプラコップを分けることをアナウンスしました。
とはいえ、観客数が15000人弱だとごみ箱の前で混雑する時間も短く、20分くらいで行き交う人もまばらになりました。無線で「頃合いを見て撤収しましょう」と担当者から指示が出て、自分は他のCVS参加者と目くばせをして、控室に戻りました。
控室では、ビブス・無線機・IDを返却して、終礼となりました。クラブ担当者の「・・・最下位です・・・あとは上がるだけです・・・」という言葉もあり、どんよりとした空気になってしまいました。しかし現実だから、受け止めるしかないです。その他、今回の活動での意見を知らせてほしいこと、次回以降のCVSに関する案内もあり、自分もそこまで聞いてから帰り支度をして控室を出ました。
控室を出たのは夕方5時ころ。夕陽がまぶしい反面、負けたあとだけに哀愁めいた感じもありました。それに雪も残り、春はまだ遠い札幌。チームも今年の公式戦初勝利はお預けで、春は遠いままです。
次回のホームゲームは4月3日のナイトゲームです。自分はシフト勤務なのをいいことに、休みを取ったうえでCVSに参加します。
それでは、次回もドーム内のどこかにいます。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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