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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)9月14日

前回の様子はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/ncb143573601d
前回と今回の間にカップ戦があり、自分はチケットを購入して試合観戦しました。今年のレプリカユニフォームを着て、久しぶりの『必勝弁当』を食べて、選手入場時にタオルマフラーを掲げ、大和ハウスプレミストドームのスタンドで試合観戦するのは6月の新潟戦以来だったので、どこか妙に“懐かしい”と思いながら、観ていました。
あとそれから、カメラマンがドーレくんに四股を踏ませていて「何をさせているのか(笑)」と思ったりしましたが。

そんなふうに、サポーターだから見える景色と、スタッフとして参加すると見える景色って、違うんですよね。
スタッフとして参加したら試合直前・終了直後の様子はあまり見えないし、サポーターだったら運営の見えない苦労は見えないまま。両方体験するのが良いのか悪いのかは判断つかないですが、少なくとも、自分の中では、一つの物事でも見えかたが複数あることに気づかされる一例だと考えています。

ボランティアは試合開始の4時間前に集合なので、集合時刻は午前10時です。午前9時40分ころに大和ハウス・プレミストドームに着き、ドーム内の「まちのミライ・サポーティングスタッフ(MSS)」コンサドーレ・ホームゲームボランティア控室に入ると、まちのミライの担当者がすでに準備を整えていたので、まずは挨拶。
また、ボランティア参加者と
「一昨日ぐらいから急に気温が下がりましたよね」
「だから私、長袖にするか半袖にするか迷いました」
と、日常の与太話をして、朝礼を待ちました。ちなみに、自分は長袖着用、このとき話したボランティア参加者は半袖です。

全体朝礼では、チケットの販売状況のほかに開催イベントの実施内容や注意事項の伝達もありました。まちのミライの担当者がイベント実施場所の案内図(北1ゲート付近に掲示)を写真に撮って配布してくれるので、自分は担務中にサコッシュに挟んで問い合わせ時に備えています。単発のイベントも多いので、全部を一度に覚えきれないという個人的事情もあります。
無線のチェックをしたあとは、バケツ等を入れたケースを持って担当場所へ移動です。なお、今回の担当場所はカテゴリー1のホーム側でした。値段が一番高くて、一番見やすくて、熱い人が集まる場所です。

で、イベントの案内図が配布されることを書きましたが、自分は実際に実施場所まで出向いています。1階にブースが設置される場合もあれば、2階だったりすることもあるし、当日になって変更される可能性もありうるので、間違った案内をしないために念のため確認する目的です。

ついでに写真も撮った

ATR42は上空を飛んでいる様子は見かけるけど、道内移動がないから乗ったことがないなあ、と思いながら。
そして担当場所に戻り、リサイクルボックス(ごみ箱)から『ライスレジン』のごみ袋の口を開けておいて、開場を待ちました。

11時に開場。毎試合訪れる人から入場開始になると、今回も屋外テラスへ人の流れはそちらへ行きがちです。だから自分は通路に立って目配せをするだけ・・・とは、今回なりませんでした。
「うちわを作るのはどこですか」
と女性から訊かれ、自分はすぐに場所が出てこず、配布された案内図の写真をサコッシュから取り出し
「クラブコンサドーレブースの横です」
と案内しました。とっさに出てこなくて内心焦りましたが、事前に確認していたことと配布の案内図のおかげで何とかなりました。
単発のイベントだと、毎試合訪れる人からでも場所を尋ねてくることはままあります。そのときにスタッフとしてドームにいる以上は「わかりません」で済まされないと自分は考えています。

一方で、レギュラーで実施されるイベントはだいたい頭に入っています。
「以前、地下に子供向けの遊び場があったけど、今はもうないよね?」
「いえ、今日もありますよ」

北海道コンサドーレ公式HPより

「スタメンボードはどこですか?」
「1階の南ゲート横です。ここからだと階段を下りて右です」

ルヴァンカップのスタメン

ツーといえばカーの如く、何も見なくても案内がスラスラと出てくる自分が空恐ろしい(苦笑)。

開場してしばらくはレプリカユニフォームを着用している人が目立っていましたが、休憩時間(詳細な時間は記載しません)のあとからは初めて観に来たような人が増えました。通路で立ち止まれば、その都度、自分が「お座席、わかりますか?」と訊くのに、気づいているのか気づいていないのか「・・・」と無言で通り過ぎる人が10回で4回くらいの頻度であり、少しやり切れない気持ちにもなりました。けれど、自身で座席がわかっているなら問題ないので、しつこく訊くことはしませんでした。
それから、この試合ではコンサドールズと『月下美人』のダンスパフォーマンスがありました。なので、いつの間にか、スタンド内通路には『月下美人』に出演される人の家族と思しき人が立っていて、スマホで写真を撮ったり・手を振ったりしているのでした。自分は空気を読んで声掛けはせず、ダンスパフォーマンスが終わるまでは通行の邪魔になっていないか目配せをすることにしました。

試合が始まるまでは座席案内を続け、頃合いを見てごみの溜まり具合も確認し、試合が始まってから無線で休憩の指示が出たので、自分は控室に戻りました。控室で自分はタブレットでDAZNの画面を見ながらも、ボランティア参加者と座席案内の話になったので、もし、手元にコンビニ発券のチケットがあれば参照してください。
それは、
「コンビニ発券だと間違えて来るお客様が多い」
というのが、ボランティア参加者との話で出てきたからです。再現すると、こんな感じです。

通路番号が小さいフォントで少し離れた場所に記載しているのに対し、列番号のフォントが大きいので、列番号を通路番号と間違えてやって来て、この例では56通路付近で「座席はどこだ」と訊いてくるのです。そして、ボランティアが小さな通路番号を指し示して「ここではなく、かなり先です」と案内することになります。
これはコンビニのひな型を使ったシステムなのでどうすることもできず、ご了承いただきたいところです。

DAZNの画面越しに「苦戦してるなあ」と思いながら前半35分になったので担当場所に戻り、リサイクルボックス(ごみ箱)の中の様子を確認しました。ごみ袋の交換をするかどうかの判断をするためですが、正式な入場者数は分からないものの、肌感覚とスタンドの様子から“やや少ない”と思ったので、溜まり具合が少ない場所についてはそのままにしました。
前半は無得点で終了。通路に出てくる人はそれなりにいたものの、リサイクルボックス(ごみ箱)付近で混雑する時間は5分程度と、長くはありませんでした。普段ならドールズの演舞が終わるまでは混みあっていたのが、今回は演舞途中で閑散となってしまい、ごみ袋の交換も演舞中にすることができました。それは観客数が少ないからであり、個人的には張り合いがないと思いましたが。

後半も控室に戻っての休憩です。前半と同じような苦戦が続き、守備を破られて失点すると雰囲気は沈み、35分に2失点目(VARで取り消し)となると「ああ・・・」とさらに沈み、力が抜けた感じで担当場所に戻って、まずはリサイクルボックス(ごみ箱)の中を確認です。退場時にごみを捨てに来る人が多いことは自明なので、溜まっているごみの量が少なくても全部取り替えました。
そして『ライスレジン』のごみ袋の口を開けているうちに、さらに失点。するともう、退場する人がどっと出てきたので、自分はごみ袋の口を開けるのをやめて分別の声掛けをしたのでした。試合が終了すると一斉に人がやって来るので、分別の声掛けは続けながらもごみの溜まり具合を確認し、取り替えるタイミングを見計らっていました。選手が挨拶に来たときに退場者が途切れたので、ペアを組むボランティア参加者と二人で口を開けていたごみ袋へ付け替えたのでした。

そこから約10分、無線で「そろそろ戻りましょう」と流れてきたので、他のボランティア参加者とともに控室に戻りました。
控室では
「負けると分別してくれない」
「負けるとごみに八つ当たりする人がいた」
と話すボランティア参加者がいて、試合結果は順位だけでなく観客の心情悪化にもつながっています。我がコンサドーレは勝ってくださいよ!切実です。

その流れでの終礼となり、まちのミライの担当者が「負けました・・・」と沈痛な声と表情を浮かべていました。試合結果に運営は関係ないとはいえ、負けると疲労感は倍増します。
そのほか、次の試合のボランティアのことや、サポーターズデーにもボランティアが必要となることの告知に加えて、Jリーグの試合運営管理規定に抵触する疑いの事案があったことの報告もありました。今試合の入場者数は20000人弱。人数だけでいえば小さな都市とそう変わらないから、良からぬことを考える人がいても不思議ではありません。
ドーム内にはボランティア以外にもクラブスタッフや制服を着た警備員もいるので、何かあったら申し出てほしいと思います。

さて、次の試合(京都戦)はコンサドーレ持株会の無料招待券を使って観戦します。その次(セレッソ戦)は大阪から知り合いのセレサポが札幌に来るはずで、たぶん試合中と試合後に飲むので参加できず、最終戦の柏戦にボランティアとして参加するつもりです。
この3試合はいずれも「まちのミライ・サポーティングスタッフ(MSS)」コンサドーレ・ホームゲームボランティアの活動があります。黄色いビブスを着たボランティアがドーム内にいるので、見かけたら労いの言葉をかけてほしいと思います。自分も周囲が振り向くぐらいの大きな声で「ご苦労様です!」と言おうと企んでいます(ニヤリ)。
それにしても、今年のコンサドーレのホームゲームは残り3試合です。早いものですね。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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