血管の好み

毎月10日前後に献血していることにしているので、今月は今日行ってきました。
受付と問診で問題がなかったため、血液検査になりました。検査担当の看護師さんからは「ご予約のとおりに血漿献血でお願いします」と言われました。自分は血小板献血でも問題なかったのですが、予約するときに血小板献血がなぜか選べなかったので血漿献血になりました。なぜなのかはわかりません。
献血の種類は変われど、検査自体は変わりません。なので、次に訊かれるのが

「どちらの腕で採血をご希望ですか?」

です。自分は「右腕の外側での回数は多いですが、先月まで三ケ月連続で左腕です」と言うと、看護師さんは「採血担当に診てもらいましょう」と話して呼びに行き、別な看護師さんが確認にやってきました。
採血担当の看護師さんは40代くらいのややベテランで、自分に「両方の腕を見せてもらえますか」と言ってきたので差し出すと、看護師さんは右人差し指の腹で自分の右腕と左腕の両方の血管部分を順に押して

「私、右の真ん中が好みだわぁ~」

と笑みを浮かべて感想を言うのでした。
でも、血液の流れ具合は左腕のほうが良かったようで

「今回も左腕でお願いします」

という判断となり、検査は右腕で行うことになりました。
あと、どうでもいいことかもしれませんが、注射器で採られた血液が試験管に移されたあとの検査機器が、新しいものに更新されているのを見逃しませんでした。今まで使っていた検査機器が東京の献血ルームでも見ていたので、基本設計は25年以上前かもしれません。だって、検査機器の筐体にFDD(フロッピーディスクドライブ)が備わっていたのだから、いくらアップデートしていてもOSはWindowsNTとかかもしれない、と思っていました。それが令和の新しい機器に置き換わり、検査時間も短くなったようでした。

検査結果も問題なかったので採血になり、採血用ベッドに移って左腕の真ん中に針が刺さり、今回は約45分で採血が終了しました。普段の血小板献血ではなく血漿献血だったためですが、普段より15~20分ほど短い時間で採血が終わると
“これで必要量が取れたのかな”
と、逆に不安になりました。・・・ええ、余計なお世話とわかっていますけどね。ま、短時間で終わる分には身体の負担も小さいから、ラクでした。だからといって、これからずっと血漿献血にするつもりはなく、来月は来月で、血小板献血でも血漿献血でも、どっちでもいいのさ。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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