昭和のおじいさん
昨日は札幌ドームでJリーグの試合を母親と一緒に観てきました。結果については思い出したくないので、チームが配信した画像をお見せすることでご容赦ください。
その帰りでのこと。地下鉄東豊線が混雑しているのと天気が良かったので、国道36号線を都心方向へ歩くことにしました。
歩いていたときの時間は午後4時30分ころ、気温は25~30度くらい、太陽は高い位置にあってギラギラとした日差しが降り注いでいました。端的にいえば、暑い。暑いので、首元から汗がじわりじわりと出ていました。
その様子を見た母親が「中に何着ているの?」と訊いてきたので、
自分は「半袖Tシャツ。その上にこのユニフォーム」と答えました。
すると、母親は
「中はランニングシャツにしたらいいでしょ」
と言うのです。たしかに、そのほうが涼しいといえば涼しいでしょう。
でも、自分はとっさに「それは、着たくない」と返事しました。
なぜかというと
「昔、近所のおじいさん達がそんな恰好だった」
だからです。母親も「そうだったね」と相槌し、
「下はステテコだったね(笑)」
と、頭の中で近所のおじいさんの夏の姿が出来上がりました。イメージとしては
ランニングシャツとステテコ、履物はツッカケ、そして家の前のアサガオに漏斗で水をやっている姿が頭の中でできたら、完璧です。
そうやってイメージできた姿がカッコイイですか?自分はそうは思えません。そして、そういう、どこにでもいるおじいさんにはなりたくない気持ちもあるのですよ。
ついでにいうと、ランニングシャツとTシャツで涼しさが大きく変わるとも思えないから、母親がランニングシャツを勧めてきた理由も理解できませんでした。それより、アンダーウェアとしてのTシャツは何十枚と持っているから、汗をかいたら取り換えればいいと思っています。
と、自分の考えを長々と書いたうえで、今日の出来事です。
今日も札幌は30度まで上がって、夏みたいに暑い一日でした。自分はシフト勤務なので、日曜日にオーダーメイドのスーツをビシッと着て出勤し、夕方6時過ぎまで仕事をしました。そして退勤して地下鉄に乗ると、
車内にランニングシャツとステテコに、ツッカケを履いた60代後半~70代と思われる男性が、吊革につかまって立っていました。
自分が幼少の頃に見かけていた近所のおじいさんと同じ姿を、令和の今でも見かけるとは・・・。
タイムスリップしたような、そうじゃないような・・・。
(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)
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