免許取り立てかもしれない

朝、いつもの時刻に家を出て、いつものように自宅最寄り駅へ向かい、いつものように改札を抜けてホームに下り、いつもの乗車位置でいつもの地下鉄を待っていました。いつもの地下鉄はいつもの時刻にいつものようにホームに入線してきました。
いつものように地下鉄はやってくるといったって、車両は順繰りに運用されているからいつも同じではありません。また、運転手も毎回違います。自分の前を通り過ぎるほんの一瞬しか見えないけれど、年配だったり・壮年だったり・男性だったり・女性だったり、当たり前の話ですがバラバラです。

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それで今日は、運転席から2人の姿が見えました。1人は男性で運転台の横に立っており、運転台には少し小柄の女性が座っていました。その様子から、本当のところはわからないものの、なんとなく

「運転免許取り立てなのかもしれない」

と思いました。なぜかというと、普段、地下鉄はワンマンで運転席には1人しかいないので、2人が乗るのは余程のことです。その“余程のこと”として想定できるのが、新人が運転する場合です。だからちょっと珍しい光景に出くわしたと思っています。
ただ、利用者からしたら新人とかベテランとか関係ないし、事故なく定時に運行してもらうことこそ重要なわけです。今日、自分が乗った区間については定時運行でした(ダイヤ乱れの発表がないので、その後もそうなったに違いない)。

で、新人とかベテランとか関係ないといいながらも、体感で新人とベテランの区別はできます。特にブレーキ操作で違いが出ます。
それでいくと、今朝の地下鉄の運転手の場合はブレーキ操作が駅ごとに若干異なる感じで、ATCが動作して急に“ガクン”と減速がかかったりしたこともありました。停車位置にきちんと停車できたとはいえ、どこか微妙な操作ができていなかったような感じがしました。
なお、自分が「うまい」と唸ったのは、停車する直前までの減速が常に一定で、停車する直前でいったんブレーキを緩解して惰性で少し走ってきっちりと止める、という技を駆使したときです。ホームドアがあるから停車位置はかなり厳密に決まっているのに、狙いを定めるようにピタリと停まったときはすごいと思いました。

それから、日立製インバータを使用している車両(札幌市9000系、東急電鉄5000系、東武鉄道30000系・50000系など)は、

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速度が0になる直前に「ブーン」と音を出しますが、出す時間が短いほうが上手な運転のようです。


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