“は”と“や”

radikoのタイムフリー機能を使って聞いたラジオ番組の中で、リスナーからこういうメールを紹介していました。

『札幌出身、大阪在住です。以前住んでいた広島の職場で物を数えていたときの話です。私はいつものように「にぃ、しぃ、ろぉ、やぁ、とぉ」と数えていました。「えっ?やぁではなくてはぁだろ、八は」と同僚は皆言うのです。その後、関西出身の主人や四国出身の同僚に聞いても「にぃ、しぃ、ろぉ、はぁ、だろ。やぁじゃないよ」と言います。周りに関東出身や北海道出身がいないため確認できないのですが“やぁ”と“はぁ”の境目はどこからなのでしょうか』

パーソナリティの一人が続けました。
「これ、電気の50と60のあたりですかね。糸魚川構造線(笑)」
「どこのあたりだろう。名古屋かな」

2020無口な二人

さらに仮説まで話しました。
「論理的なことを考えた。“はぁ”のほうが整合性がある。なぜかというと“いち・に・さん・し・ご・ろく・しち・はち”でしょ、だから“に・し・ろ”ときたら“は”が正しいわけ。“や”だったら“ひとつ・ふたつ・みっつ・よっつ・いつつ・むっつ・ななつ・やっつ”で“ふ・よ・む・や”なら正しい。違ったらごめん」

なるほどね。いいえて妙です。
とはいえ、八がなぜ“は”と“や”があるのかは、さすがにわからずじまい。それを考えたら言語学の研究レベルになるかもしれず、歴史とか地域間交流まで考えなければ結論は出ない気がします。
で、自分はというと“に・し・ろ”の次は“や”です。そのほうが言いやすいし慣れもあるでしょう。それに周りでも「やぁ」と数えていたから、疑問にも思いませんでした。むしろこの放送で“はぁ”と数えることを知って「ハア?」と思いました(苦笑)。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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