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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)のテスト運営に参加

※厳密には前日の出来事になります。ご了承ください。

前日28日は札幌ドームでJ1リーグ戦、北海道コンサドーレ札幌対横浜FCの試合がありました。自分もドームにいましたが、試合はあまり観ていません。というのも、試合運営のボランティアの1人として参加していたからです。

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経緯を少し書きますと、自分は2019年までボランティアに参加していました。翌年も継続するつもりでしたが、コロナ禍でチーム側から「感染拡大防止のため」という理由で中止となり、次の年も、その次の年も、丸三年間ありませんでした。
今年になって活動再開を検討しているという知らせはチームから届いたのですが、8月まで続報はありませんでした。8月になって、10月以降のホームゲームを経験者だけでテスト運営することになり、平日夜に真っ暗なドームに赴いて20人余で打ち合わせもしたうえで、今回の活動再開に至りました。なお、チームからも正式発表はあります。

北海道コンサドーレ札幌公式HPより

https://www.consadole-sapporo.jp/news/2023/10/9436/
当日は朝9時に控室に集合し、ビブスとIDと無線機を受け取り、担当者から全体の流れ・予定イベント・予想入場者数の説明があり、無線機の通信テストをしてからドーム内の担当場所に移動しました。
9時55分、スタジアムDJが「開場5分前となりました。関係者の皆様は所定の配置についてください」とアナウンス。自分も担当場所で待機。ここから入場開始までの5分間、すべての準備が整っているのに静まり返って“凛”とした空気が流れます。この5分間はボランティアしか体験できないので、四年ぶりの体験に思わず深呼吸。

10時から入場開始。最初は毎回観にくるサポーターが優先して入場するので、座席案内よりは何かトラブルがないかを意識して、自分は通路の隅に立って全体を見渡すことから始めました。でも、10時30分以降は初めて来る人も増えるので、チケットやQRコードの画像を見て立ち止まる人を見かけたら「お座席、わかりますか?」と声をかけて、分からないと返事があれば当該通路番号まで案内することをずっと繰り返しました。なので、試合開始前にイベントがあっても“何かやっているな”という程度の意識になってしまいます。
試合開始までの3時間のうち、30分は休憩時間があります(具体的な時間等は記載しません)。交代で控室で休憩をとるときに、支給されたお弁当とペットボトルの水で昼食を済ませて、きっちりと休みました。なにしろ、担当場所ではずっと立ちっぱなしです。休めるときに休まないとあとでツラくなるからです。
休憩時間が終われば、担当場所に戻って再び座席案内とごみの溜まり具合を確認です。試合開始直前に観戦客が続々とくるので、休憩を終えてからの時間のほうが息つく暇もありません。試合開始後もしばらくは座席案内に忙殺されました。

試合が始まれば再び休憩です。自分は控室で持参のコーヒーを飲みながら、持参のタブレットでDAZNでの試合観戦です。すると、控室天井のスピーカーからは「ゴール!」と声が聞こえるのに、画面上ではまだシュートを打つ前なので、自分の周りに他のボランティアのメンバーも集まり、シュートが決まる瞬間をまだかまだかと待つわけです。そして決まると「おおー」と喜んだのでした。
喜んだのもつかの間、ハーフタイム前には配置場所に戻って今度はごみ対応の準備です。使い捨ての手袋を用意し、担当のごみ箱内が溜まっていれば袋を交換し、観戦客がごみを捨てに来たときに戸惑っていたら「このように分別してください」の案内をして、協力のお願いをしました。ただ、観客数が13000人余ではそんなにごみは溜まらず、声がけ回数も袋の交換も多くなく、ラクといえばラクでした。

後半が始まればまた休憩で、前半と同じように控室でタブレットを使って試合観戦し、試合終了前にまた担当場所に戻って、再びごみ対応の準備です。
この、試合終了後のごみ対応がいちばん大変です。分別の声がけで分別してくれる人もいれば、分別せずひとまとめに捨てる人もいるので、分別せず捨てられたらしょうがないとしても、なるべく分別させるように案内しなければいけません。それと並行してごみ袋の交換もするから、声かけと交換を同時にすることもしばしばです。
それでも、ごみ対応で大変なのは試合終了直後から30分間程度で、そのあとは無線で場内の様子の連絡を取り合い、作業が追い付いていない場所へヘルプに行き、そこが終われば撤収です。撤収したのは試合終了から45分後でした。

控室に戻ればビブス・ID・無線機を返却し、ノートに今日の出来事や改善点があれば記入して解散です。自分は座席案内をする場所と担当するごみ箱の位置がやや離れており、座席案内が忙しいとごみ箱の確認が疎かになったことを指摘しておきました。
それ以外は身体が感覚を覚えており、4年前までの経験が生きた感じでした。座席案内は通路番号を見て案内図を見なくても的確に案内したし、他の問い合わせにもきちんと対応できました。それとともに、4年前に一緒にボランティアをやった人から声をかけてもらったりして、参加してよかったと思いました。
最初、声がかかったときは“人柱のような部分もありそうだ”と斜に構えていましたが、やってみたらツラく苦しいことはまったくありませんでした。むしろ、チームからも頼られていることを感じた一日になりました。
残り2試合も同じようにすればいいのだから、同じように力まずに活動したいと思っています。また、自分は来年につないでいく立場なのだと認識し、チームに遠慮せず改善点を出していこうと考えています。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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