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人に救われる毎日

社外にふらっと立ち寄れる居場所を持っておきたくて、よくランチに出ている。

毎回違うお店に赴き、お気に入りがあればそこに通い続けるのがルーティンなのだけど、まだ入社したばかりなので日々開拓を続けている。たのしい。

おいしいごはんは正義だ。今日はつめたいカフェオレを飲んで、スパイスがたっぷり効いたカレーを食べた。

常連さんに「●●さん!こんにちは」と明るく声をかける店員さんの会話に和んだ。


先日、仕事でモヤモヤしたことがあり、上長に時間をつくってもらった。悩んだまま仕事を続けるのが苦手で、白黒はっきりさせて取り組みたいのだ。

それにあたり友達とオットサンにも相談したのだけど、思うままがーっと吐き出すうちに自身の悩みが明確化された。ありがたい。

友達にいたっては「相談してくれてうれしい」という言葉をくれた。救われた気持ちだった。

上長にも自分の意見や想いを伝え、だいぶクリアな心持ちになれた。詳しくは書かないのだけど、上長の素敵な人柄が言葉の随所随所に垣間見え、「もう少し頑張ろう」と改めて決意した。

粛々と業務に取り組んでいると忘れてしまいがちだけど、同じ業種、同じ場所であっても一人ひとりが違うバックグラウンドで、違う想いをもって仕事をしている。

たとえ自分にとっては他愛もないことのように感じたとしても、当人にとっては一世一代の決意だったり、想いだったりする。

それは、対面で会話をし、仕事に取り組む機会が減ったフリーランスの日々のなかで忘れかけていた大切なことだった。

人を陥れるのも、人を救うのも、人だ。

わたしは自分のことでいっぱいいっぱいになりがちなので、相手の気持ちを考えられる人になりたいな、と感じた。


エレベーターで、社員さんから「みんなマスクしてますよねえ」と話しかけられた。「ですねえ、わたしは花粉がつらいです、くしゃみ止まらなくって」と返した。

たぶん、いろーんな人がいる。働くうちにその人たちのことを、知ってゆきたい。

知ったからといって何かが劇的に変わるわけではないけれど、ここにあるのは確実にこれらの「人」がつくりあげている仕事だ。そこには想いがあり、血が通っている。わたしはそんな物事にずっとずっと、携わってゆきたいなと思っている。

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