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ELECOMゲーミングマウス「VM600PE」をレビュー!

マウスと言えばの話

昨今、ゲーミングマウスが流行しトレンドやシェアを伸ばしているが、大分類であるマウスというカテゴリで言えばごく少数であり、ECサイトや家電量販店などで売れているマウスは一般的なマウスなのである。その国内シェアトップを占めるのがそう、エレコムである。昔からずっとどこでも売っている。だって1988年からマウス作ってるんですよ。もう35年マウス作ってる。ノウハウだってとんでもなくあるでしょう。一言でいえば「日本で一番マウスを作って売っているメーカーがエレコム」という事になる。

そんなエレコムがゲーミングマウスを出したとなれば、気になるじゃありませんか。しかも、今までもゲーミングマウス的なマウスは出していたんだけれども、今回のゲーミングマウスは本気中の本気らしく、ちゃんとブランドを立ち上げて、Xアカウント中の人が話題の公式名物社員マキオ氏ではなく専用のアカウント)や、ゲーミングチームへのスポンサードなど動きも本気だ。
https://www.elecom.co.jp/pickup/v-custom/

というわけでエレコマー(エレコム愛好家)として勝手にレビュー。あ、案件じゃないです。PC周辺機器、サプライメーカー各位、案件も待ってます!

いざ開封の儀

まずは見た目

え?かっこいい!ゲーミングマウスっぽい!

エレコムってこういうとこ、あるよねぇ~。あ、パッケージの話です。
また古い話になるけど、以前エレコムは士郎正宗氏、カトハジメ氏とコラボしたマウスなんてものを作ってましたけど、その時も奇抜なデザインでひときわ目立ってたのを思い出した。統一したパッケージデザインを貫いているメーカーもあるけど、エレコムはこういう遊び心を昔から続けているのもいとをかし。

あ、ゲーミングマウスですわこれ

いざ開封してみると……確かにゲーミングマウスですねこれは。
マットブラックな触り心地の左右非対称なデザイン。パラコードで柔軟性に優れたUSBケーブル。そつなくトレンドを抑えた作り。マウス本体は大きめなデザイン。

steelseries「AEROX 3」と比較

並べてみると一回りくらい大きめ
厚みもある。握ると高さを感じるよ

普段愛用しているsteelseries「AEROX 3」との比較になるが、大きさ、高さは結構ある方だと思う。何が変わるかと言うとマウスの持ち方によって左右されそうなイメージ。俗に言うマウスの持ち方でつまみ持ち、つかみ持ち、かぶせ持ちの3種類があるが、高さがあるので、かぶせ持ちの人にはしっくりこないかもしれない。つまみ持ちやつかみ持ちの人にとってはすっぽり収まるフィットしたデザインかも。私?そう、かぶせ持ちなのである……。

じゃあ、かぶせ持ちだとダメじゃん!と思うかもしれないが、これまた厄介なことにマウスの持ち方もデスクや椅子の高さ、肘や手首の使い方、マウス操作がデスクの奥なのか手前なのか、肘をデスクに密着して使うのか……などなど、人それぞれ過ぎて一概に言えない。忖度なく言えば合う人には合うし合わない人には合わない。それがマウス。かぶせ持ちの私だが、このマウス握ってみると意外にもしっくりきた。理由は本体のカーブデザインかと思われる。かぶせた時の手のひらから指までの傾斜がマウスに凄くフィットする!これは国内メーカーかつノウハウがあるからこそ、日本人に適したデザインを追求しているものと思われる。流石エレコム。

AEROX 3が平たいマウスなので違和感あるが、しばらく使ってみると手首の疲労もなくキビキビ動いてかなり良さげ。

様々なオプション達

まず画像を見て欲しい。

専用グリップシートが付属……だと!?
おいおい……エッジソールまで付いてやがる!

あのーエレコムさん、これだけでざっと3,000~4,000円くらいしそうなんですけど……。というオプション品の数々!

グリップシートは私もAEROX 3に付けているが、あると無いとではグリップ力が桁違い。バットやラケットなど握ったことある人なら分かると思うが、グリップ部分のアレである。普通に市販で2,000円くらいする。それが最初から付いている。そもそも本体がマット調なのでグリップ力もデフォルトで持っているが、つけてみるとやはり全然違う。一気に化けますマジで。
エッジソールも最初から滑りは良いが、これまた付けると桁違いに滑る。滑りすぎるのでFPSプレイヤーは自身のセンシやエイム力で付けるか判断した方が良いでしょう。マウスパッド次第では「あちらのお客様からです」とバーテンがグラスを滑らすくらい滑るかも。ちなみにエッジソールも普通に買うと1,000円以上するよ。

装着!こいつはよく滑りそうだぜ!

このマウス2023年11月中旬現在で8,000円くらいの市場価格なんだけど、これだけで3,000円ぐらいの価値がある。どうなってるのエレコム。利益取れてるの?

グリップシートも装着!ますますゲーミングマウスになった!
サイドボタンもしっかり装着!専用だから切る手間もなくてイイネ!

使ってみた!

重さは75g。グリップシートやエッジソールを付けると当然重くなるので、とにかく軽い方がいいという人はオプション品を最低限の装着にするといいだろう。フル装着でも結構軽いとは思うけど。

左右クリックは比較的硬めでクリック音もしっかりしている。FPSでの単発撃ち程度なら全然問題ない。MOBAを長時間となると指が疲れるかも。これも人によるからなんとも難しいところですけどね。

ホイールの突起も高め。操作感は滑らかなホイール回転かつしっかり止まる。ゲーミング関係ないけどブラウザの閲覧はかなり快適。

サイドボタンも突起は高めにデザインされている。間違えて押してしまうことはないだろう。但し配置部分もかなり高くなっているので、かぶせ持ちの場合は親指を上にスライドしないと届かない。サイドボタンにキーバインドを割り当てて頻繁に使用しているユーザーには慣れが必要かも。

どちらも高くデザインされているため、マウス操作中に誤って押してしまう心配は全くない。さらに突起のお陰で指が固定できるので左右に振った時の安定度も格段に良い。狙ってたのかなこれ。だとしたら凄い発想力だわ!

5gぐらい増えたかな。猫の毛満載なのはご愛敬……

センサーは100~26,000DPIで100DPIずつ設定可能。背面ボタンで5段階の変更が可能。デフォルトでは400/800/1,600/2,400/3,200となっているが、ソフトウェアで自由に調整ができる。普段使いがデフォルトにない人はソフトウェアをインストールして設定しよう。試しに26,000にしてみたが少し振ったらカーソルがテレポートして消えた。いつもの1,200DPIにカスタマイズして使うとする。

ちなみにソフトウェアはDPI設定以外にも、ボタン設定、ボーリングレート、マウスパッドとの距離最適化、リフトオフ距離、ライティングなど細かく設定可能。プロファイル保存できるので、ゲームや使用環境によっていちいち設定する必要なくさっと切り替えが可能。超便利なのでインストールしておいて損はない。

UIもシンプルで見やすいね~

最後に

海外ブランドのゲーミングマウスが増えてきた昨今、国内で長年マウスを作り続けてきたエレコムが本気で出してきたゲーミングマウスは、日本人向けにありとあらゆるノウハウをつぎ込んで生み出した最強のゲーミングマウスと言えるでしょう。実際にApex LegendsなどFPSで試してみたところ操作に違和感は全くなかったです。エイムもしやすく上下左右の振りも悪くない。とにかくグリップのフィット感と滑りが優れている。

「とりあえずゲーミングマウスに触ってみたいな」という人から「新たなゲーミングマウスを試してみたい」という人まで、幅広く試してみる価値はあると思う。この値段でこのパフォーマンスならコスパ最強だと思いますよ。

最適って最強。本当その通りだわね

良い点

及第点以上のゲーミングマウスといった印象で、あまり悪い点は見当たりませんでしたわ。個人的に推せる部分を箇条書き。

  • 日本人向けの設計

  • 過剰なまでのオプション品サービス

  • かなり気の利くソフトウェア

  • ゲーム用途以外にも快適な使用感

  • コスパ抜群!この値段でこれならかなりの価値!

悪い点

これといって特段見当たらず……。無理やり強いて言うならレベルで書きます。

  • マウスの持ち方次第ではフィットしないかも

  • グリップシール貼るの不器用な人にはつらたん……。

まとめ

以上、ELECOMゲーミングマウス「VM600PE」をレビューしてみました。
ゲーム以外の普段使いにも疲労感なくていいと思う。

AmazonなどECサイトや量販店で好評発売中!

オマケ:充電したあとレシーバーを再接続した際のデバイス認識がとんでもなく早い!AEROX 3は有線→無線の切り替えにラグがあってちょっと遅いんだよね。人によっては微妙なストレスを感じるのでその辺もすごく良い!

エレコムのトラックボールと比較


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