ボビー・フィッシャーを探して
こちらは2013年01月11日の日記です。
「パパ、何か借りてきて。」
息子は言った。
「ん、分かった。」
娘を塾まで送りに行くついでに、ということだ。
小学校6年生の息子は大の映画好き。
HDレコーダーには自動で洋画が録れるように設定してあるが
息子はそれをよく観ている。むしろ私以上に観ているかもしれない。
観る映画のほとんどはSFだったりするのだが、
たまに大人が観るようなものまで喜んで観ている場合もある。
先日は「セブン・イヤーズ・イン・チベット」という、
ブラピ主演のダライ・ラマとの友情を描いた映画を面白がって観ていた。
子供のクセに結構フトコロが深いのだ。
年末に息子とツタヤに行き、5本まとめてDVDを借りてきた。
「アベンジャーズ」
「リアル・スティール」
「宇宙人ポール」
「ヒューゴの不思議な発明」
「TIME」…。
全部SF(笑)。
冬休み中だった息子はあっという間に鑑賞し、
「リアル・スティールが一番おもしろかった。」と、のたまう。
私はなかなか観る時間がなく、返却日ぎりぎりで観賞終了。
確かに「リアル・スティール」はよかった。
ロボットがボクシングをするという、SF的な要素があるものの、
中身は父と子の話。
ストーリーは違うが、昔の「チャンプ」という映画を彷彿とさせる。
他の映画もそこそこ面白い。
期待外れと言われた「TIME」は期待外れなりに(笑)。
「宇宙人ポール」は予想通りのおバカ映画。
「アベンジャーズ」は何でもアリのてんこ盛り。
「ヒューゴ」は「オリバー・ツイスト」を連想させる。ストーリーは全く違うが…。
で、今回借りてきたのが「ボビー・フィッシャーを探して」。
さすがに毎回SFはないだろう。
たまには心温まる映画を、息子と一緒に観る事を前提に、と思いながら選んでみた。
親子の話だ。
内容は…。
チェスでは天才的な才能をもつ息子と、それを全面的にサポートする父親。
父親は息子に期待をかけ、息子はそれに応えようとする。
また、母親は傷つく息子を深い愛情で守る。
実話である。
途中まで一緒に観ていたが、夜遅くなり、その日はタイムアップ。
翌日、私が休みだったにも関わらず、息子の方が早く観終わり、
「面白かったよ」と。
これから観る方のためにストーリーは伏せるが、これはお勧め。
映画好きの方は是非。