高単価案件受注を夢見たWEBライターの末路
高単価案件紹介の代わりに高額スクールを…
2022年4月のことでした。クラウドワークスでライティングの仕事を探していたところ、やたらと高単価の案件を発見。応募してみたところ「説明はZOOMで」という返事が。こういった案件はこれまでもあったので説明を聞いてみると、高単価案件を紹介するには研修を受ける必要があるのだそう。「ムムム…そういうことか」と思い研修費用を聞いてみると30万円ほど。話を聞けば仕事を始めてしまえば回収は難しくない金額でした。僕は高額塾にこれまで何度かお金を払っている人間なので、今回も「投資だ～」と思って研修を受けることにしたのです。
30万円の研修の中身は？
2022年5月から研修がスタートしました。研修の形式は、講師の方と1対1の講義を全12回、ZOOMでおこなうというもの。前半はコンテンツライティングの基礎や、質の高い文章を書くコツなどを教えてもらいました。後半からは実際に記事を書き、次回の講義でフィードバックを貰うという作業の繰り返しに。実践的で非常に良かったと思います。講師の方も僕には合計で4名担当して下さり、スケジュールが詰まっていて忙しそうな様子でした。お金を払ってですが、実際にライターとして経験のある方々からマンツーマンで指導してもらえるという機会はなかなかないかと思います。
研修終了！ 初月の案件受注・作業開始
2022年8月に研修が終了して、9月から案件を受注できることになりました。事前に9月は15記事書くことを申請しており、週に4本のペースで執筆依頼が来るようになりました。執筆依頼の内容はテーマ（ニュースやトレンドなど）とソース（参考サイトなど）が記載されていて、レギュレーション（書き方の規則）と文字数が指定されているという、研修でやってきたものと同じ形式。1記事書いて納品すると1週間以内に修正箇所があれば修正依頼が来る、という仕事の進め方でした。文字数は1000文字前後の指定でしたし、修正依頼も最大で1度までという決まりだったので、とても仕事がしやすかったです。そうして無事に初月の本数15本を納期内に提出することができました。
来月も頑張ろうと思っていた矢先…
初月の仕事を終え、来月も15記事書かせて頂くことを連絡した矢先、先方の社長名でメッセージが届きました。たまに社長からの連絡はあったので、軽い気持ちで読んでみたら、なんと本日（2022年9月29日）付けで会社が廃業となったとのこと。青天の霹靂とはこういうことを言うんですかね？ キックボクシングインストラクターの仕事の合間でしたが、頭が真っ白になりましたよ。会員さんに様子が変だと思われなかったでしょうかね。社長の文章をよく読んでみると、次の土曜日の朝、ZOOMで説明会が開催されるとのこと。説明をまったところで謝罪が聞けるくらいだろうと思うので、それは待たずに、この体験を活かして次のステージへ進んでいこうと思っています。それしかない！
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重吉史斗