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0109:公務員の終わり方(9)

 職場から突然職員が一人抜けると、業務に支障が生じる。なので民法上、正規雇用職員の場合、退職の申し出から14日で退職が成立することとされている。自己都合で急遽退職したい場合はこれに依ることとなる。

 ただ、組織──特に役所のように大きな集団にとって、14日というのは人の差配をする上で十分な猶予期間ではない。だから、年度末のように定期人事異動のタイミングに合わせて辞めるのであれば、次年度に向けた組織づくりをする時期に合わせて告知をすることが望ましい。とりわけ勧奨退職で退職金の優遇措置を受ける場合は、所定のタイミングで手続を行わなくてはならない。

 私も規定に則って順次手続を進め、先月正式に3月末で退職する旨の辞表を提出した。昔からドラマなどで辞表を上司に提出する場面をよく観るが、まああんな感じだ。年明けまでは職場の直属ラインと人事系部門そして家族の他には、退職することを明かしていなかった。辞表提出により退職が確定し、年末年始の祭日を過ぎて、まずは親族系に少しずつ明かしてきている。もうじき幾人かの友人に話すつもりでいるし、職場の同僚とりわけ影響の大きな人たちに明かすタイミングは上司に任せている。来月には退職者説明会があるので、そこに参加すれば私の姿を見た人から話は広まっていくのだろう。

 「公務員の作り方」から「終わり方」に至る一連の記事で、概ねここまでの道のりをまとめられたように思う。ひとまずこのシリーズは終わりかな。書きそびれたこともいくつか意識しているが、まあそこは後日で良かろう。

 今日のヘッダ画像は東京都千代田区・国会議事堂の背中側。

■本日摂取したオタク成分
『メジャーセカンド2』第18~21話、決勝敗退とその後。『ゆるキャン△』第1話、放送時には興味無かったのだけれど、評判がいいのと2期が始まるのと年始に一挙放送したのと合わせ技で、ブルーレイに落とした。なんか絵的にかなり丁寧に描いているなあ。『無職転生』第1話、小さな頃からアニメ英才教育(単に一緒にいろいろ観ただけともいう)を施してきた長男が、ある年齢になってから冷たい(単に一緒にいろいろ観てくれなくなっただけともいう)。その彼が「これだけは逃さず録画して」と言ってきたのが本作。原作は全部読んだのだという。どれ。ふむ。面白い。アニメーションとしてもしっかりリソースをつぎ込んで作ってる。

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