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0262:おとり広告

 知人のエピソード。路上に軽トラを駐めて「ひと玉500円」の看板を立ててスイカを売っていた。立ち寄ると、4000円の大玉を売りつけようと強引に話を進めてくる。500円のをくれと粘ると、ほとんど食べるところのなさそうな極小玉が一応おいてあった。結局押し負けて中玉を2000円余りで買ったそうだ。

 こういう手口を「おとり広告」という。消費者行政担当者にとって有名なのはミシンの事例で、広告には1万円の廉価なミシンを載せておきながら、店を訪れると「1万円のは売り切れた」とか「すぐ壊れるからやめておけ」といって10万円以上のミシンを強引に売ろうとする。同じようなことは不動産物件でもあり、家賃の安いアパート(実際には存在しない)の広告を囮に使う。

 もちろん、違法だ。誇大広告を規制する景品表示法に抵触する。ただ、広告商品が存在しなければ摘発は容易だけれど、上記のように一応商品を用意してある場合、違法性の認定には結構な労力を要する。移動販売の場合は立証する前に逃げられてしまう。

 おとり広告は、広告だけでは意味が無い。目当ての商品がないと知れば、普通は客はすぐ離れるからだ。そうさせないために、強引な勧誘や嘘だらけのセールスが始まる。要は話術で丸め込む気まんまんの業者ということだ。その時点で事業者としての誠実さは期待出来ない。更に、農産品の移動販売・訪問販売の中には、盗品を売っているケースがある。地元農家の直売所のように身元がはっきりしていればいいが、そうでない場合は要注意だ。

■本日摂取したオタク成分

『ゴーストバスターズ』昨夜テレビ放映してたのを録画して視聴。昔の奴と思い込んでたらリブート版、そういやそんなのが作られたと以前耳にしてたな。ちらっと観るつもりが、笑いのキレが良くて最後まで一気に観てしまった。B級映画のセンスをA級の技術で作ったエンタメ。『WORKING!!!』第11話、佐藤君と八千代さんゴールイン、めでたい。『オーバーロード』第1期第1話、4期が始まるのを前にAT-Xで既放映3期分一挙放送が予定されており、ひとまず一番頭を観た。んー、あれ、それほど面白いと感じない? 途中からキャラが弾けてくるんだっけね、ぷれぷれぷれあですも最初はないし。『ザブングルグラフィティ』あー、これはテレビシリーズを観たファン向けの作りだなあ。調べると劇場版ダグラム&チョロQダグラムと並映だったようなので、当時映画館で観てるな。

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