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悪態マジック

〇〇しなさいとか〇〇したほうがいいとか、〇〇すべき!とか、これやったら変わるとか、、youtubeやSNSでも、本屋さんの本の表紙でも、インパクトのある文字がしょっちゅう目に入ってくる。

今までは、動画を熱心に見たり気になる本を読んだり、少し響いたタイトルの情報には関心を示していたが、心の中で「うるせー、うるせー」と悪態の呪文をつぶやけば、多すぎる情報から距離を置けることに気が付いた。

過去にも書いたけれど、私はここ最近まで、悪態といわれる言葉の数々を、ほぼ1度も自分のものとして利用したことがなかった。
しかし、人や物に向かって発するのではなく、心の中でつぶやくだけで、精神衛生上とても良いことを知った。

以来時々、悪態という便利な言葉を利用しているが、今回はまた新しい発見だった。何かに流されそうになった時に、悪態の呪文は効果的だ。

過去、心の中でさえも悪態をつかなかったことは、親の教えだったということもあったけれど、自分の中のこだわりの美意識もあったと思う。悪態をつかない、悪口も言わない人への美しさを感じていた。
でも、悪態を決して使わない自分自身を良い人だと思えても、正直な人だとは思えなかった。

昔の私に教えてあげたい。そして、昔の私のように悪い言葉を排除しすぎて心を病みがちな人がいたら、ぜひ悪態の活用をすすめたい。

あくまでも心の中だけでのつぶやきだから、誰かに迷惑をかけることはない。自由に言葉を使う楽しさもあるし、色々な有効活用も見えてきた。何より、綺麗な言葉しか使わない良い人であるという美意識を捨てたとしても、自分の感じた気持ちに正直でいられるという、また違った形の美意識も実感できる。

悪態マジック。また新たな有効活用が見つかったらお知らせしたい。

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