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登山旅行の思い出

先月、富山の立山に登ってきた。

ことのはじまりは去年の秋、知人のMさんが、大山登山のイベントに誘ってくれたことがきっかけだった。

Mさんは同業者が集まる会のアウトドア同好会のメンバーで、その会ではイベントに家族や知人を招待できる形になっていて、アウトドアに興味があるという私に声をかけてくれたのだった。

大山登山では、打ち上げの懇親会にもちゃっかり参加して、会のメンバーの方々と一緒にお酒を飲んだ。その席で、同じテーブルのSさんという方が、次回はMさんは参加しないかもしれないから、私から案内を送ってあげるよ!と言って、その時から半年以上過ぎていたが、言葉通り、今回の立山登山イベントについて連絡をくださった。

大山は日帰りだったが、今回は1泊2日、しかも標高3000M以上もある高い山だ。Mさんに連絡すると今回は欠席とのこと。大山でヒーヒー言っていた私は少し怯んだ。ほぼ初対面の方達の中で皆さんの登山に迷惑をかけたらどうしよう。でも、立山に登れるチャンスなんてなかなかない。コースもバスやケーブルカーを使ってかなり上の方からスタートする、初級者も登れるルートとのことで、迷ったが、参加させていただくことにした。

前回の大山は気がついたら10年ぶり(そんなに間があいていると思っていなかった)の登山だった。持っていた登山靴をイベントの前日に玄関に準備していたが、当日の朝履こうとしたら、底のウレタン素材がボロボロと崩れ落ちて驚いた。専用の靴はそれしか持っていなかったので、紐のないハイカットのシンプルな革靴を履いて登った。

大山は初級者向けと言われていたが、体力的にギリギリだった私は、今回の標高3000Mを超える立山向けに、靴はしっかりしたものを準備しようと考えた。近所の登山専門店で店員さんに相談し、自分に合う靴を探した。私の足は横幅が細いのにもかかわらず、サイズは25cmと男性並みにあるため、EEとかEEEといった日本人向けの足型はどれも私に合わなかった。結局私の足にぴったりきたのは、イタリア製の靴一択となったが、黄色と黒のコントラストが綺麗な好みも合う靴を、迷うことなく手に入れることができた。

準備を整え、いざ当日!新幹線で朝10時に富山駅に到着。そこからさらに電車やバスを乗り継いで、登山口まであがった。予報では微妙な天気を示していたが、じわじわとマークが雨から晴れに変わり、登り始めた頃には雨が上がって、霧の中から美しい姿を現してくれた。

猛暑真っ只中の7月後半に、まさかまだ雪を見ることになるなんて想像もしていなかった。
清々しい空気の中、光に反射する所々の雪の白さが神々しかった。

日本最古の山小屋・室堂山荘


途中、何ヶ所か登山道にも雪がかかっていて、滑らないように慎重に歩く必要があった。私は写真では後ろから3番目。水色のシャツに黒のパンツ。グレーの帽子。チームは総勢20名。

お気に入りの靴は、雪の斜面でも安定感があっていい仕事をしてくれた。

上に行くにつれちょっとずつ斜面が急になってきているようで、最後まで体力が持つかどうかハラハラしたが、思っていたより早く日が明るいうちに、宿泊する一の越山荘という山小屋に到着した。
1日目のルートはここまで。なんとかチームのペースについていけた。

しかし、一番の難所は翌日の朝訪れた。
長くなったので2日目は次のブログにまとめたいと思う。

写真は山荘で一息ついた後、景色を見に外に出た時の山荘からの風景。
夕暮れのオレンジが綺麗だった。

続きはまた。

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