大学5年目、1ヶ月が経ちました!近況あれこれ。
希望留年
希望留年したので、今年で大学5年目!
「リュウネン」という響きは人聞きが悪く、特に初対面の人に事情を話すときは「キボウ・リュウネン」という単語を使い、「希望した」というニュアンスを強くして説明している。
希望留年は3月の半ばまで申請でき、昨年度は3月14日が締め切りだった。
私はフリーターになる気満々だったのに、だんだん不安になり、希望留年も真剣に検討し始めたのが2月の末か3月の頭。
3月12日の朝に突然家族会議が始まり、そのままその日のうちに希望留年の申請を出した。
希望留年制度はあまり知られていない気がする。
私もたまたま法学部の先生にその存在を教えてもらった。
その先生は、就活していない私に、卒業せずに大学生の身分で就活を続けることができる方法として希望留年を勧めてくれたのだが、結果的には大学院進学の準備期間として留年することにした。
卒業するつもりだったから、ベリーダンスのサークルでは卒業公演に出たし、トランジット(観光学研究会)でも追いコンしてもらい、
インターン先でも卒業パーティーをしてもらい、色紙やプレゼント、花束を頂き。
詐欺のようなことをしてしまった。
名付けて、「卒業します詐欺」。
まさか今年も大学にいるとは私も思っておらず、一周回って恥ずかしいし申し訳ない。
卒業式
留年許可が出たのが3月18日と思うと、もうその時点で卒業式の1週間前。
いまさら卒業袴の予約をキャンセルするわけにもいかず、結局卒業式には普通に参加して、友達や先生と写真を撮って。
仲のいい友達にさえ、卒業式当日に卒業しないことを伝え、みな驚いていた。
いたって普通の反応。
久しぶりに会う人も多く楽しかったけれど、自分だけ学位記がないのが少し寂しかった。
以前お世話になった羽生先生に「先生と写真撮りたいです~!」とお願いしたら、「あなたはまだ来年もいるでしょ!」と言われ撮影拒否される始末。
早期体験でお世話になった小野先生は「来年の予行演習ですね」と言って写真を撮ってくれた、優しい~!
西川先生との写真は、一緒に撮った気がするのだけど、どこかに消えてしまった。
卒業式の日はずっと興奮状態だったから、もはや先生と写真を撮ったというのは私の幻想か妄想かそのあたりで、撮っていないのかも。真相不明。
だけど、羽生先生が言う通り私は来年もチャンスがあるのだから良しとしよう。
キャリアセンター
私は1回も就活にタッチしていないのに、この4月は新3年生や新4年生から就活について相談されることが多かった。
キャリアセンターに入りにくい、予約の仕方が分からないという子が多く、私は付き添いの保護者みたいにキャリアセンターに何度も足を運んだ。
キャリアセンターの人も苦笑い。
昨年度、私がなかなか進路決定届を出さないものだから、キャリアセンターから何度も携帯に連絡があり、呼び出されるようにキャリアセンターに行っていた。
卒業する1週間前まで進路が決まっていなかったのだからやむを得ない。
キャリアセンターに行けば、職員さんに相談に乗ってもらい、資料をもらい。
その時は「まあとりあえず就活やってみるか」という気持ちになるのだけど、その資料は持ち帰ったまま放置されてしまう、、。
かめ池
座キャンの池には、カメが住んでいる。
春にはカモもやってくる。
前は金魚がいたけれど、5号館のおじさんによれば、飛んできたサギに食べられてみな死んでしまったそうだ。
というより、私の感覚的には、姿を消してしまった。
5号館の警備のおじさんは、カメやカモ、金魚など池の生き物に詳しい。
駐車場の脇に以前病気で死んでしまった「フグ金魚」のお墓まで作ってくれている。
先日、私が「金魚はどこにいってしまったのですか?」と聞いたら、丁寧に事情を説明してくれた。
私が金魚のことを気にしていることを何だか喜んでくれた。
研究室
研究室が好き。
大学1年生のときは、毎週のように舛谷先生の研究室に行き、食べて飲んで、ミーティングして、そんな時間が好きだった。
ゼミの始まっていない1年生にとっては、先生と近い距離で話せて、気軽に研究室に行けてというのは、なんだか特別感があって楽しかった。
舛谷先生は、研究室に行くと、「まあ座って」という感じでお茶を入れてくれた。
それはたいてい、ちょっと変わった異国の飲み物で、ハーブティーだったりコーヒーだったりする。
そして、机の上にはご当地、あるいは、これまた異国のお菓子が載っていて、私たち(当時のプロジェクトメンバー)は全く遠慮することなく、そのお菓子をいくつもいくつも食べていた。
ある日、少し食べすぎたかなと思っていたら、案の定先生から
「え!あなたたち、こんなに食べたの!もう無くなっちゃうじゃない!」と呆れたように言われた記憶がある。
色んな先生の研究室に入って、その部屋の本の背表紙を見るのも好き。
あ、この本は西川先生の部屋にも羽生先生の部屋にもあったな~とか。
あ、私もこの本持ってる持ってる、読んだ読んだ!とか。
本に囲まれた部屋は安心感とロマンがあって居心地がいい。
秘密基地みたい。
授業
今年の春学期は、授業を3つだけ履修登録した。
1つが、日本手話3、2つ目がTOEIC、もう一つが全カリでテーマが哲学対話。
立教では言語科目として日本手話が開講されている。
私は昨年日本手話1と2を履修し、今年は日本手話3と4を履修する予定。
昨年は対面授業がかなり限られていて、ほぼ唯一、教室で授業を受けていたのが手話だった。
しんと静まりかえった無音の教室の中で、手話を通じて会話ができている感覚が好き。
最近、歩いているときに「あめにもまけず、かぜにもまけず」と指文字で手が動いてしまう変な癖がついた。
TOEICは、大学院に進学するならもう少しスコアを上げなければと思い履修したけれど、実は2回目以降教室に行っておらず、既に落単することに決めた。
どうも、教室の雰囲気が大学2,3年生のフレッシュさに溢れていて、自分が存在していることの違和感が強かった。
哲学対話の授業も同じように、教室の雰囲気が若い。
哲学がテーマの授業だからか、やはり考えることや書くことが好きな人が多いらしく、他の履修者の人が書いたリアクションペーパーの内容がまるでエッセイ本のようなクオリティ。
コロナ前はリアぺを紙で書くことがほとんどで、たまに小課題としてブラックボードを使う程度だったけれど、どうもこれからはGoogleフォームが主流になりそう。
他大学や講師の先生はみなブラックボードや立教時間を使いにくそうにしているから。
論文
卒業する気満々だったので、卒論は去年提出済み。
今はゼミの履修登録はしていないけれど、4年生のときからの流れで西川先生に論文を見てもらい先日学会に提出した。
卒論を書いているときは、なんて、卒論は大変なんだろう!と思っていたけれど、学会論文がその何倍も大変で、今思えば卒論はさほど大変でなかったと思わなくもない。
提出日の前日、なんだか孤独で、終わりが見えない不安に駆られ、1人カフェで泣いていた。
感覚としては、定期テスト前とか弓道の試合前の漠然とした不安感。
友達や後輩が「論文頑張ってください!」とか「ラストスパート頑張って!」などとメッセージを送ってくれた。
私は「頑張る~~!ありがとう~!」と両目から涙が出ている絵文字を付けて返信。
まさか、本当に泣いているとはメッセージを送ってくれた人も思っていないだろう。
余談だけど、なんだか私の周りにはこの春からゼミを移籍した人が多い。
私自身が、2年生の時に橋本ゼミに入り、4年生で西川ゼミに入り直しているから、その気持ちやそれぞれの事情はある程度理解することができる。
私の経験上、本当ならばやはり2年生で入ったゼミに卒業までいるのが望ましい気はしているが、そうは言いつつも、また新たな環境に飛び込むその勇気と学びに対する意欲は本当に素晴らしいと思うし応援したい。
1号館ラウンジ
論文を書くときはたいてい1号館のラウンジにいた。
図書館は静かすぎて寝てしまうし、ホットコーヒーとお菓子をつまみながら作業できないから1号館がちょうどいい。
1号館ラウンジにいるだけで、後輩や先生、職員さんなどとにかく色んな人に会うことができる。
論文頑張ろうと思っていてもお喋りに夢中になって、気づけば夕方なんてことも珍しくない。
火水木曜の11時半になると、1号館の片隅でパンの販売が始まる。
時間になると同時に大学のあちらこちらからパンを求めて集まってくる教職員の人を眺めるの時間も好き。
みんな人間、みんな生きていて、みんな食べていて、みんな働いているんだという感じがする。
大学5年目になると、大学の教職員の顔と名前がかなり一致する。
もう座キャンの職員さんであれば、どの人がキャリアセンターで、どの人がボランティアセンターで、どの人がメディアセンターかなどと大体分かる。
先生を捕まえる
学部の先生も知っている先生であれば馴れ馴れしく話しかけることができるようになった。
授業が終わり5号館に戻る途中の先生を捕まえてお喋りするのが好き。
この間はコミュ福の先生を引き留め、かめ池前に1時間近く拘束してしまった。
「長時間すみません、ありがとうございました!」と伝えたら「いい息抜きになりました(笑)」と。
授業で大勢の学生を前に話していても、学生との世間話はする機会がないのかもしれない。
先生と学部生を繋いで、お喋りに巻き込むのも好き。
ゼミの先生以外と話したことがないという人はざらにいるし、ゼミの先生とも1対1でプライベートな話をしたことがないという人もたくさんいる。
思うに、顔見知りの先生が増えることは大学生活の満足度に直結する。
私が好きな先生と、私が好きな後輩が話している様子を見ると、私の心は幸福感で満たされる。
後輩に知り合いが多かったおかげで、留年して5年生になった今も大学にはたくさん知り合いがいる。
もうどれだけ後輩の存在に助けられているか。
もし後輩に知り合いがいない状態で留年していたら、もう大学では独りぼっちで辛かったと思う。
今年の大学1年生は4歳年下にあたり、私の妹と同い年。
3,4年生は後輩というより友達感覚だけれど、さすがに大学1,2年生は妹・弟感覚。
note
私はこのnoteを観光学部についての情報発信を目的に始めたけれど、すっかりただのブログになっている。
それでもこのnoteを見てくれている観光学部生は多いようで、初対面の子から、高校生の時に先輩のnote読んでました!と言われることも多い。
当時高校生でnoteを読んでくれていた子が、今年2人観光学部に入ってきてくれた。
2人ともやはり指定校推薦で、入学前から連絡を取っていたからとても嬉しい。
仮に私が書いていた文章が本当に参考になる内容ならば、もっとコンスタントに記事をアップしたいと思う今日この頃。
本当は誤字脱字チェックをしてから公開したいけれど、もう大学に行く時間。
今日は3年生のゼミにお邪魔して、その後ホットヨガに行きたい。
ホットヨガに入会したものの、論文に追われ全く通えていなかったから。
やはり文章書くのは楽しいな~!!!
ルンルン!
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