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指定校推薦で大学が決まってから入学するまで

先日、自分がなぜ指定校推薦で大学を決めたかをnoteに書きました。
そんな大した理由ではないのが恥ずかしいですが笑

https://note.com/f_rikkyotourism/n/n630500a1ee30

今日はその続きとして、決定してから入学するまでの約半年間、私が何をしていたのかを振り返りたいと思います!

ここでは、大きく分けて以下の4つについて書きます。

①アルバイト
②資格・検定
③ボランティア
④その当時の感情・モヤモヤ

なぜかその半年間の記憶がごっそり抜け落ちているのでその当時のスケジュール帳を参照しながら記憶を取り戻し整理する作業をしました。意外と丁寧に記録していたようです。記録することは大事ですね!

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①アルバイト

高校1,2年では部活と勉強しかしておらずバイトとは無縁でしたが、推薦が取れた後、高校3年の11月からバイトを始めました。

まず始めたのが塾講師のアルバイトです。

当時、実は中学高校の教員になりたいと思っていたこともあり、塾講師を選びました。

小学1年生から高校2年生まで、主に英・国・社(小中学生は全科目)を一通り教える必要があったので、自分でもかなり予習してバイトに取り組んでいました。

もう一つ、高校の授業がなくなった2月から始めたのが、居酒屋のランチのアルバイトでした。

塾講師の仕事は、生徒が学校から帰ってきた夕方から夜にかけてだったため、午前中から昼過ぎまでのアルバイトとして選びました。

それまで自分でお金を稼ぐという経験をしたことがなかったので、お金がもらえることが嬉しく、シフトにもかなり入っていました。

この貯蓄があったことで、大学入学後の短期留学や旅行の出費に対応することができたので、高校生の時からアルバイトを始めて良かったと今でも思います。

社会勉強という意味でも得たものは多かったです。
高校から禁止されていない限り、進学先が決まった時点でアルバイトはした方がいいと思います!

②資格・検定

実際に受験したのは、「世界遺産検定」(3級)、
受験しなかったものの勉強していたのは、「TOEIC」と「漢検」でした。

「世界遺産検定」は、観光学部に進学するということを意識して受験することにしました。

実際、大学入学後に「世界遺産検定」を受ける学部の友人は多かったので、少し先取り勉強して良かったと思います。

「世界遺産」に関連する事柄を授業で扱うことも多いので、観光学部に進学する人には受験をおすすめしたいです。

「TOEIC」は受験こそしなかったものの、対策をしていてとてもよかったです!

というのも、大学入学後の英語のクラス分けテストは「TOEIC」の点数です。問題形式や出てくる単語に少し慣れていたことは、自分の安心感につながりました。

「漢検」は、漢字が苦手で読めないというコンプレックス解消のため勉強していましたが、いまいち勉強してよかった!!という気持ちにはなりませんでした。
漢字だけを勉強するよりも、本を読んでおけばよかったかもという印象です。

③ボランティア

私は地域の子供たちの学習支援を行う2つの学生団体に所属していました。

一つは、私が中学生の時に生徒としてお世話になり、高校生から講師側として関わっていた団体です。

ただ、この団体は春・夏・冬の長期休みの活動がメインだったため、新しく毎週末活動している別の学習支援の団体に所属しました。

その学生団体を立ち上げた、当時大学4年生の先輩が、

「大学生活は本当に短いから、やりたいことを何でもやってみたほうがいいよ!」

と仰っていたのが今でも鮮明に記憶に残っています。

「よし、興味があることには何でも挑戦しよう!」と心に決めたのはこの時だったと思います。

大学入学前から、ボランティアやアルバイトを通じて、大学生と関わることができたのは、自分の大学生活をイメージする上で良かったです。

④その当時の感情・モヤモヤ

ここからはもう少し個人的かつ、感情的な部分です。

私の高校は推薦で大学が決まる人は少数派で、40人クラスのうち、数名だけが推薦で大学が決まっているような状況でした。

その当時の感情はこのような感じだったと思います。

・周りの友達は必死で大学入試に向けて勉強している。けれど私は既に指定校推薦で大学が決まった。

・「楽するために妥協して指定校にしたの?」と友達に聞かれる。確かにそうかもしれないと思う。

・「ふくちゃんは国立志望だったと思ってた、なんか裏切られた感じ」と友人に言われる。いや、そんなつもりないんだけどな。。

・「一般で受験したらもっと上の大学に行けたんじゃない」と先生から言われる。そんなこと今さら言われてもなと思う。

・クラスの友達は授業を一切聞かず内職をしている。授業を聞いているのは私だけ?

・休み時間も友達は単語帳と向き合っている。私は話相手がおらず図書館に避難。

推薦が決まってから、ものすごく学校の居心地が悪くなったことだけははっきりと覚えています。

そして、今でも違和感が残りモヤモヤするのが、高校が指定校推薦で大学が決まった生徒に向けるまなざしです。

昨日、偶然「指定校・公募推薦の生徒へ」というA4の紙を見つけました。

そこに、このようなことが書いてありました。

6. 指定校・公募推薦の生徒は〇〇高校の模範となる生徒でなければいけません。特に指定校の生徒は2学期末の成績が加味されて現在より下がることのないように努力しましょう。大学の基準を下回ると取り消しになることもあります。(中略)後輩に指定校の枠が続くかどうかは君たちの大学での成績が追跡調査されその結果で決まることが多いです。君たちは先輩の頑張りで指定校で合格できるのだから後輩のためにも大学1年ではしっかりと勉強していき単位を落とすことのないように。

高校の先生が言いたいことはもちろん分かります。
でもちょっと言い過ぎじゃないかという感じもします。

指定校推薦を使ったということは、ある程度日頃から真面目に勉強していい成績を保ってきたということです。

その人たちに、あえてこのように脅す内容を伝える必要があるのでしょうか。
私はもう少しそれぞれの生徒の判断や自由を尊重し、生徒の行動を信用してくれてもいい気がしています。

もともと高校全体に指定校推薦を良いと思わない雰囲気があるように感じていました。
指定校推薦が決まってからというものの、自分が高校の中で圧倒的マイノリティになり、そもそも存在自体がスルーされているように感じました。

授業は当たり前ですが受験を控えた大多数の生徒に対して行われ、推薦が決まった生徒へのフォローは全くありませんでした。すごい孤独感を感じていたことを覚えています。

①から④を振り返って

すごくネガティブに当時の高校生活を書いてしまいましたが、指定校推薦で進学したことは全く後悔しておらず、むしろ本当に良かった、ラッキーだったと思っています。そして高校の先生方にはものすごくお世話になっていて、大好きな先生ばかりでした!(否定的に書いてごめんなさい~!)

現在私が関心があるのは、推薦等で早いに進学先が決まった高校3年生が実際に大学や専門学校に進学するまでの時間をどのように過ごすとより有意義なものになるのだろう、という点です。

私の場合、大学からは観光を学ぶにあたっての推薦書籍一覧と英語の課題が郵送されてきた記憶がありますが、実質半年もの自由な時間はより有効に活用しないともったいないと思います。

特に、高校生が大学で何を学びたいか、何をしたいのかというイメージを膨らませる経験や機会が必要だと考えています。そのような機会を現役の大学生が高校生に提供できないものか、ということを検討しています。


以下に、箇条書きで出来事をまとめておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


出来事を時系列で表すと

<2017年9月>
・高校の文化祭終了
・指定校推薦の校内選考通過⇒基本的に立教の観光学部への進学が決定

<10月>
・中間テストの勉強
・志望理由書(600字)の準備をする

<11月>

・立教の観光に出願
・立教の学園祭に行く(池キャンも座キャンも行きました)
・個別指導塾で塾講師を始める

<12月>
・合格発表⇒正式に立教の観光学部への入学が決定
・世界遺産検定(3級)を受験

<2018年1月>
・センター試験を受ける
・学年末テストの勉強をする

<2月>
授業が全て終了、自宅学習期間に突入
・学習支援の学生団体に参加する
・居酒屋のランチのアルバイトを始める。塾講師と掛け持ち
・「国際理解セミナー」に参加する
・通訳ボランティア養成講座(全3回)に参加する

<3月>
・卒業式
・部活の友達と卒業旅行に行く
・学習支援教室のボランティアをする

関連リンク

・世界遺産検定 https://www.sekaken.jp/


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