観光学部生インタビューvol.8|はじめん|観光学科3年
「観光学部生インタビュー」の第8弾!
協力してくれたのは、英語の授業で仲良くなったはじめんです!
〔演劇サークルの公演で主役を演じてました!〕
(私も見に行きました~!)
=========profile=========
名前:はじめん
出身:東京都三鷹市
所属:観光学科3年(2020年度現在)
ゼミ:小野ゼミ
サークル:劇団warbler, NBA
好きなこと:ジャグリング、読書、旅行
はじめんは、大学1年からオープンキャンパス(OC)のスタッフをしています。
今年はOCもオンライン開催でしたが、はじめんが学生生活について話している動画がYouTubeにアップされています。是非こちらもご覧ください!
▼【立教生によるトークライブ】新座 学生生活編
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theme1 観光学部について
Q1 最初に「立教大学 観光学部」を選んだ理由を教えてください!
観光学部に興味を持ったきっかけは、僕自身旅行が好きだからです。
観光学部について調べてみると、歴史や文化、ビジネスや法制度など幅広い分野を学ぶことができると分かり、色んなことを学べる学部に進学したいと考えていた僕に合っていると感じ志望しました。
高校1年で参加したオープンキャンパスでは、観光学科の東先生の授業を受けたことを覚えています!
Q2 時間割を見せてください!
時間割のこだわりポイントを教えてください!
(3年秋学期)
3年の春学期を通じて、就活の予定が平日に入りやすいと感じたため、今学期は木曜、金曜を空けるように時間割を作りました。
オンライン授業で良かったことは、オンデマンドの授業が増えたことです。
自分の都合に合わせて勉強することができるため助かります。
卒業にはあと4単位取得すれば十分ですが、来年は追加で英語の授業を受けたいと考えています。
学外で英語を学ぶと費用が高いため、大学に在学している間に少しでも英語を話す機会を作りたいと思っています。
英語を話す人との距離が近いことは大学の魅力だと感じています!
Q3 これまで履修した中で一番印象的だった授業はなんですか?
<オススメ①>
「日本の『多文化』政策を問い直す」という授業です。
この授業では、出稼ぎ労働者の子供たちや外国人労働者、在日コリアンの実態など、日本のシビアな社会問題を扱います。
印象深かったことは「在日コリアンの問題」について、韓国からの留学生と一緒に調べ、議論したことです。
日本と韓国双方の立場から「日本人の反日感情はなぜ存在するのか」などを考える中で、同じ世代でも育った環境が違えばこんなに考え方が異なるのかと驚くこともありました。
少し話しにくいトピックについて意見を交換できたことは、とても大学らしい学びだと感じました。
▼「日本の『多文化』政策を問い直す」シラバス
<オススメ②>
もう一つは、GLP(グローバル・リーダーシップ・プログラム)です!
1年生のときは受講生、2年では授業のSA(Student Assistant)として関わりました。
この授業では、企業から提示された課題を解決するビジネスプランをグループごとに作成し、その過程で「リーダーシップ」について考えます。
授業外の時間でも作業を進める必要があり、22時まで大学に残ることや逆に土曜の朝8時から集まることもあり、かなり大変でした。
予選を通過し本選に出られることが決まったときは本当に嬉しかったです。
春学期の授業が終わったときに振り返ってみると、3か月で色んなことを知り経験し、前の自分とは違うという感覚がありました。
「この時の感覚を後輩にも伝えたい!」
「自分自身もまたこの授業に関わりたい!」
と思い、2年生ではSAとして授業運営に関わりました。
僕がSAをして良かったことは、受講している学生の多様な考え方を知ることができたことです。
SAの仕事の一つに、提出物のチェックやフィードバックがあります。
その提出物を見ると、受講生22人の22通りの考え方を知ることができ、こういう考え方もあるのか!という気づきに繋がりました。
受講生のサポートがSAの仕事ですが、受講生から学ぶことも多かったと思います!
〔SAとして話している様子〕
▼GLPについて(立教大学HP)
https://www.rikkyo.ac.jp/education/glp.html
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theme2 ゼミについて
Q4 所属しているゼミと、選んだ理由を教えてください!
所属しているのは、小野ゼミです。
僕は風景が好きなので、風景から地域や人々のなりわいを分析することが自分に合うと感じ選びました。
風景が好きという人にオススメです!
Q5 ゼミではどのようなことに取り組んでいますか?
3年春学期は、国立公園や文化財制度について、どのような計画に基づいて景観が保全されているのか、計画図などを分析し調査しました。
僕は、大山隠岐国立公園と倉敷の伝建地区を対象に調べました。
国立公園はゼミ生一人ずつ異なる場所を調査したので、かなりマニアックだったと思います。笑
秋学期は、東京都内でかつて海が見えたはずの場所を地図にまとめ、その周辺を巡るお散歩マップを制作しています。
僕のグループは、ニコライ堂や神田明神など、古くから残る魅力的な建物をピックアップし掲載する予定です。
景観を勉強していると、観光をしているときも勉強した知識を用いて風景を見るようになります。
街の見え方が変わり、風景から土地のバックグラウンドを知ることができ楽しいです。
友人に「こういう規制や計画に基づいて作られているんだよ」と話したときにも、「へ~!なるほど!」と良い反応を返してもらえ、嬉しいです!
〔お台場でのフィールドワークの様子〕
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theme3 大学生活について
Q6 大学生活で印象深い思い出やエピソードはありますか?
大学2年のとき、1か月オーストラリアに語学留学に行きました。
印象深い出来事は、「マッカーサー・ミュージアム」という博物館に行き、第二次世界大戦に関する展示を見たことです。
英語で書かれた戦争資料は、それまで僕が日本で見ていたものとは表現が大きく異なっていました。
日本の特攻隊の突撃を受けた方や、学芸員の方とも英語でお話しし、同じ出来事でも立場が違えば考え方も違うと肌で感じました。
留学に行って良かったことは、単純に語学力が向上したというよりも、英語を通じて自分が知る世界が広がったことだと感じています。
〔マッカーサーミュージアムの展示物〕
〔1人で街を散策したときの様子〕
また、僕は「東京学生エスコート」という団体に所属し、修学旅行で東京を訪れている中高生の付き添いボランティアをしています。
1日行動を共にしていると中高生も心を開き、入試の悩みなども話してくれます。
今年は、残念ながら新型コロナの影響で受け入れができませんでしたが、現在新メンバーを募集しています。
興味がある方はInstagramをチェックしていただきたいです!
▼東京学生エスコート(Instagram)
https://www.instagram.com/__.escort.__/?hl=ja
Q7 大学在学中に挑戦したいことや将来の目標があれば聞かせてください!
将来は地方のまちづくりに関わりたいと思っています。
大学2年のときに、和歌山にインターンに行ったのを機に地方に関心を持つようになりました。
観光を学んでいる立場から観光地を見ると、あと少し変えたらもっと上手くいきそう、なんだか惜しいと感じることがあります。
とはいえ、今の僕にはwebデザインや企画力などのスキルもありません。
地方の人口が減少している現状を踏まえると、1人の人が多くのスキルを持っていたほうがいいと考えています。
まずは都市部で働き、様々な知識を身につけ地方の課題を解決できるようになることが目標です!
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観光学部を考えている高校生へメッセージ
「〇〇大学を目指そう!」という長期的な目標よりも、あまり深く考えず身近な目標を立てたほうがモチベーションが続くと思います。
僕は、勉強ができたほうが隣の女の子に教えたときに喜んでもらえる!と思い、「好きな子にアピールしたい!」という気持ちをモチベーションに変え勉強していました。結果的に成績は上がりました!笑
大学受験の勉強は大変だと思いますが、大学では高校と比べものにならないほど世界が広がります。
それを楽しみに勉強を頑張ってほしいです!
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編集後記
ここまでお読みいただきありがとうございます!
はじめくんのインタビューはいかがだったでしょうか?
「観光学部生インタビュー」でお話を聞かせてもらっている友人は、元から面識があり、かなり話したことのある人ばかりですが、
改めて話を聞くと、え、そんなことをしていたの?という驚きや発見が毎回あり面白いです。
観光学部の学生は、他学部の人と比較して、勉強やサークル、アルバイト以外に、ボランティアやインターンなど自主的に学外の活動に関わっている人が多いという印象があります。
活動的で好奇心旺盛な人が多いことは、観光学部の魅力だと私は自負しております!
ところで、
自分の大学生活について、大人の方、特に私の父親世代の人に話すと、
「最近の大学生はなんだかすごいね」
「自分が大学生の時は、飲んでばかりだった」
「今どきの大学生は飲み会とか合コンはやらないの?」
と言われます。(みなさんもそのような経験はないですか?)
昔を知らないので比較はできませんが、確かに、私が高校生のときにイメージしていた大学生より、周囲の友人はみんな多忙で、お酒を飲むことや恋愛をすることに時間を割いていないように感じます。
むしろ、「飲んでばかり」という大学生は、何もやっていない遊んでいる人として批判的なまなざしを向けられているような気がします。
確かに、色んな活動をする大学生活は充実していて、やればやるほど世界が広がっていく感覚があり楽しいです。
けれど、色んなを活動をするあまり、時間がある「はず」の大学生は働く大人並みに多忙でやることに追われ、お酒を飲みながら友人と語り合うような時間が失われてきていると感じます。
かつての「飲んでばかりの大学生」から、「超多忙な大学生」が急増した背景には、
就活や将来への不安、高校生までのコミュニティの狭さ、社会と接することへの渇望など、様々な要因があると考えています。(もはやいわゆる「意識高い系」大学生は、少数派ではなくマジョリティだと感じます。)
私も大学3年の冬を迎えた今、残りの大学生活をどのように過ごしたいのか、改めて考えなくてはいけないと感じています。
友人と語り合う時間、他者の声に耳を傾ける時間、を大事にしたい。
この文章を書きながら、そう思うようになりました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
引き続きよろしくおねがいします!