声喩法を用い、キャンパスの4月の様子を伝える
交流文化学科の科目に「観光文学4(トラベルライティング)」という授業があります。
毎年人気の授業で、他学部からの履修者も多いようです。確かに、観光学部の他の授業に比べると取っつきやすい内容だと思います。
授業内容はシラバスによると、
ICTの発達により旅行記事を表し,発信する人々が増えているが,トラベルライティングの知識を得て旅の表現を学び,発信することは,自らの旅の楽しみを増大させるだけでなく,他の人々を旅へ誘う要素とも成り得る。旅の構成要素を分解し,それぞれの基礎知識と表現を紹介した上で,それらを魅力ある表現としてまとめられるよう講義するとともに,トラベルライティングの活用事例を紹介する。
とのこと。
自らの旅行経験を表現すること、発信することに重きを置く観光学部の授業は他に思い当たらず、この授業が人気であることも納得です。
授業終了後にはその日習った修辞法を用いた文章をリアクションペーパーとして提出します。
今日の課題は、
声喩法を用い、キャンパスの4月の様子を伝える
でした。
私の理解では、声喩法は「心臓がドクドクする」「雷がゴロゴロなる」「もふもふしたぬいぐるみ」など擬声語や擬態語(オノマトペ)のことを指します。
私が課題として書いた文章の中でも「ふわふわ」「さらさら」「キラキラ」「きょろきょろ」など声喩法と思しき言葉を必要以上に乱用しました!笑
この下には、私がつい先ほど、締め切りの23時の「1分前」に提出し終えた課題の文章をコピペする形で載せています。
もっと明るい調子の文章を書けたらいいのですが、最近は文章を書くとどれもこれも暗くなる傾向にあり困っています。
この4月のキャンパスの雰囲気と、新歓についての話です。
私は、今年度で大学4年になりました。授業をほとんど取っていない友人が多い中、私は今学期も20単位ほど履修し月、火、木曜に授業があります。4月の対面授業が実施されていた時期は週3回ほど新座キャンパスに通っていたことになります。
2021年4月、キャンパスはコロナ前と少し変わっていました。各教室前にはアルコールが設置され、廊下には季節外れの扇風機。授業の開始と終了を知らせるチャイムの後には、感染予防を呼びかけるアナウンスが追加されていました。日本語だけでなく英語でのアナウンスもあり、私はキャンパスなのに駅や空港にいるのかと錯覚する事態に陥りました。1年ぶりの大学は、コロナを経て何かが変わっていました。
4月といえば新歓の時期ですが、やはりここにもコロナの影がありました。感染予防対策のため新歓は予約制でオンラインの併用が推奨されました。キャンパス内での声掛けや勧誘は禁止。各サークルに屋外のブースや教室が割り当てられ、訪れた1年生に対して説明を行うような形が取られました。
私が大学1年生だったときは、キャンパスに入るなり、「1年生ですか?〇〇〇に興味ありませんか!!!」と部活やサークルに勧誘する先輩から声を掛けられ囲い込まれました。当時の私は、そのような勧誘がしつこいのを嫌っており、どうにかして先輩に捕まらないよう教室に向かおうとするのですが、必ず途中で声をかけられました。そういうことも今年は起こりえなかったのです。私は、居酒屋の客引きのような新歓の勧誘スタイルが好きではありませんでしたが、コロナによりそれが制限されると、突然、それは大学らしいカルチャーだったと尊さを見出すようになりました。コロナを通じて以前は何とも思っていなかったことや否定的だったことに対して価値や意義を見出すということは増えたように思います。
1年生だった私は、新歓で声をかけられる際「どうしてこの先輩は私が1年生だと見抜くのだろう」と不思議に思っていましたが、自分自身が4年になった今、1年生を見抜くのはそう難しくないと気づきました。1年生は、圧倒的に目立つからです。パステルカラーのふわふわした春らしい服装、染めたばかりのつやつやした茶色の髪の毛、不安と期待で溢れるキラキラした眼差し、教室の場所が分からずきょろきょろする様子。「1年生らしさ」を象徴するものは数多くあります。コロナ禍で入学してきた今年の1年生や2年生は、色んな困難や苦しさに直面していると思います。その中でももがきながら充実した大学生活を送れること私は願っています。
「観光学部の授業を何か取ってみたい!」という他学部の友人の声をよく聞きます。
この授業は他学部の人が取るには、ハードルが低い授業だと思います。
是非、気になった人は来年度履修してみてください!
この授業のシラバスはこちらからご確認いただけます!
▼観光文学4(トラベルライティング) シラバス