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指定校推薦を利用した理由

私は、今所属している立教の観光学部に、指定校推薦を利用して入学しました。

先日、高校の後輩から、同じ立教の観光の指定校推薦の枠が取れました!という連絡がありました。

事前に少し相談を受けていたこともあり、とっても嬉しい報告でした!

そのとき、ふと、
「あれ、私って指定校が決まってから卒業するまで何していたんだ?」というハテナが頭に浮かんできて、この記事を書き始めました。

今回は、自分の振り返りを兼ねて、なぜ指定校推薦で進学したのかについて書こうを思います。

なぜ指定校推薦で進学したのか

「観光学部」というのが少し珍しいということもあり、

「どうして観光学部に入ったの?」「なんで観光にしたの?」と聞かれることは多くあります。

私はもともと、国立文系志望だったため、指定校推薦は考えていませんでした。
高校1年生のときは部活を言い訳に勉強していなかったので、赤点も取るし、評定も当たり前ですがよくありませんでした。

高校2年になり、ある時「やる気スイッチ」が入り、その後は定期考査もきちんと対策して取り組んでいたので、最終的な評定は平均より少し良いくらいの評定になりました。

また、私が所属していた高校は文化祭に対して注ぐ熱量が半端ではなく、高校3年の夏は朝から晩まで文化祭準備をしていました。

言葉通り朝から晩でした。

そうすると、予備校に行っていなかった私は決定的に勉強時間が足りず、また勉強の質も悪く、

「あれ?私、浪人しないと大学に行けないのでは?」

という状況に、9月の文化祭が終了してから気がつきました。

そのとき、救世主のように募集が始まったのが「指定校推薦」でした。


なぜ「立教の観光」を選んだか

私は高校三年生になっても、何を勉強したいのかわからず、

数字やビジネスは苦手だから、経営や経済は違うな~
何となく社会学って何でも学べそうだな~
英語勉強したいし海外行きたいから国際系かな~

というようなフワフワしたイメージや考えから志望校を決めていました。

指定校推薦を使って大学に行こうと考えたとき、いくつか候補に挙がった大学のHPを見ました。

立教の観光学部のHPを見ると、

観光学部で学ぶ内容の説明にはこのように書かれていました。

観光学部では、観光を「ビジネス」「地域社会」「文化現象」の3つの切り口を軸に総合的に学びます。また、経営学、経済学、地理学、社会学、人類学などの幅広い専門分野を身に付け、複雑化する観光を多面的に分析する力を養います。

「総合的」「幅広い専門分野」「多面的」

おお!なんだか何でも学べそう!という印象を受け、

今は何がやりたいかわからない。けど、立教の観光なら幅広く色々学べるだろう!、という考えに至りました。(実際そのように思います)

これが、立教の観光を選んだ理由の一つです。


もう一つ、立教の観光を選んだ理由は、

2020年に予定されていた東京オリンピックの存在です。

観光に特別な関心を持っていなかった私でも、外国人の観光客が増えていることやオリンピックをきっかけに観光が大きく変化するということは感じていました。

大学3年次が2020年か。オリンピックに関連した調査ができそうでいいな。
そのような気持ちから、観光学部を選んだのが理由の2つ目です。

指定校推薦に必要なこと

私が高校3年生だった当時(2018年度入学)は、観光の指定校推薦枠は、

●評定平均が4.0以上
●英検2級以上

上記2つの基準を満たしていると校内選考に出すことができました。

校内選考を通ってしまえば、あとは、600字の「志望推薦書」を提出すると、無事入学が決まります。

何とあっさりしているのでしょうか!!

あっさりしすぎていて、両親も祖父母も

え?もう大学決まったの??

というようなリアクションだったことを覚えています。

▼当時の志望理由書の下書きと思われるものが出てきました。

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学内選考を通ったのは9月末で、12月頭に正式な合格通知が大学から届きました。

指定校推薦の場合、学内選考を通れば基本的に不合格ということはありません。そのため、私は9月末の時点で受験勉強から解放されていたことになります。

もちろん、指定校推薦を利用するためには、それなりにいい評定を保つ必要はありますが、日頃から勉強するだけで大学が決まる、というのはやはり楽なように思います。

注意書きですが、指定校推薦のシステムは高校によって異なります。

私の妹が通う私立高校では、第一志望と合致していない限り、指定校推薦を使うことはできないようです。

高校の意図も理解できますが、そこには生徒が進路を選択する自由が与えられるべきでなないか、と妹の話を聞くと思います。


振り返ってみて

高校3年の自分を振り返ると、

学びたいことが分からず、ただ優秀な大学に通いたいというモチベーションで勉強していたことを思い出しました。

学びたいことが分からないまま入学した私は、いろんな出会いやきっかけのお陰で、勉強が楽しく、充実した大学生活になっています。

指定校推薦もバカにできないなと改めて思います。

ただ、大学で学びたいこと、やりたいことがある状態で進学するに越したことはないと思います。

高2の妹は、今まさに何を勉強したいのか、興味があるのか分からず学部選びに苦戦しています。

どうしたら高校生活の中で学びたい!と思えるものに出会えるのか

そのきっかけとなる機会を大学生が作ることはできるのか

これから考えたいと思います。

また、受験や高校、大学について書くということは難しい上、リスクがあると感じながら文章を書いています。

どこまで詳細に書いていいのか、あるいはどんな情報や経験を高校生が知りたいと思っているのかが、分かりません。

多少不安ではありますが、ここに書くことが誰かの参考になり、自分の頭の整理にもなるだろうという願いを込めこれからも書いていきたいと思います。

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