観光学部生インタビューvol.1|ひとえちゃん|交流文化学科3年
こんにちは!立教大学観光学部3年の江上ふくです!
今回は、ずっと書きたいと思っていた「観光学部生インタビュー」の第一弾です!
記念すべき初回をお願いしたのは、同じくエスニック料理好きの、ひとえちゃんです!
==========profile===========
名前:ひとえちゃん
出身:東京都世田谷区
所属:交流文化学科3年(2020年度現在)
ゼミ:文化人類学系
theme1 観光学部について
Q1 最初に「立教大学 観光学部 交流文化学科」を選んだ理由を教えてください!
私の場合、高校生の時から「何となく大学に進学する」とか「何かの職業のために大学に行く」というよりも、「大学に行って勉強したい!」という想いが強く、勉強したいこともはっきりしていました。
「宗教」「文化」「ジェンダー」などに興味があり、大学の学部案内に掲載されているカリキュラムを見て、気になるキーワードにマーカーを引きました。その時に引っかかるキーワードが多かった学部や学科を中心に受験し、最終的に進学したのが、今所属する立教の観光学部交流文化学科です。
他には、社会学部や国際系の学部などに関心を持っていました。
「法学部」や「社会学部」など学部の名前で選ぶのではなく、自分が関心のあるキーワードから洗い出して学部選びをするといいと思います!
Q2 時間割を見せてください!
時間割のこだわりポイントを教えてください!
(大学3年次 春学期の時間割)
1年生の時までは空いているコマを埋めるように時間割を組んでいましたが、2年生以降は何を勉強したいのかがより明確になり、自分の意思をもって時間割を組むようになりました。
私は、「他人」(ひと)に関心があるのでそれに関連する内容の授業を多く履修しています。
他学部ですが「映身」*の授業も多く取っています。
ココがすごい!ひとえちゃんの流儀
「必修など、やむを得ず履修した授業に一つでも不本意なものがあれば、一つ興味がある授業にもぐる」
作業的に単位を取得し、卒業するのが嫌だ、と話すひとえちゃん。
単位にはならない授業でも、自分が興味があるものは授業を受けていたそうです。(いわゆる「もぐり」)
そしてリアクションペーパー*まで提出していたというから驚きです。
現在はオンライン授業になり気軽に「もぐる」ことができないようですが、このように学びへのエネルギーに溢れている友人がいると刺激になります。
<用語>
*「映身」
「現代心理学部 映像身体学科」の通称。えいしん、と呼ばれている。現代心理学部は、新座キャンパスにある3学部「観光」「現代心理」「コミュニティ福祉」の1つ。
*リアクションペーパー
主に授業終了後、授業の感想や自分の考えを書いて先生に提出する紙。通称、「リアぺ」と呼ばれる。現在はオンライン授業になり、紙ではなくGoogleフォームやWordファイルで代用されている。
Q3 これまで履修した中で一番印象的だった授業はなんですか?
1年生の秋学期に履修した「映像の思想」という授業です。
この授業は、「映画」を中心とした授業で、映画を見た後先生がその解釈を説明してくれます。
また、その先生は色んな学生のリアクションペーパーを紹介してくれることが多くあります。自分が書いた内容と全く異なるものを紹介されると「同じ映画を見たはずなのに、こんなにも目に付くこと、考えることが違うんだ!」という発見のある面白い授業でした!
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theme2 ゼミ*について
Q4 所属しているゼミと、選んだ理由を教えてください!
所属しているゼミは、文化人類学系のゼミです。
私は「他人」(ひと)に興味があるので、自分でない他者をについて学ぶ「文化人類学」に関心がありました。自分が興味を持っているものとゼミの内容がマッチしたこと、そして先生のすてきな人柄がゼミ選びの決め手となりました。
もちろんすぐに決まったわけでなく、選考の締め切り直前まで悩みました。
就職したときの実用性を考えるとマーケティングもいいかもしれないという思いもありました。最後は、「卒業してから使えるスキルは卒業後に身につければいい!今は興味のある大学でしか勉強できないことを学ぼう!」と思い、今のゼミを選びました。
<用語>
*ゼミ
正式名を「演習」といい、観光学部では1年秋に選考があり2年次からゼミが始まる。必須ではないものの、多くの学生がゼミに所属する。先生によって研究内容や雰囲気が大きく異なるため、学生はかなり悩んでゼミを選ぶことになる。
Q5 ゼミではどのようなことに取り組んでいますか?
2年生では「映像」や「写真」から他者を観察すること、3年では「身体」をテーマに学んでいます。
はっきり言って観光学部らしい内容ではないです!笑
ただ、人類学の「他者と交流する」こと、「他者を理解しよう」とする視点は観光とは無関係ではないと思います。
よくわからないことを1度受け止めること、それに意味があるかもと考えることが大切だと考えています。
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theme3 大学生活について
Q6 大学生活で印象深い思い出やエピソードはありますか?
大学に入ってから、フットワーク軽く色んなことに挑戦し、その一つ一つがいい経験になりました。
私立文系の学生には「ひま」(自由)があります。
その「ひま」にどう対処し、有効活用するかが大切だと思います。(ひとえちゃんいわく、「自由をどのようにマネジメントするか」)
趣味をして過ごすこと、ゴロゴロすること、遊ぶこともいいですが、いつかは飽きてしまうと思います。その時にどう動くのか、潜在的に持つエネルギーをどのように使うのかが大学生の本領発揮すべきポイントだと考えています。
ココがすごい!ひとえちゃんの海外旅行歴
観光学部1年生向けの「早期体験プログラム」(現在のグローバル・スタディ・プログラム)が初めての海外経験だったひとえちゃんですが、その後何度も海外に訪問しています。
1年8月 早期体験プログラムでインドネシアを訪問
9月 幼馴染み3人でタイ女子旅
12月 弟とオーストラリアを旅行
2月 ボランティアサークルでインドを訪問
2年夏 女子2人で韓国を旅行
12月 サークルの友人とドイツを旅行
今年2月にもモロッコに行く予定だったそうですが、新型コロナウイルスの影響でキャンセルすることに。
それにしても2年でこれだけ多くの海外経験を得たというのは、観光を勉強する上でも間違いなく役に立つ経験で、アクティブに動いていたひとえちゃんには驚くばかりです。
〔↑アユタヤ駅のプラットフォームから〕
〔↑ベルリンに向かう電車の車窓から〕
Q.7大学在学中に挑戦したいことや将来の目標があれば聞かせてください!
最後の1年では、観光に実践的に関わることに挑戦したいと考えています。これまで観光学部に所属し学問として観光に触れることはありましたが、実践的な場で観光と関わる機会はありませんでした。
これからも色んなことに挑戦する中で、自分が得意なことを探したり、できることを増やしていきたいです!
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観光学部を考えている高校生へのメッセージ
観光学部で学んだことはどんな場面でも活かすことができます。ホテルや旅行会社で働きたいから観光学部に入ろう、というような理由がなくても大丈夫です。ピュアな好奇心で観光学部に入っても得られるものは多いのでおすすめです!
「観光学」は社会学や法学などのアプローチの名前とは異なり、「観光」を対象としあらゆる学問の視点から学んでいくものです。1つのものに対して色んな見方があるということは、大学卒業後にも役立つことだと思います。
私は観光学部でよかったと思っています!
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編集後記
今回、観光学部生インタビューの第一弾ということで、インタビューするのも記事にまとめることも初めての経験でした。
ひとえちゃんの話はどれも素晴らしくて、これをきちんと文章にまとめて他の人にも知ってもらいたい!!という気持ちで書きました。
いかがだったでしょうか?
話を聞き私は、ひとえちゃんの大学生活が充実しているのは、学部選びやゼミ選び、時間割選択の際に、自分が素直に勉強したい思っていることを大事にし選択しているからだと感じました。
周囲に流されず、自分の知的好奇心に従って進む方向を決めることで、学びはより深く充実したものになるのだと思います。
引き続き、同じ観光学部の友人や先輩、後輩にインタビューすることで、観光学部の魅力やそれぞれのゼミについて発信していきたいと思います!
ひとえちゃん、本当にご協力ありがとうございました!!
【参考】立教大学観光学部HP
https://www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/tourism/
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