【社員インタビュー】"こだわり"を手から手へ。〜高畠さん〜
経歴
────入社後の経歴
2022年度、新卒で入社。2022年5月から第二製造部に配属となりました。2023年2月にジョブローテーションという、1ヶ月間他店舗を経験するという研修がありました。その際に、現所属である錦糸町テルミナ店で、販売経験を積むことになりました。ジョブローテンション後の4月、正式に錦糸町テルミナ店に異動が決まりました。
入社動機
────船橋屋で働く事を目指したきっかけ
まず結論からいうと、歴史がある中で、先を見据えた事業展開を考えているところです。食品系の企業に勤めたいと思っていて、その中で目を引いた会社が船橋屋でした。くず餅の原料の発酵を活用した特徴的な製造方法や、江戸から庶民に愛されてきた歴史に魅力を感じました。
実際に食べて、歴史や食べ物としての特徴を知っていくうちに、美味しさに惹かれ始めました。深く調べていくと、乳酸菌や発酵食品というところで、今後展開していくという新しい視点にも興味と魅力を感じました。
仕事内容
──── 1日のスケジュール
自分の店舗は基本的に2人体制で1日を運営しています。お店を開ける担当である早番と、お店を閉める担当である遅番です。早番のスケジュールは、出勤後、商品のチェック、レジの確認をします。そして、お店の外観を確認して、お客様をお迎えします。
配送さんから商品を受け取って、陳列作業をします。そして、昼に遅番が出勤となり、販売をしながら、情報共有を行います。遅番は閉店に向けて、締め作業を行います。そして、21時半退勤といった流れです。
────仕事の醍醐味ややりがい
1番の醍醐味は、商品をお渡しした瞬間に反応を直ぐに感じられるところです。錦糸町は亀戸天神前本店から歩いて20分ほどの距離なので、昔からくず餅やあんみつといった船橋屋の定番商品を親しんで買っていただく方が沢山おられます。
船橋屋では口に福と書いて口福(こうふく)と呼びますが、そういった皆様に“口福”を届けられるというのは船橋屋の販売職の醍醐味です。船橋屋への"ラブ"を伝えてもらえることが、凄く幸せな仕事だと思っています。
────手から手へ商品とサービスを届けられる、そして、常連様の感情を直に受け取れるという点は販売職ならではですね!
そうですね。常連さんは沢山いてくださるのですが、もちろん新規のお客様にくず餅という食べ物がどういうものなのか伝えるという事も、1つの醍醐味だと思っています。
────確かにおっしゃる通りで、初めてのお客様へ詳しく くず餅について伝える場所は、店舗が1番多いですよね。実際にお客様からの感謝を頂いたシーンとして、1番印象に残っているのはどういったエピソードですか?
ジョブローテンションの際、若い男性にご来店していただき、あんみつとくず餅、両方買っていっていただきました。帰り際にぽつっと一言、 「彼女の両親に今日ご挨拶に行くので、お土産として買っていく」とおっしゃっていました。そんな話を聞くと、一世一代のイベントに船橋屋の商品を選んでいただくというのは、とても嬉しいし、くず餅を通して応援できることがあるのだと思えました。
その時、やはり船橋屋は誇れるものを売っているのだという自負が増しました。「頑張ってください、 間違いないお味です。自信を持っていってください」と力強く言ってしまいました。
────素敵なエピソードですね。
何より自社の製品を選んでいただいたことが嬉しかったですね。
────船橋屋での自己成長
目的をしっかり自分の中で持つという所で成長できたと思います。自分は製造部にいた時、入社1年目の自分と経歴としてはベテランのパートさん、何十年も船橋屋を支えてきていただいた方と比べて、僕は何もできず、指示出しがうまくできなかったんです。会社の求める目的を理解出来ておらず、また、それを達成するための自分の中で目的を定められていなかったのだと思います。
研修や他の社員の先輩方の考え方、ビジョン会の発表を見ていくうちに、目指すべき場所が、自分の中でも決まりました。目的に向かっていくというプロセスを自分の中で作れたから、パートさんと仕事を一緒に進める中で、上手く連携する事が少しずつ増えていきました。
────そうですね。目標を定めるのが多い会社ですよね。実際にビジョン会という部署や店舗のビジョンを決めるという事を行っている企業は多くないかなと思います。自然と目的意識や目標を定めて、そのために行動するというところが身についていくのかなと思いますよね。
その通りです。研修や社内の取り組みを通して、目的意識をより強く持てるようになったのが成長できたところですね。
────ありがとうございます。1年目製造部を経験されてから、販売部に異動した事で、どのような意識が芽生えましたか?
製造を経験して、販売の前に沢山の工程がある事、こだわっている事を直で目の当たりにしました。だからこそ、販売職はお客様へ商品のこだわりをお届けする立場だという意識が持てました。製造の経験をさせて頂いたことは本当に貴重で、今でも自分の仕事を支える原動力になっていると思います。
プライベート
────ありがとうございます。では最後に、仕事終わりや休みの日などプライベートの過ごし方を教えてください。
趣味でいうと、サッカー観戦ですね。国内のJリーグが好きで、シーズン中は毎週欠かさず観ています。横浜出身なので、横浜Fマリノスを応援しています。そして、早く上がる日は船橋屋を取り巻く東京の下町風景を知りたいという意味でも錦糸町や亀戸を巡ったりしています。
────錦糸町でおすすめのご飯屋さんはどちらですか?
魚介系のラーメンが食べられるお店ですね。初めて食べた時、化学調味料不使用でこんなコクが出るのだと驚きました。
────食品業界で働いていると、外食をした時も、”健康”などの同じの目線で考えがちですよね。
そうですね。それは間違いなく増えた気がします。同じ目線といえば、船橋屋に入社して和菓子自体を更に好きになったので、商品陳列や接客の勉強も兼ねて他ブランドのお菓子屋さんにも行くようになりましたね。
────本日は貴重なお話から素敵なエピソードまで、ありがとうございました。
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