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リアルにイメージできない姿は実現不可能

こんにちは。
今日の題は理想の実現の可不可についてです。タイトルは絶望的ですが、イメージできないことは諦めなさい、ということではありません。
理想の人生に近づくよう、自己実現の基本を知っていただきたいと思います。

辛い現状を抱える方々、「自分にあれが出来れば」「こうなれたら」と成功した自分の姿を想像する事が時々あるのではと思います。

これって、本当に実現する場合としない場合があります。
どこが違うのでしょうか。

答えはタイトルの通りです。

例を出しますので想像してみてください。
例えば、「俺は本当は起業してバリバリ活躍したい、でも他人と関わるのが怖くて外にすら出れない」という状況だったとします。

理想と現実の間には、あまりにもギャップが大きすぎます。
人間は手の届かない目標を一気に達成しようともがくと打ちのめされて闘志を無くしてしまいます。

  • できるはずも無い事をしようとしているので、頑張っても結果が得られないからです。この段階では人間の体で空を飛ぼうとしているのと同じぐらい不可能です。

その結果、焦りと不安・不満が堆積し、うつや神経症的性格傾向が酷くなり日常生活に支障をきたし始めます。

どうすれば目標に近づくことができる?

一気に企業家になろうとするのではなく、イメージできることから始めることです。

これは一例に過ぎませんが、人付き合いが怖くて出れないのであればまずは少しでもいいので外で人とのやり取りを実際にやってみることです。

現代は10年前と違って、人付き合いが苦手でも受け入れてもらえる職場もあります。20年程前は精神科に通っていることすらバレたら居場所がなくなる程、社会全体が精神疾患(とそれによる人付き合い不全)に対して不寛容でしたが今はそうではありません。

精神疾患の方が働けるようサポートしてくれる支援団体や民間の会社も増えてきています。

長年引きこもっていたり人との関わりの無かった人が働く勇気を出すのは並大抵のエネルギーではできませんが、働くということのハードルを下げてみれば案外できてしまったりします。

ハードルを下げるとは、「フルタイム週5出勤や正社員で応募するのではなく、ちょっと社会勉強に出るつもりで週2,3回のバイトでも短時間の派遣でもいいので勇気をだして始めてみること」です。

その職場で人々を観察し、あの人カッコイイと思う人が見つかれば「こういう時あの人ならどうするか」と考えてみたり、態度や発言、考え方を取り入れてみることです。

そして、できそうな部分で実際にその人のように振舞ってみる。
これがとても大切で、これまで他人と関われなかった自分の自己イメージに変化を起こすきっかけとなりす。

働くことの恐怖心は次第に薄れていき、後輩が入って来た時に自分が仕事を教えれば自身を頼もしく思えてきます。
そうすると自然と頼もしく振舞うようになってきます。

気付いたら作業リーダーになっていたという事もあります。

1人で部屋にこもっていてもなかなか変わることはできませんが、目標(重い意味でなくてもいいです)となる人の、取り入れられる部分を取り入れていくことでも人は変われます。

だれもが体験している目的達成の身近な例

仕事や人生の目的と考えるから難しくなるのかもしれませんね。
少し違う視点で考えてみましょう。

たとえばあなたはビッグマックが大好きで、とてもお腹が減ったので今日は何が何でもビッグマックが食べたい!と思っていたとします。

しかし原料不足な時期、店舗の少ない地域に住んでいるあなたはなかなか目的の食べ物をGetすることが出来ません。

ここでどうしてもビッグマックが食べたい!となると次に考える事は何でしょうか?

隣町へ行く、店舗の多い街を調べてそこへ行く、その他、試行錯誤する事でしょう。
そしてめでたくミッション達成!!

このような目的達成はだれもが体験していることでしょう。

食べ物に限らずどうしても欲しいゲームなど、ここで手に入らなければ別の所で!と、何度失敗してもトライを繰り返して目的達成している身近な例です。

この場合どうしてトライを続けられるのでしょうか。
隣町へ行けば、店舗数の多い所へ行けば、手に入る。ということがおおよそ想像がついていて、目的のモノを手にしている自分の姿を”リアルに”イメージ出来ているからです。つまりハードルが低い。

仕事や人生も同じです。
こうすれば目的が達成できるだろうという勝率がある程度高い(ハードルが低い)場合には失敗を繰り返しても目的達成までトライを続けられるのです。

だから高い目標を一気に達成しようとするのではなく、まずはリアルに成功していることをイメージできるレベルにまでハードルを下げて行動することです。

引きこもりは高い目標を持つな。
何もできない人間は人生諦めて底辺にいろ。

と言っているのではありません。順番を間違えてはいけないということです。
志は高い方が良いとは思いますが、ルートを間違えると努力は無駄になり人生は地獄になります。

大きな成功を収めている人はむしろ自分のレベルにあった、手の届きそうな小さな目標を地道にクリアする事を繰り返してきた人です。

一気に大成功しようと焦る
これが一番良くない事だと私は経験上痛感しています。
小さい目標達成を繰り返し、次第にそれが大きくなっていく、それを体験して自分に自信をつけてもらうことを願います。