直近2年程度の棋譜から、矢倉・雁木の戦型で囲い合う将棋のうち、参考になると思ったものを主観的に20局選んだ。
はじめに2018年度頃からプロ棋界で流行してきている三間飛車。本記事では定跡を作成するにあたり、三間飛車vs居飛車(特に先手三間飛車)に関して知識整理のために、気になった局面等についてアウトプットすることを目的とする。 実戦例に関しては実戦例の説明(上)→実戦例の棋譜(下)の順番で掲載。分枝は符号多め。 5筋不突き穴熊の減少かつて三間飛車対策の決定版だったが、トマホークと2枚銀急戦によって減少。トマホークは振り飛車が端歩突き越し+居飛車が5筋不突き穴熊の時に発動できる。
序盤における悩ましい端歩問題と戦型選択について、具体的な局面を挙げて考える。 ▲2六歩△3四歩▲7六歩△9四歩のオープニング5手目に▲9六歩を受けるか否かが焦点。メリットとデメリットについてまとめた。 ▲9六歩に後手一手損角換わり <見解> 後手が僅かに得か。相早繰り銀では基本図に合流せず、通常の角換わりの局面との比較が必要。 一手損角換わりの相早繰り銀を例に挙げる。4, 5手目に△9四歩▲9六歩の交換が入っていない形では下図 B-1どうかという局面。 図 B-1は
知識整理及びまとめ。ココセは可能な限り排除。居飛車視点のため、実戦例は居飛車が指せる変化を主に抜粋し全ては掲載していない。振り直しがあるため、実戦例及び実戦譜は大まかに分類。 実戦例に関しては実戦例の説明(上)→実戦例の棋譜(下)の順番で掲載。分枝は符号多め。 先手居飛車穴熊vs後手四間飛車穴熊■ 5筋不突き穴熊 5筋不突き穴熊は居飛車側の最も理想的な形の1つ。振り飛車側も美濃+△3二銀型などで理想形を阻止する。 ■ 右四間飛車(△6二飛)振り直しに▲6六歩型 テー