日記 無職の親はラーメンを怒る

・ここ一週間、本当に毎日のようにバドミントンしていた。
午前寝て朝ごはん兼昼ごはんを食べ散歩して夕方18時半くらいから21時くらいまでバドミントンをする。午前中散歩して午後聖書の勉強して夕方またバドミントンをする。
私にバドミントンを教えてくれる20歳のKくんに暇あれば「バドミントンしよう」と声かけ教えてもらう。
インターネットで2本で5000円くらいのラケットとちゃんとしたシャトルも買い、ブンブンと振り回す。
こんなにスポーツにハマったのは小学生の頃やっていたテニス以来で、めちゃくちゃ楽しい。
もっと上手くなりたいとばかり考えてKくんのラケットの握り方や手首の使い方を観察する。
私は一体何を目指しているのだろうかという疑問が度々持ち上がる。
楽器は誰かに聞かせたりなど発表の場があるのでそうは思わなかったが、バドミントン……バドミントン……??となる。
それでもシラフになったら負けだと思い、ブンブンと素振りする。やっぱり楽しい。

夜スポーツをするとラーメンが食べたくなる。
今週はKくんと、他の友人たちと2回もラーメンを食べに行ってしまった。カロリー的にはプラマイプラスだろう。
そして火曜日には姉とめんどうだからという理由でスーパーのパック寿司を食べ、水曜日にはこれまた姉と出掛けたついでにマクドナルドで食べた。
私が病気になったのは原因は定かではないが、栄養バランスの悪い偏った食事が原因かもしれないということで、できるだけ良いものを食べろという事もありファストフードの食べ過ぎは良くないという事や、たった1万円しか家に入れていないのに贅沢のし過ぎだと母親に軽く怒られた。
そんな怒られている私を見て、「せっかく楽しみ事を見つけたんだから良いじゃないか」と宥める父。
怒られていることより、2人が私の教育方針で言い合っていること自体が申し訳なくなる。もう私は24歳なのに、そんなことを話させてごめんなさい。
申し訳なさと共に、なんだか愛されているなあと思った。
母はその後怒ってごめんねと謝ってくれたし、私は私でラーメンはせめて週に一回だけにするし、22時を過ぎるときは連絡すると約束して収まった。

これみたいに、親が良い年した子供の教育方針でもめるって、無職あるあるなのかもしれないと思った。
無職って、子供部屋おじさん(おばさん)とも言われるけど、親の脛をかじって生きているから、感情的にも完全に自立することは出来ない。
特に私のように親子仲がなまじ良いと、健康的な生活をおくるために昼食も一緒に手作りの食事を食べたり、散歩や買い物に一緒に行ったり、私に関しては朝起こされたりもする。
子供も精神的にも親に依存にするし、親も親で一人の大人というより、自分が世話している小さな子供として認識する。
そういう相互の認識によって、親は無職のいい年した子供を子供として扱い、ラーメンに行ったことを責めるのだ。(この日記は母親も読んでいるのでここでも謝っておきます。ごめんなさい。本当にお世話になってます。これからもよろしくお願いします。)

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