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「頭のいい人が話す前に考えていること」を読んで:言語化の重要性と共感力のバランス


著者:安達裕哉

頭のいい人が話す前に考えていること」を読みました。

話し方のテクニック論の本は様々ありますが、マインド面から論理的に展開される本は本書が初めてかもしれません。

言語化の力:なぜそれが重要なのか

本書では言語化の重要性を語られています。

言語化とは他人が伝えたいことを明確に理解し、自分の考えを明確に言葉にしておくことです。

本を読んだり人の話を聞いたりしたときに、なんとなく理解したつもりでも、いざ人には説明できないことってありますよね。

言語化が得意な人は、理解した内容を論理的に説明できる能力を持っています。

特に頭のいい人は常に言語化できているため日常会話だけでなく、ビジネスシーンでの交渉やプレゼンテーションにおいても話すのが上手と思われるのです。

相手のことを理解するのは難しい

一方で、本書で語られている「相手のことを理解する」ということは、実際のところ難しいです。

相手の真意を汲み取り、相手の望む答えを出すのは優れた能力だからです。

私の身の回りにも上司の言外の思い、お客さんの求めていることを完璧に汲み取る人がいます。
(私はこの能力が低いです…)

確かに、相手のニーズを理解することは理想的ですが、実際には共感力に個人差があり、すべての人が同じレベルで感情や状況を汲み取ることは難しいです。

特に感情的な場面では、単なる知識や技術だけでなく、共感力や洞察力が求められることもあります。

この本を読むべき人

特にコンサルタントや営業職といった顧客を満足することが第一の人にオススメです。

元コンサルタントの著者が明確に解説している技術は、実務に即しており、他人と話すときに活用できる内容です。

他人と全く話をしない職種はなかなかないでしょうから、そういった意味であらゆる職種の人にも役立つと言えます。

まとめ

物事を分かりやすく言葉にする力は重要性です。

まさにnoteのように記事を書いて自分の学びを言語化していくように、普段からの積み重ねで、磨くことができるのですね。


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