今月から偽閉経モード(手術することにした)
こんばんは
今日は人によっては重いかもしれない、子宮の話
かれこれ20年近く、ずっと婦人科にお世話になっている
どんな経過かというと
生理が重く鎮痛薬が効きにくいレベルになり婦人科受診
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卵巣が腫れていたのと子宮内膜症の診断により低用量ピルを服用
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卵巣の腫れは徐々に治癒
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結婚を機にピル服用中止(だいたい10年前)
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再び生理が重くなり再度婦人科受診
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内膜症治療目的でジェノゲストにより排卵・生理を止める(だいたい5年前)
こんな感じ
もともと妊娠出産については、自然に任せて妊娠したら産む、位の気持ちだった
確実に妊娠できる保証もないのに進んでお金を払って治療をする気になれなかった、というのが当時の本音
あと旦那さんに「なかなか子供できないね」と言われたので「一緒に検査行ってみる?」と聞いたところ返事が否だったのでそれ以上踏み込む気にならなかったのもある
ジェノゲストを飲む前は漢方も試し、ゆっくりではあるものの確実に生理は軽くなり生理痛もほぼなくなり効果は実感した
が、引っ越しにより漢方薬局から遠くなってしまい飲まなくなり、徐々にまた生理が重くなり婦人科に舞い戻り、薬で排卵・生理を止めて今に至る
子宮筋腫は最初の検診から指摘されてはいたものの、毎度経過観察でここまで来た
このたび、引っ越しとともにかかりつけの病院が変わり、紹介状の内容を考慮してMRI検査を受けることに
その結果
子宮筋腫が年々大きくなっていること
数も増えていること
2番目に大きい筋腫が、位置的に不正出血のリスクをはらんでいること
などなどを考慮して手術を勧められた
・手術をしない選択肢もあり
・筋腫だけを取る手術
・子宮ごと取る手術
と選択肢は多岐にわたるので、一度持ち帰ることに
旦那さんに聞いてみたところ、年齢的にも今の生活の状況的にも子供は現実的ではない、と思っている
私ももう来年40だし、万が一旦那さんと死別なり離婚なりして再婚するなんてことがあったとして、その先に子供を考えるかというと、不妊治療受ける気になるかというと、、、
ないよなぁ…という結論に
手術しないなら出血リスクを孕んだまま薬を飲み続ける
筋腫だけ取ったら薬は飲まなくてもいいけど子供を望まないのに毎月生理は来るしまた重くなって薬を飲む可能性もある
子宮摘出より筋腫だけ取る手術の方が大がかり
となると、子宮全摘かなぁ…という気になっているところ
一番大きな筋腫、下腹部をさわればゴリッとした感触があるくらいには存在感があるので、とりあえず手術はする方向に決めた
ということで今月から、手術に向けて筋腫を小さくするための薬を飲んでいる
こちらはジェノゲストとちがって偽閉経状態にする薬
ホルモンバランスが変わって骨などへも影響があるので、6ヶ月しか飲めない薬剤
更年期のような症状が副作用として出るらしい
(30代だとほぼ出ないよとは言われた)
これから半年間、偽閉経モードで手術に備える
これまでの人生の中で一番重い選択を迫られている気がする
が、
思ったほど悩ましくないなという実感
中村うさぎと三浦しをんの対談本『女子漂流』の中で
「2つの選択肢で迷った時、どちらを選ぶにせよ、選ばなかった選択肢に復讐される」
といった趣旨の言葉があり、その時あまり共感できずにずっと覚えているのだけど
この選択を進んだ先に「こういうことか!」となったりするのかなぁ、なんて考えている
後戻りできない選択をした未来に何が待ち受けているのか
淡々と変わらない日常が続くのか
それにある日突然絶望したりするのか
偽閉経モードを体感しながらもう少し考えてみようと思う