宋美玄先生と作る、骨盤底筋ショーツ〈前編〉
![フェリシモ「gokigenLab.[ごきげんラボ]」](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88485357/profile_195c891e238cff03a6e8255e73ff8bb7.jpg?width=60)
骨盤底筋をサポートするショーツを作ろう！
―― 骨盤底筋を鍛えるのはむずかしいということがわかったところで、何かサポートできるグッズを考えたいのですが。
宋先生 そうだなあ……例えば骨盤底筋ベルトは、骨盤まわりをキュッと締め付けるものを正しい位置で使うのはいいし、私も使っているけれど、トイレで着けたり外したりするのが面倒くさいんですよね。あと、必ず伸び縮みするものを使わないと、ずり上がってきて、違う位置を締めてしまうこともあるので気をつけた方がいいですね。
――じゃあ、その構造に近い「骨盤底筋ショーツ」を作ることができたら、トイレがらくで、締める位置も安定していいかも……！
宋先生 うん。だとしたら骨盤の下の位置を横から締める感じがいいかな。ここら辺の大腿骨のつけ根の辺り。
―― ボクサーパンツのように、足にかぶるくらいのイメージですね。横からパワーネットを付けて締める。あと、いざというときのために吸水してくれると安心かも。早速作ってみます！ サンプルができたらはいていただいても？
宋先生 もちろん！
こうして、「宋美玄先生と作る骨盤底筋ショーツ」プロジェクトが発足しました！
サンプルを何度も宋先生に試着していただきました！
gokigen Lab.では宋先生のアドバイスをもとに、何度もサンプル試作を重ね、そのたびに新しい発見がいっぱいありました。その中から、宋先生による2回目のサンプルチェックの様子をお届けします！
―― 今日は、２回目のサンプルチェックです。改良版をはいてみていただいて、いかがでしたか？
宋先生 締める位置はよくなったと思います！ 恥骨から仙骨のいちばん下辺りの位置にパワーネットが来たので、安心感がありました。位置が重要なので、これだと骨盤底筋のサポートにつながると思いますよ。
―― なるほど、位置はOKということで、ひとつクリアですね。パワーネットの締め具合はいかがでしょう？
宋先生 うん、もうちょっと締めた方がええね。もっとサポート力が欲しいな。ここのパワーネットは、もっと強さが出るように工夫できますか？
――もっとですか！
宋先生 うん、骨盤底筋をしっかりサポートすることで “骨盤底筋ベルトを兼ねたショーツ”っていうくらいのホールド感が欲しいんです。上の方は緩くてらくちんでも、骨盤底筋の周りはしっかりホールドするのが大切。そういうタイプはありそうでないんですよ。
――なるほどー。パワーネットはさらなる改良ポイントですね。
宋先生 骨盤底筋トレーニングって、一日中ずっとできるわけじゃないし、骨盤底筋ベルトは、トイレのときに大変だし、ずり上がってしまうこともある。だけどショーツなら簡単だから、重い物を持つ職業や立ち仕事などで腹圧が常にかかっている人にも、若いうちからすすめられるようになると思いますよ。
―― 若い人も意識してほしいと。
宋先生 骨盤底筋ケアは、若いうちから意識してほしいと私は思っています。立ち仕事が骨盤底筋に影響するとか、ふだんはあまり考えないでしょう。それが、毎日ものだったら自然と意識できるし。
あと、立つときも座るときも、姿勢ってすごく大事なんです。姿勢によって骨盤底筋への腹圧のかかり方が変わってくるので。パワーネットで骨盤底筋の場所が締められると、自然と正しい姿勢の意識づけにもなりそうですね。
―― 姿勢の意識にもつながるといいですね。ショーツの形はいかがですか。
宋先生 私はいつもローライズを愛用しているから、股上の深さはもう少し浅めでもいいかなと思ったけれど、はき心地は人それぞれだから迷いますね。
―― いつもローライズをはいている方は少し深めに思えるかもしれませんね。股上の深さは、どのくらいがよいかお客さまにアンケートしてみたいと思います。
インスタグラムを使ったアンケートで、股上の深さとカラーが決定
……ということで緊急企画！ はき心地や気分にかかわる股上の深さとカラーを、gokigen Lab.のインスタグラムでアンケートしてみました。急なアンケートにもかかわらず、ご回答いただきありがとうございました。
■gokigen Lab. インスタグラムアンケート
Q1. 好みは深ばきタイプ？浅ばきタイプ？
Q２. 色の好みはブラック？グレー？
こんなふうに、何度も改良を重ねた骨盤底筋ショーツ、いよいよお披露目します♪